月いろの手紙 SONG NOTE
過去ログ94
2009/5/25 23:12
▼彩 愛 美苦い勝利-叫び恋-
部屋中にベルが 鳴り響いていた
彼女には悪い事をしたと想うけれど
私にだって譲れない 恋があるわ
例え友達を裏切ったとしても
彼女はもちろん親友だし
嫌いになった訳でもなくて
今でもその気持ちには
嘘偽りなんてないけれど
それでも尚 恋は停められなくて
私は彼女より あの人を選んだ
絆の糸絡めて 紡いだ弦が
悲しい音奏でるばかりで 切れそうになる
いけない恋をしていると わかっていても
何処へ戻ればいいと 言うのだろう
後悔はないけど 苦い恋ね
何を捨てても 手に入れた恋
今更何も無かった
事になんて 出来はしないから
彼女とは顔を 合わせられない
彼女の叫び声に 耳を塞いだの
それは大の親友だもの 今ここで逢えば
私の決意など 簡単に壊れてしまいそう
それ程この恋は 譲れはしない
このまま彼女とは 喧嘩別れしても
＊SONG for 涌井田 朱子
2009/5/25 23:12
▼彩 愛 美テトラポット
テトラポットに 腰掛けて
一番星を探していたよね
西の空がだんだん 色を変えながら
星の輝きが また強くなった
波のざわめきも 星空のメロディ
肩と肩を着けて 一つになる
愛の言葉も歌に変えて行く
潮風がくるんで行く二人のシルエット
こんなに近くまで 星が降りて来た
街の灯り 全部消して
海明かりの中で 耳を澄ませば
星の歌が ほら聴こえて来るでしょう
寄せる貝殻に 木霊する響き
波に揺れ動く 夜光虫青く
夜の螺旋昇る 小舟に乗り
愛を語り 星間に漂う
何処までも遠く夜を越える橋を架けて
夜明けまで輝く星に届くよう
テトラポットの山にまで 潮が満ちて来て
しばらくはここから 戻れないけれど
二人で居ればここは 自然のパノラマ
星の声に合わせて 愛のメロディ
もうじき夜が明けるわ 暗幕が上がる
星の灯り抱いて 愛巡る空へ
＊SONG for 川島 麗美
2009/5/23 0:04
▼彩 愛 美バトンタッチ
後一ヶ月で 開く扉
子供の頃からずっと 夢見ていた
白いウエディングドレスを着て
ママが昔袖を通した
一度切りのドレスを 私が受け継いで
今度はあなたの番だと 背中を押されて
晴れたらいいね 晴れたらいいね
ママから幸せの バトンタッチ
ブライダル雑誌の ページに溶け
溢れる幸せ 甘いケーキのよう
ゆっくりと味わいながらの夜
今を大切に過ごしたい
残された時間の重さ 受け止めて
グラスを透かしたキャンドルに幸せ揺れて
ママのように幸せになれと
ずっと受け継がれる バトンタッチ
何時か私もママになる日が来て
自分の娘にもこのバトンを 渡す日が来る
慶びの日を花束にして
ママから私への バトンタッチ
＊SONG for 沢嶋 メロン
2009/5/18 23:50
▼彩 愛 美333
赤く聳え立つ 大きな塔を目指し
ここまでやって来たけれど
駐車場は何処も 満車で入れなくて
ぐるりと廻って 路上コイン駐車へ
3度交差点を曲がり タワーまでの道
坂を登れば人が溢れていて
とても上までは登れそうにないね
下から見上げたけど 上まで見られなくて
ただ赤い鉄骨の山に見えた
渋谷からわりとね 近くなんだと気付く
246からと想っていた
まさか車で来るとは 想わなかったから
妙な感じに 笑ってしまいそうになるね
展望台を諦めて 取り敢えず中へ
それでも人だらけで歩けなくて
まさか東京土産まで買うとは
東京に居た頃 一度も来たいなんて
想えなかった場所なのに
時代は移り デジタルの波に飲まれ
新しい塔へと 世代は代わって
もはや昭和の遺産に なってしまった
それでもここにはまだ人波が出来る程
力強いシンボルのままだった
＊SONG for AURORA
2009/5/16 0:03
▼彩 愛 美あなたの電車
あなたの電車に乗せてね
思い切りの 各駅停車で
パノラマいっぱいに拡がる
あなたの風景を 映してよ
私の知らない 最初の駅から始まる
あなたを巡る 愛の旅立ち
アルバムのページを捲る度に
新しいあなたに 出逢えるのね
大きなターミナルに着けばまた一つ
記念品を 手に入れた
あなたの電車に乗せてよ
あなたに出逢う 以前の場所から
車窓を流れる景色は
あなたが生きて来た 道程ね
途中からは 同じ席で見て来た風景
あなたと出逢い 描いて来たの
改めて思い出 語り合えば
見えて来る 気付かず過ごした日々
途中下車して思い出まとめる
快速の通過待ちに
幾多の分岐点で 間違う事もなく
ここまで来て私にも出逢えた この奇蹟よ
この先まだ続くレールの彼方まで
あなたの電車に 乗せて
＊SONG for 沢嶋 メロン
2009/5/11 23:16