まとめ

過去ログ662 2016/10/4 13:26

★注目
東京500万下

アドヴェントス
体質が弱くてデビューが遅れましたが、新馬戦は軽い馬場でのスローの上がり3F勝負で楽勝。
速い上がりが要求される馬場となり、十分脚の溜まる流れでしたが、上がり33秒台を記録できたのはたった2頭のみで、上がり性能が低い馬ばかりが相手だったため、楽な相手関係だったと言えます。
2戦目の前走は体質面の弱さからあまり攻め切れない中での出走となりましたが、タイム差なしの2着。
この時は開幕初日の絶好馬場で馬場はフラット。
ほとんど横一線に揃ったスタートとなり、ネオヴェルザンディが好スタートを決めて単騎で行く気配を見せ、それに大外枠の2頭が絡んでくも、ペースは速くならずに道中行きたがる仕草を見せる馬も多く見られました。
向正面で引っ張られるようにボルゲーゼが捲って先頭外まで並びかけ、集団がバラけないままペースアップしましたが、直線では前に行った組の脚色が鈍らず、逃げたネオヴェルザンディが最後まで粘りを見せ、中からアドヴェントス、内からスターファセットとハッピームーンが猛追して4頭の叩き合いは僅かにネオヴェルザンディが制した格好となりました。
アドヴェントスはまだ本物の状態ではない中で、初めての古馬相手に互角の競馬が出来ており、牝馬限定戦となる今回は確勝級の1頭と言えます。

★注目
イェドプリオル

このクラスでの安定株ですが、ハナを切れなかった時には崩れています。
500万下クラスで逃げた時の成績は(0.3.2.1.1)ですが、逃げられなかったときは(0.0.0.0.6)とまったく力を出せていません。
その理由はこの馬は他馬を気にする面が強く、ハナを切れれば多少のハイペースでの崩れません。
前走は外から2頭に来られて厳しい展開となり、向正面でも息が入らない形となりハミを噛みながらの競馬で5着。
今回は叩き3戦目となります。
スンナリとハナを切られるメンバー構成なら勝ち負け濃厚の1頭となります。

★土曜日
中山9レース

カシノマスト
前走は馬体重が軽い馬にここまで中1週続きで連闘というのは不安材料でしたが、厳しいローテーションの中でも3着は健闘した内容だと言えます。
この馬は新馬戦でもコントロールしながら再加速、2走前でも前半無理をしない中で後半を伸ばしてきており、ハイペース適性そのものは高いものの、流石に入りに32秒台で入ってしまうと厳しくなります。
新馬戦はL2再加速戦でスッと出し抜けているように決して単調な逃げ馬というわけではなく、血統的にはキャプテントゥーレでタキオン産駒で、タキオン系は代を経るにつれてパワー型になっている印象も強く、この馬も今の力が要る小倉で結果を出している事から基本的には中山コースも問題なさそうです。
前走は内から馬場の悪いところを通り、最後は馬群を割って伸びる根性も見せているだけに、大幅な体重減が無ければ上位可能の1頭と言えます。

タイムトリップ
パワータイプで、2走前の函館2歳Sでは13番人気ながらもレコード決着をコンマ3秒差の3着。
まだトモが緩い状態でのものだけに、センスを感じさせる1戦となりました。
前走のすずらん賞は前をみながら運んでゴーサインを出すも、追われてからがひと息で、ゴール前で勝ち馬の決め手に屈しての2着となりました。
新馬戦、函館2歳Sと、速い流れのレースで上位に来ており、時計勝負になれば勝ち負け必死の1頭と言えます。