月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ166 2013/3/11 23:04

▼彩 愛 美D
Black Hall
 
ケーブルテレビの契約期間中にねと
注文していた ソファーも何も
全てが要らなくなってしまった
恋が嘘になる瞬間

満ち溢れた幸せは 零れ出して行く
覆水盆に返らない 恋愛悲劇
笑って誤魔化そうにも 笑い方を
忘れて涙しか 流せなくなった

全部が失くなる 否定されてしまう
小さなこの時空間が 壊れて行く


時計の針を逆さまに 巻き戻したら
無かった事に 出来るのでしょうか
今更後悔が役に立つとは
想える訳も無いけれど

忘れ物ばかり詰めた バッグ毎忘れ
方向音痴に迷う 恋愛悲劇
笑うより笑われる ピエロになる
泣くにも泣けなくて 途方に暮れ行く

笑い化粧で 自分演じている
それならこの私は 誰だと言うのよ


もう何もかも 契約が切れるわ
一人では広過ぎる この部屋も引き払って
小さなアパートにでも 暮らそう…


爪の先程も 残っていない愛
こんな気持ちのままじゃ 立ち上がれない


*SONG for 麻  美
 
 
2013/3/11 23:04

▼彩 愛 美D
卒 業 桜
 
長い旅が 終わりに近付いて
航海の証しを 今受け取る

ここから旅を 始めた頃はまだ
知らない事が 多過ぎて
ただ夢だけで 幾多の波に
倒れそうになっても 旅して来た

桜 乱れ 咲いて 桜 散って
たくさんの 別れの時を迎えて
今またここに新しい航路が開いて
次の旅行く先を 決めていた


夢を一つ 形に出来たから
次の夢を目指し 歩き出せる

今まで遠い夢だと 諦めた
遥かな夢が 近付いて
今ならたぶん 掴めそうだと
何時しか自信を 身に付けていた

桜 育ち 咲いて 桜 散って
どれだけの別れを 覚えて来たの
そこからしか掴めない 海図を手にして
もっと遠い場所へと 歩きだす


見送る側から 見送られる側へと
確実に一周り 大きくなっていた


桜 一際 咲いて 桜 散って
明日への新しい 旅始まる
今だからこそ歩けると 想える道に立ち
まだ見ぬ夢の続き 咲かせると


*SONG for Saku-Ra
 
 
2013/3/8 22:29

▼彩 愛 美D
Magnetic Gravity
 
最後の写真になるねと
一枚切りの ポラロイドを
二つに 千切って別れた
あの日から始まった 二人の恋物語

何時かまた 出逢える日まで
お互いに 大事にしていようねと
割り符みたいな 一枚の写真が
二人を結び付ける 最後の証

アドレスも電番も 知らないで
それでも引き合う 力があるのなら
二人の恋は本物だと 初めて言える


奇蹟の扉を開いて
数年後に 運命の出逢い
予期した 出逢いじゃなく
でも偶然なんかじゃ 語れはしない真実

口先だけの 約束で
つもり恋愛ごっこで 満足して
いい顔ばかり見せ合い 寄り添って
キャスト演じ割けるだけなんて嫌!!

本当に必要な 相手なら
どんなに引き離されても 出逢う
二人の恋は本物だと 信じているから


信じる気持ち強く 引力圏は伸びて行く
離れる事が恐さにならない程に引き合う


手を伸ばした先に 繋がる愛
意識なんて しなくても出逢える
二人の恋は本物だと 証明出来る


*SONG for 古和泉 恋華
 
 
2013/3/4 22:38

▼彩 愛 美D
心を癒やす旅
 
傷付かない心など 何処にも無くて
それは君にも 同じ事が言えて
全てを捨ててでも 取り戻したい夢
心の中まで トリートメントの旅に出る

僕が君の手を引いて 昇る階段
次の電車が出るまでの 短い間に
どれだけ君の事を僕は理解出来るのだろう

遠くに消えて行く星を追い掛けるように
乗り継いで行く 電車の数々
その内に何を悩んでいたのかさえ
解らなくなるように 夜に染み出した


もう随分と遠くまで 来てしまったね
これから直ぐに 引き返してみても
明日の仕事には 間に合わないだろう
僕の心の最高速度の限界を既に越えていた

初めてズル休みした 平日の旅
君と一緒だと言う事もあるけれど
今までで一番深く心を優しく癒やして行く

明け行く空に浮かんで来る太陽のように
何時かは心も晴れ渡るのだろう
その時に僕はきっと君の隣で
肩を抱き締めている朝焼けの中で


何時もと違う朝を迎え笑顔が戻る
夜通し話した電車の座席で
眠い目をこすり夜明け空に『おはよう』
心まで癒えて行く君との旅で


*SONG for AURORA
 
 
2013/3/1 22:50

▼彩 愛 美D
Weekdays
 
右ウインカーを出して舗道から離れて行く
あなたを見送るのがとても辛かった
もうこれで一週間先まで逢えないと
一人残された想いを噛み締めていたの

朝と夜の空き時間を少しでも探して
電話やメールで想いを伝え合うけど

肌と肌の触れ合う距離と速度に
どうしても勝てない淋しさも
仕方の無い事だと知ってはいてもね


過る想い熱く強く胸を震わせて
逢いたさを幾重に重ねたミルフィーユ
甘さよりも苦さだけの黒珈琲
空気が抜けたような月曜日を迎えて

走り続けてもゴールは何処にも見えなくて
ただ同じような週を廻り続けた

言葉だけじゃ足りない空っぽな気持ち
満たしても満ちない空しさを
抱いて木曜までの孤独に落ちる


長く暗いトンネルを抜けた後の金曜の夜
何時も通りまたあなたが逢いに来てくれる


この時のためだけにどんな仕事でも
頑張って来れた辛さを越えて
その分だけまとめて甘えさせてね


*SONG for 麻  美
 
 
2013/2/25 22:40

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