月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ164 2013/2/4 23:08

▼彩 愛 美D
窓  雪
 
窓で吹雪いて行く 雪のせいで
何を話していたか 解らなくなった
今夜はちゃんと 話をしようと
想っていたのに 次第にズレて行く

日々の暮らしの中で気遣う想いが何時か
言いたい事も言えないようになっていた

窓雪の中で 何を想うの?
あなたと歩いてきた道も消えて行く
何一つ残さずに 埋め尽くして
綿のように白い明日を 覗かせていた


あなたとは違う 別の友達は
まるで恋とは無縁の 人なんだけれど
気兼ね無く何でも 話が出来て
遠慮しないで 本音が言える人

何も気を遣わず不意に想い伝わる
空気みたいにただそこに居てくれる人

対比なんて出来はしないけれど
この頃ふと考えてしまう事がある
何一つ迷わず あなたとこのまま
窓雪の白い明日を 歩いて行けるのかな


過去も未来も何も見えなくなる時
何を信じて歩き出せばいいと言うのかな


窓雪に揺れる部屋に一人で
あなたを想い探し伸ばした手の中で
白く溶けて行く 雪の雫
夜明け空に今日の道を 輝かせて


*SONG for 和  音
 
 
2013/2/4 23:08

▼彩 愛 美D
Year End
 
今年最後のケーキに ナイフを通して
この一年を振り返って circle talk
いい事ばかりあった訳では無いけれど
みんなで順に 語り明かそうよ

冷たい雪が窓に 叩き付けられて
やがては温かい水に戻るように
辛さも何時かは 和らいで行くもの

何があっても どんなに遠く離れても
ずっとこんな風に 逢えたらいいよね


ネオンシグナルの瞬き ケーキのcandle
ムードを高めるアイテム treeを巡る
想い出train レールを敷き詰め切り返して
幾重にも分かれ 話は拡がる

明日を気にしないで 夜を費やして
尽きる事も無く 言葉に溺れる
朝を迎えるのも 惜しいと想う程に

覚めない夢が ずっと続くといいのに
気の合う友達と 居られる喜び


長い夜だって 短く感じられる一夜に
静かに降る雪も 温かく想えて
眠りさえ忘れていたなんて


年が替わって それぞれの新しい毎日
それでも変わらず 友達で居たい


*SONG for 沢嶋 メロン
 
 
2012/12/21 23:12

▼彩 愛 美D
雪の花の中で
 
水銀灯が ポツリポツリと
道標を示すように 燈し始める頃に
想いを封じ込めた 白い
雪がフワリフワリと 落ちて来る

また今年も終わって行くと感慨深く
物淋しい言葉になってしまうけれど

この一年が特別な何かじゃないけれど
また来年も同じように一緒に居られたら
いいねと強く降り出した雪を避けるように
肩を抱き締めて 歩き出した


白座標に 示す想いは
一番大切な人へ 届けと手を合わせて
星の導くままに 願い
飛ばす雪空を越え 彼方まで

息玉も凍る寒さに より熱くなる
胸の内の真実 はっきりと解る

赤や青や緑に染まる 雪の花が舞う空
穏やかな顔で肩を並べ 一緒に見続けた
深々と冷たいはずの雪も暖かくて
街に溶け出して 絵になるのね


コートよりもずっと暖かい想いに抱かれて
この街の事がもっと大好きになった


もどかしい速度も とても心地良くて
雪の咲く花畑の中 一緒に生きている
この瞬間を抱き締めて今キスで語る
これからの二人 幸せ描く

*SONG for 古和泉 恋華
 
 
2012/12/17 22:21

▼彩 愛 美D
Candy Candle
 
ゲームのような 恋ばかりを続けて
何時ものように 最後は泣きじゃくって
恋に恋をしている 子供の恋のままで
何時になれば 大人になれるのだろう

留守電メッセージのように 繰り返す
同じ恋愛ごっこに 浮き沈みしている

birthdaycakeの上のcandy candleのように
甘くて最後まで 食べられるように見えて
それでも心に火を 灯してはくれない
所詮は見せ掛けだけの イミテーション


散り際の花から 目を背けていた
きれいな時の 花だけを愛していた
恋も同じように 美味しい所ばかりを
それ以外は 見て見ぬ振りをしていた

伝言ゲームの 好き勝手な解釈
ちゃんと恋と向き合って見てなかっただけ

色鮮やかに着飾ったcandy candleのように
見た目の派手さに気を取られて中身までは
確かめようとしないまま 恋をして
芯の無い脆い恋に 落ちて行くのね


全てが溶けてしまうまでの速度に合わせて
未熟な恋の幕引きだとでも言うのね


水飴を固めて造るcandy candleのように
想いを集めて 頭の中で描く恋
そんなに理想通りに 事は運ばない
甘さだけでは恋の火を 灯せないの


*SONG for 麻  美
 
 
2012/12/14 23:11

▼彩 愛 美D
Snow Affection
 
snow 街はcakeのように
白くトッピングされて行くのね
snow この胸に閉じ込めた
想いをこのまま 春が来るまで

重く白い息が 凍り付いて
言葉も雪の壁を 越えられない

もうここより 春まで動けなくなる
熱い情念も 雪に隠して
今この想いだけが 小さな部屋の中で
行き場を探して 漂う


snow 街はイルミの影に
隠れ本当の姿見せない
snow 積もる想い深く沈め
芯まで冷たく 冬に凍えて

熱く朱い 想いも空しく
雪原溶かす事も 臨めないの?

ねぇこのまま 春までどうすればいい
あなたに伝えたい 想いも萎れて
今消えて行く炎 絶やす事無いように
痛みを押さえて 堪える


キリキリと疼くように 胸が痛む
眠るように倒れ込めば 楽になれるのに


ずっと遠く 春まで眠ればいい
絶対安静の 愛暖め
もうこれ以上 愛を壊さないように
この火を抱いて 眠ろう


*SONG for なるはるな
 
 
2012/12/10 23:04

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