月いろの手紙 SONG NOTE
過去ログ88
2009/2/6 23:32
▼彩 愛 美色 鉛 筆
ずっと ずっと ずっと 溜息ばかりで
少しも先には 進まないお話
だって だって だって 未だに手さえも
握れないでいる私だから
恐いけど愛したい 愛したいけど恐い
この胸の想い何時になれば
ちゃんとあなたに伝えられるの
描いた想いは 色鉛筆のように淡く
簡単に消えてしまうのね
もっと もっと もっと 近付きたいよね
吐息を感じる ゼロフィールドまで
きっと きっと きっと 見えないバリアで
弾き飛ばされてしまうでしょう
不意に引く朱い線 掠れるように弱く
今のこの気持ちに似ているわ
途切れた想いは伝わらないの
描いた愛さえ 色鉛筆のように薄く
何時までも残せないものね
想いは放物線を描いて角度を
急に変えて離れて行く
追い付くスピードを誰か分けて下さい
描ける想いは 色鉛筆のように脆く
芯が折れ描けなくなるのね
＊SONG for 涌井田 朱子
2009/2/6 23:32
▼彩 愛 美夜 風
あの日の言葉の噛み締めていた
ちゃんと理解しようとしていた
少し開けた窓から吹き込む
夜風に頭を冷やしながら
何時までも割り切れない気持ちのままじゃ
重たくなった足を進められないから
軽く石段を飛び越すように
明日への境界線を飛び越えてみた
時計のベルが不意に鳴り出して
日付が替わったよと 教えていた
明日の朝陽を想い浮かべて
晴れたらいいなと呟いた
お気に入りの本と音楽と
隣にあなたが居たらいいね
洗い髪乾かすよう夜風に吹かれて
今日一日の事 想い返しながら
始めたばかりのブログに綴る
明日こそはいい一日迎えたいよね
湿り気のある夜風に誘われ
夜の帳に雨が降り出した
何を想い伝えればいい 夜は何時も
違う自分の素顔が 見え隠れする
走るペン先 乾かない内に
気持ち認める手紙 一夜綴
＊SONG for 川島 麗美
2009/2/2 23:31
▼彩 愛 美いらないわ
今になって あなたの愛を
放り投げないでいてね
終わってしまった恋は
いくら熱い想いをぶつけたって
もう一欠片だって何処にも
燃え上がる材料もないわ
もう私は新しい恋の道を
歩き始めているから
枯れてしまって花も咲かないような
あなたの恋など いらないわ
余所で何があったかなんて
今の私にとっては
もうどうでもいい事よ
今更どんな事があるにしても
もうそれは対岸の火事だわ
嫉妬さえ妬く気にもなれない
通り過ぎて化石になった恋なんて
感動なんて起きない
捨てて来た過去なんて見せられたって
興味ないから いらないわ
今日より明日 明日より明後日
何時までも立ち止まっていられないから
もう私はあなたとは別の恋を
歩き始めているから
振り向くなんて事をする間もないの
失くした恋など いらないわ
＊SONG for MAJO-MAJO
2009/1/30 23:38
▼彩 愛 美雨のプリズン
この雨が 行く手を阻む
拭っても 拭い切れない
ワイパーも まるで役に立たなくて
進む程に 前が見えなくなる
立ち止まろとする私を
あの人は気にせずに先を行く
どんどん二人の距離が
遠くなってしまう
届かない手を延ばしても
あの人はもう 何処にも居ない
降る雨が 世界を閉ざす
窓硝子を 開けたくても
雨は一段と 激しくなるばかり
自分の居る 場所もわからなくて
壊れたナビが 同じ位置を
何時までも示しているだけだし
見えなくなったあの人の跡
追える訳もないし
動ごけないまま見廻すけど
あの人はもう 何処にも居ない
雨は白く霞んで行く 1m先だって
視界も 聴覚も 奪って行く
雨のプリズンに 一人だけ閉じ込められて
時間の闇に 雨が降る…
あの人はもう 何処にも居ない
＊SONG for 涌井田 朱子
2009/1/26 23:29
▼彩 愛 美この街に住んで
横断歩道を渡る季節の風
赤信号で停まる心一つ
もう何千回と繰り返して
渡って来たのだろうかしら
駅前通りを抜ける街並みも長く
変わらない何時も通りのままで
一番安心出来る大好きな風景
古い煉瓦道も色褪せているけど
私には鮮やかな想いに染まっていた
蔦の絡まる街路樹色を替えて
道行く風に挨拶 笑顔貰う
今日出逢う風の色を感じて
素敵な一日の始まり
自分らしく在りたいと この街を選んで
この街も受け入れてくれたから
ずっとこの街に居ようと大きく頷いた
少しづつこの街の人にも馴染んで
不意に掛けられた声が何か嬉しかった
この街に住んで 生き方も変わった
こんな風に人と接する事なんて無かった
街と共に生きて 街の一部になる
新しい風になるその日に お祝いをして
＊SONG for Saku-Ra
2009/1/24 0:01