月いろの手紙 SONG NOTE
過去ログ80
2008/9/13 0:10
▼彩 愛 美D秋 茜
秋茜の 飛ぶ空を
追い掛ければ 風が舞う
日に日に 涼しくなる風が
行く季節を 名残に変える
想えば 夕焼け空が
茜色に拡がって行く
夢路の先辿るように
優しい気持ちになれた
ふと見上げた空一面に
茜色の群れが 飛んでいた
高い空を 抜けて来た
風に実る 稲穂揺れ
停まる所を 探すように
上に下に 舞う秋茜
輝く 銀色の羽根
羽ばたかせて 秋風に舞う
飛び交う空 想い描く
今しかない時と知り
青い空を茜に染めて
風の唄に合わせ 舞い踊る
秋の風に誘われるようにして
何処からか集まって この地に来る
秋色した空の舞台で
風になり何時までも飛んでいた
*SONG for Saku-Ra
2008/9/13 0:10
▼彩 愛 美D素描(デッサン)
何時も見ていた あなたの横顔
ずっと知っていたはずなのに
どうしてそんなにも 淋しそうなの
私の知らなかった 顔をしている
私で良ければ 朝までずっと
側に居て抱いていてあげるわ
心の中に描いたデッサン
またあなたの新しい顔を覚えたの
普段通りに 暮らしているのに
不意に覗かせる違う顔
ものすごく気になり 心配になる
あなたに関わる物 知りたくなるの
時々あなたが 見えなくなるの
こんなにも近くに居るのにね
木炭を持つ指が動かない
ふと不安になりそうな夜は 抱いていて
もう何枚も描いて来た あなたの顔
その度に新しいあなたに出逢えるわ
フィクサチーフを掛けて 定着する
笑顔だけ閉じ込められるなら
幸せかもと想うけれど
まだ私の知らないあなた描きたい
*SONG for 沢嶋 メロン
2008/9/8 23:30
▼彩 愛 美DPrepaid Love
夏の潮騒が最後の
旋律を奏で始めたから
夏のステージを終わらせて
退屈なだけの毎日に戻る
お互いに期限付きのその場限りで
終わらせると決めたprepaid love
それとわかっていて別れを惜しむのは
ルール違反なんだとしても
灯した恋の聖火は直ぐに
消せはしないものなの
ジュース片手に話した
言葉も何時かは消えて行くの
遠く引き潮の向こうまで
さらわれて夏は夕闇に溶ける
本当の名前も知らないで愛した
連絡も出来ないprepaid love
頭ではちゃんと理解をしているのに
心がそれを否定している
冷たい水のシャワー浴びても
冷めない恋の気持ち
もうここより先のプランもない
リミットを越えたら愛も出来ない
使い切った後のprepaid love
指先でなぞるガラス窓
誰の名前を刻んでも
もう届きはしないの
*SONG for 涌井田 朱子
2008/9/6 0:05
▼彩 愛 美DTime Up
9月と言う それだけで
終わってしまう 夏物語
まるで違う次元の中で
過ごして来たような 夏休み
灼けた肌を見せ付けるようにtube top
戻って来れば染みに変わるだけの痛み
借りて来たビデオ見終わらない内に
延滞期日が過ぎてしまうように
想いだけを残したままで 消えて行く
波に飲まれ kissをして
確かめ合った 夏物語
絵本の中の二人のように
美しく描いた 夏休み
褪せた波が限界になって弾け飛べば
ここより先は引くしかない潮の定め
オレンジ色した夕陽落ちる海に
もう夜が来るねなんてセリフに酔う
別れの時刻んで沈む 恋に泣く
千秋楽の夜の帳 約束に何の意味も無い
交わしたアドレスも何時までも
同じでいるなんて 有り得はしないもの…
重いボストンが肩に痛い程よ
帰り支度で混み合う駅のホーム
気持ちだけでは朝は来ない 夢の痕
*SONG for 川島 麗美
2008/9/1 23:49
▼彩 愛 美DComing Fall
発達した前線の影響で
激しい雨が降り続くと言う
尻切れトンボの 中途半端なままで
しまらないまま 夏が終わる
やり残した恋の続きと宿題の山
どちらも手付かずのままで
このまま何か新しい事など始められない
まだ自分の中でくすぶっている
小さくても火種がある内は
慌ただしい毎日に追い立てられ
押し出されたように秋が来る
期限切れの恋 完成未満のパズル
何処をどうすれば上手く行くの
後片付けして戻る日常生活
みんな無かった事にして…
それを認める程諦めがいい方じゃない
まだ答えをちゃんと出してもいない
来てもいない明日を決めないで
何一つとして納得していない内は
私にとっての夏はまだ終わらないの
誰もが何か落とし物して来た夏だとしても
それを探せるなら 信じていたい
最後を迎えるまで 愛せる事
*SONG for 沢嶋 メロン
2008/8/30 0:00