まとめ

過去ログ610 2015/10/1 23:02

★土曜日 
中山6レース
クロフネフリート
データ
前走はカレンマタドールにコンマ1秒先着しての2着となった同馬。休み明けの分、噛むところを見せていましたが、休養前に比べるとノドの調子も良くなっており、勝負どころでは抑え切れないくらいの手応えを見せて能力の高さを見せました。叩き2戦目の今回は上積みも見込める1頭となります。

やや縦長の隊列のなか、2着のカレンが早めに動いて消耗戦。勝ったディーエスは勝負所で溜めた判断も良く、追われてからはアッサリ抜け出す快勝。休養の効果もあって成長が窺える内容だった。

アスカクイン
データ
前走の新潟は軽めの馬場で2頭が雁行で飛ばす超ハイペースのバテ合い戦。離れた3〜5番手にいた馬が1〜3着となりましたが、3番手の馬の1000m通過でも1分ジャストくらいで十分速い展開。アスカクインは後方で脚を温存し、4コーナーでバテた馬を交わす際に他馬を接触する不利があり、そこで勢いが削がれてしまい直線はジワジワと伸びて5着。今回は降級での函館。捲っていけるタイプのため、小回りコースでも対応可能で、昨年は札幌でクビ差2着の実績もあります。今回はメンバー的にも恵まれた1戦となります。

断然人気のスマートがハナを奪う形も、テンから絡まれてハイペースに。結果的に差し馬に流れが向いたが、勝ったミキノは終始手応えも良く運べており、終いの反応もしっかり。

エルズミーア
データ
降級馬ですが、この馬は2000m前後で好走しており、今回は1600m戦となるため距離に不安があります。上のクラスでは3戦して2,4,3着と安定しいますが、その内容は以下の通りです。前走は東京ダート2100mせん。パサパサに乾いたダートで馬場は標準。最内枠のザンブローネが押して逃げたがその後ろはすぐ隊列が決まり、道中はそれほど早くもないが極端には緩めず淡々と進み、3コーナーでキネオワールドが捲ってきたのを合図に先団がスパート、直線ザンブローネを交わしてエルズミーアが先頭に立ち、それを目掛けて好位勢が叩き合いとなる格好で、最後は4頭叩き合いとなり、道中ハコ内にいたプリンスダムが僅かに差し勝ち、エルズミーアはハナ・ハナ差の3着。最後はフワッと左手前に替えてソラを使ったところで差されてしまいました。2走前は中京ダート1900m戦。中盤で緩んでからのロングスパート戦となり、勝ち馬は自分から動いていって終い迄脚色鈍らず仕掛けのタイミングも完璧でした。1番人気に支持されたエルズミーアは道中でやや折り合いを欠いたのが響いたのか、直線では伸び切れず4着。1コーナー手前で前に入られてしまい、ここで折り合いを欠いて直線ではジリジリとしか伸びませんでした。3走前は東京ダート2100m戦。脚抜き良い高速重馬場で上がり性能必須。エンキンドルが逃げて2コーナーからかなり遅いペースで先導し、後続も手綱引っ張り通し。どの騎手も遅い流れに付き合い、直線に向いてから追い始める3F速力戦で2着。この馬はダッシュが良い方ではなく、芝には3回使われて2回出遅れています。今回の東京ダート1600m戦は芝スタートのため、距離不安+スタートの不安もあります。

乾きかけも脚抜き良い馬場で、4角内ラチ沿いが有利+外回し不発の状況。今回のモルダバイトは競り合いなく単騎逃げ、2コーナーでペースダウンしてもまだ1頭。向正面からロングスパートを仕掛けて後続に脚を使わせ、コーナーから隊列が縦に伸び始める。直線は先行集団も脚色一杯になってしまい、逃げ馬の真後ろを通っていたトーセンラムセスが2着に浮上。これまで結果を出せなかった逃げ馬が、馬場が向いてマイペースでの競馬ができると偉い強い内容で押し切ったというパターン。

ディアグリスター
高速馬場でHペース消耗戦。2頭が雁行で逃げたことで全体のペースが速い。早めに追いかけざるを得ない先行馬には厳しい流れ。後方待機組の浮上が目立ったが、勝ち馬だけは4角でも手応えに余裕があった。 

マイネルネッツ 
比較的脚抜き良い高速ダート。比較的上がり速く、走破力必須で先行有利馬場。外からサムソンズライトがかなり押して逃げ、8枠2頭が離れず追走。2角で一瞬ペース緩む場面もあったが、向正面辺りから2番手のロードシャリオが強気にスパートし、3角から先頭に出る。2列目の組みも追っ付けて追走するが、ロードシャリオの勢いが全く落ちず、直線全馬脚色一緒のまま。1分52秒台に乗る速い決着で、走破力で劣り外を回った馬のロスが響く展開。ゴールドリーガルはコーナーを回る時に外へ膨れすぎた分、2着馬に及ばなかった。

★土曜日 
中山3レース
ゴールドエッグ
データ
2走前の東京では放牧明けで3着に好走。この時はパサパサに乾いた馬場でやや時計遅めの決着。ゴールドエッグの先導もコーナーで十分息が入る流れとなり、直線はほぼ決め脚勝負。これまではモタれる面をみせていましたが、調教でハミを換えた事でスムーズに走れるようになっていました。しかし、レースでは直線で追われると右にササってしまい、追い辛い場面があり、ゴール前で甘くなってしまいました。未勝利クラスでは力上位の1頭だけに、取り消し後の1戦となりますが、特に影響も見られず右回り小回りコースで見直したい1頭です。

湿った馬場。Hペース時計勝負。先行争いもあり、速い流れになった。特にゴールドエッグ、シベリアンアポジーは4角先頭の形になったが、後続の目標になってしまった形。それを一気に捕えたディステニーガイだが、これでも少し仕掛けが早かったか、さらに後ろから差された。タケショウビクターは抜け出してから最後ソラを使ったかフワッと。その隙を突かれて勝ち馬に捕まった。

トエハタエ
データ
2走前は重馬場での先行決着でアタマ・アタマ差の3着。逃げてが速い流れを作り、最後まで渋太く粘り込む展開で、勝ったアスターはその逃げ馬を見ながら最内をピッタリ回ってこられたことが大きかった1戦です。3走前の東京では湿って脚抜き良く上がり脚優位の馬場状態で4着。テン争いは速くならずも向正面でコーリンブリリアンとプラセンタが強気に捲って上がり、後続もどんどんやってきてペースが緩まない展開。先行勢が抵抗できずに早めに撃沈し、リズム良く追走できたノーフェイトにとって理想的な隊列・展開となりmさいた。出走馬の大半が、上がりの速い決着についていけず、同馬はラスト100mで力尽きており、小回り平坦コースで見直せる1頭です。

脚抜き良い馬場で圧倒的先行・外有利。前回控えて伸びたソサエティクイーンが、今回はスタート良く促して先手。人気のナミノリゴリラが並び、その外にトエハタエが併走で3頭雁行。比較的楽なペースで行って後続も押し上げがないまま。しかし逃げたソサエティクイーンよりもナミノリゴリラの手応えが良く、先に先頭に出たのは後者。それをトエハタエが必死に抵抗する展開で、最後までナミノリゴリラが押し切った。これまで上手く脚が合わなかった馬だが、今度は減量分を活かす流れを作れた。断然人気のソサエティクイーンは前回の走破タイム分も走れず、案外な内容。


キングリオ
テン争い激しく消耗戦に。時計も速め。スタート後、一旦は先頭出たレッドグロワール。そこに外から鞭連打でタマモヴィオーラが主張。一旦はレッドも抵抗を見せるが、タマモがハナを取りきる。このやりとりで前半が速い流れに。ラスト3F地点で一番ラップが落ち込んでいるが、前が止まってきた分。直線ではほぼ上位3頭しか脚を使えていなかった。


ソサエティークイーン
脚抜き良い馬場で圧倒的先行・外有利。前回控えて伸びたソサエティクイーンが、今回はスタート良く促して先手。人気のナミノリゴリラが並び、その外にトエハタエが併走で3頭雁行。比較的楽なペースで行って後続も押し上げがないまま。しかし逃げたソサエティクイーンよりもナミノリゴリラの手応えが良く、先に先頭に出たのは後者。それをトエハタエが必死に抵抗する展開で、最後までナミノリゴリラが押し切った。これまで上手く脚が合わなかった馬だが、今度は減量分を活かす流れを作れた。断然人気のソサエティクイーンは前回の走破タイム分も走れず、案外な内容。


ニシノアンジュ
Mペースで決め手も必要。1〜2列目に出た組が最後の脚で劣る格好になる。3列目以降からの差しが上位に来た。展開というより、前に行った馬の上がり性能の限界という解釈の方が近い。シニノアンジュは連戦の疲れもあるのか、減量起用にしては物足りない粘り。スティンライクビーは終始モタれて一切追えないまま。前走はそんな癖は見せなかったが…。

★土曜日 
中山2レース 2/2

リバティークイーン 
馬場乾いて上がり掛かる馬場で踏みこなれて若干内有利。スタート後に押してる鞍上があまりおらず、他の馬の出方を窺う展開。西田騎手→嘉藤騎手に替わったヴィランドリーがほぼ単騎で逃げて、他の馬も折り合い重点。4コーナー序盤から徐々に後続が接近、直線で若干混戦になるも外から人気のトップライセンスがジワジワ差し切り、2列目にいた好位組が踏ん張って残した。中山芝1200mにしては道中の進み方が遅く後半2Fが速い流れ、本来は前の組が楽な流れ。勝ち馬は距離延びても対応できそう。

スリラーインマニラ
データ
前走の福島は荒れ始めていましたが、まだ先行有利で外差し不発の馬場。内枠で接触があり、不利を受けた馬が複数いましたが、外から好発を決めたフレンドソングと、内から減量騎手のキャラメルサレが併走で逃げる展開で、行き脚で劣った追走組がどんどん追っ付け通しになる流れとなりました。行ったもの勝ちの馬場の助けもあり、直線になっても大きく覆す差し馬が現れず、前に行った2頭の決着。人気のスリラーインマニラは序盤内目で接触があり、直線も3列目からほとんど脚色一緒で4着となりました。1200m戦でも問題無く、今回は巻き返せる1頭です。東京で走った2戦はいづれも右にモタれて走っており、右回りに替わった前走の福島ではスムーズに走れていました。今回の中山コースは右回りで問題ありません。2走前の東京では、外にモタれて走っていた事もありますが、外から他馬が来た時に怒りながら走っていましたがそれでも3着に粘る能力の高さを見せました。フレンドソングには1馬身差をつけられましたが、使い詰めで上積みの見込めないフレンドソングは非力なタイプで中山の急坂に不安があります。今回は逆転可能の1頭となります。


開幕週でHペース差し展開。2歳戦でもペースは速く、開幕馬場でも差しが効く展開となった。先行馬でも時計性能や持続力が劣って残せない。大トビで間に合う内容。
   
ロードインスパイア
データ
新馬戦はやや内側が荒れ始めた状況でしたが、まだ内目が優勢な状況。外枠の半数が出遅れ、好スタートを決めたカゼノカムイとトウショウドラフタが併走で先導し、序盤は隊列がバラけてたが3コーナー手前で外枠の馬が追っ付け急接近する展開。4コーナー半ばでやっと馬群が凝縮し始めましたが、その間、先頭はペースを緩めて行けた分、十分に脚が溜まっており、直線に向いてトウショウドラフタが満を持して抜け出すと2番手以降の集団はフラフラ。ロードインスパイアは稽古の時点では幼さを見せていましたが、レースでもまだ集中しきれていない感じで、中団馬群の中では気合をつけられつつのの追走で、コーナーでは少し内にモタれ加減でした。最後は2番手に浮上する場面もありましたが、内をスクわれてしまい結果は3着となりました。幼さが抜けてくればここでも上位可能の1頭です。

開幕週高速馬場でフラット。新馬戦で短距離を使った馬や先行実績ある馬が先団を固め、スローペースだが少々隊列が縦に長い方。4コーナーまでペースは緩み、直線に向いてからの決め脚勝負になる。キッチリ二の脚を使える馬がジワジワと押し上げるが、その中でもアストラエンブレムの末脚はハッキリ格が違っていた。2着ブレイブスマッシュもかなり良い脚だが、最後苦しがって内にヨレている。瞬発力勝負だったにしても、性能差が大きかった様子。