月いろの手紙 SONG NOTE
過去ログ92
2009/4/13 23:54
▼彩 愛 美深夜バス
淋しがり屋の君をまた
一人ぼっちにしてしまったねと
もうあなたは振り返らずに
そのドアから 出て行くのね
深夜バスが出るからと
簡単な荷物 バッグ一つ下げて
行く先さえも告げないで 私の知らない
遠い場所へ 消えて行くのね
まだ想い出の引き出しの整理も
着かない内に あなたはもう別の道を
見付けて歩き出したのね
今日までの君との日々
忘れないからと 手を振りながら
もうあなたは過去を捨てて
違う夜明け 見ているのね
深夜バスのチケットを
手にしたあなたを 追い掛けられなくて
早くしないと消えて行く 想い出の全て
走り出したら さよならなのね
ただ見送るだけで 終わりを告げる
床に張り付き 立ち上がる力もなくて
ここから動けなくなるの
想い出を温める間もなく
冷たくなったスープは 誰も飲まない…
心がパンクしたみたいになって
何もかも消えて あなたをもう探せなくて
私は一人と気付いたの
＊SONG for 沢嶋 メロン
2009/4/13 23:54
▼彩 愛 美Hi-Way Panic
雨の 高速道路
あなたを想えば想う程 前が見えなくて
あなたとの距離が 測れなくなる
読み取れないメーター 離せないアクセル
ブレーキを踏むのが恐くて
テールランプを頼りに進むけど
何処まで走り続けたら あなたに逢える
※麻痺して行く感覚の中で一瞬
あなたを見た そんな気がした
夜の 高速道路
あなたを探せば探す程 迷い込むばかり
出口がわからず グルグル廻る
案内板も見えない 夜の闇の中で
進路さえ 変更出来ない
降りられないレーンを進むだけ
ループした終わり無き道 あなたは何処よ
同じ道をもう何度 廻り続けた
幻でも あなたと居たい
ハンドル握る手に力がもう入らない
目蓋は重く 睡魔に魅入られて
このまま別世界へと 迷い込んでしまうわ
焦る気持ち褪せて行く あなた見えなくて
薄れて行く あなた想い
※refrain
＊SONG for MAJO-MAJO
2009/4/10 23:45
▼彩 愛 美桜 霞
途切れ 途切れ 移ろう想い
朧な春の陽射し 揺れ動く
空の海に漂う心は
桜色に霞んで 見えなくなる
冷たさと暖かさの狭間で
戸惑うばかりの 三寒四温
まだ浅い春に 右往左往
時折見せる優しい風と 激しい風
自分の花を探して春は また一つ時を刻む
桜 詩う 冬ざれた胸
微睡む春の陽気 降り注ぐ
地に染み込み芽吹き萌える時
朝靄が次第に 晴れ行く中
凍らせたときめき戻して
歩き始めたら 春風吹いて
長くなる昼の 輝く時
今こそ目覚める時ぞと知る 桜一夜
自分の朝を選べば春は 新しく動き出した
愛 いっぱい 桜に替えて咲く
霞空の見えない明日が 見えるまで
脱ぎ捨てて来た冬の数だけ 優しくなる
自分の夢を信じて春は また一つ花になる
＊SONG for Saku-Ra
2009/4/6 23:48
▼彩 愛 美Silent
声が聴きたくなる 一人の夜は
淋しさに握り締めた 携帯電話
バッテリーの消耗が激しくて
掛けるに掛けられない ジレンマね
長い夜を静寂が走る
耳の中で沈黙音が響く
消えかけた電波を辿るように
愛の糸を強く手繰り寄せて
届けられない想いにこの胸は
弾け散りそうになる
耳が求めている あなたの声を
擦り切れてしまいそうな記憶の限り
同じ場面を何度だって繰り返し
薄れ掛けたセリフを 聴かせてよ
長い夜は出口探せなくて
深い闇にあなたの声を探した
手探りで声の主を求めた
もっと声で 強く抱き締めてよ
早くこの静寂の世界から
連れ出して下さい
たった一言で 世界は変わる
闇夜にだって 朝陽が射し込むように
深い夜の森に迷わないよう
声の糸を張り巡らせていて
僅かな声も漏らさず 聴き取るわ
あなたの声の全て
＊SONG for 涌井田 朱子
2009/4/4 0:16
▼彩 愛 美恋 桜
口元に迷う 言葉の蕾
薄紅色に 淡く溶けて
まだ咲くには早いと
春風に硬く 閉ざしたまま
同じ木でも 同じ風が吹く訳じゃない
同じ陽が当たる訳でもない
全ての花を同じように咲かせられる
そんなに言う程 簡単じゃない
指の先まで 感じる暖かさ
陽溜まりの中 瞼を閉じて
もういいかいと聴いた
春色の香り 届けたくて
恋の蕾幾多にも 細い枝に付けて
少しでも想い伝わるよう
きれいな私 あなただけに見て欲しくて
力いっぱいに 咲かせてみせるわ
全ての蕾が 恋に実る訳でもない
それでも桜なら咲きなさいと
恋心を膨らませて来たのよ
短くても同じ 桜の花ならば
誰よりきれいに咲きたいわ
どんな花より私を選んで下さい
あなたのためにと 花を咲かせた
＊SONG for Saku-Ra
2009/3/30 23:22