まとめ

過去ログ665 2016/10/11 14:05

★日曜日
京都12レース

エイシンバッケン
前走の東京1400m戦はいつも通りレース前からテンション高めでしたが、道中はハミを噛んでしまい、3コーナーで頭を上げて引っ掛かって落ち着くまでに時間が掛かっていました。
3コーナーで頭を上げた原因は、ジョッキーがわざと砂を被らせて落ち着かせようとしたためですが、これが逆効果となってしまい、馬が怒ってしまい、更にハミを噛んでしまいました。
最後は伸びが鈍りましたが、スムーズなら突き抜けていた内容で、能力的にはこのクラスでは1枚上の存在と言えます。
2走前もテンに出して行って掛かりましたが、3〜4コーナーでハミを噛んでしまい、3コーナーでは頭を上げて難しい面を出していました。
最後は長く良い脚を使っていただけに、この馬の課題は落ち着きとなります。
レースを使う毎にテンションが上がる傾向にあり、休み明け初戦となる今回は狙い目となります。
京都1200m戦は1,2,3,8着の戦績ですが、8着時は重馬場で参考外の1戦です。
3着時はゲートで待たされてしまい、出遅れて更に隣の馬のステッキに反応してモタれてしまい、前に入られて引っ張る不利もあったレースでした。
今回は休み明けでの京都1200m戦となり、この馬にとっては走れる条件が揃った1戦となります。

★土曜日
京都10レース

テラノヴァ
2走前の札幌1500m戦は少し時計掛かるも芝は良好で馬場はフラットな状態で、軽く促してウインムートが先手を取り、2番手はマテンロウハピネス。
道中はそれほど速くないペースで先団は凝縮気味となり、800mが48秒3で遅いペースとなりました。
3角を過ぎても先団は手応えは楽で、4角で差し馬がようやく追いつくも横一線にならず、直線もまだウインムートが2馬身リードを保って、ゴール寸前になって差し馬が一斉に追いかけてきましたが、半馬身凌ぎ切った格好となりました。
テラノヴァは出遅れて後方からの競馬となりましたが、内がゴチャついていたために早めに踏んで行って直線では大外からロスを生じながらの強烈な伸びを見せての2着となりました。
前走はひと息入ってのレースとなりましたが、スローの上り勝負で勝負どころで外目を回るロスがありながらも直線の坂でも確かな伸びを見せての2着。
近走は末脚に凄みを増し、兄や姉は重賞勝ち馬がズラリと並ぶ超良血。
直線でバラける京都コースとなる今回はすぐに勝ち上がれそうな1頭です。

パーシーズベスト
この馬の負け方を見ていると、ひとまず追走力不足で後方からになったり、5走前の京都1800m戦でスローである程度の位置に取り付けても12.9 - 11.7 - 11.2 - 11.3と加速していく流れで好位外から4角出口で置かれながら直線入りでもキレ負けしてL1まで良いところなくというところからもトップスピード戦向きという感じではありません。
加速度がきつい競馬になると苦しいというのがあるので、典型的なバテ差しタイプのディープ産駒になります。
こういうタイプだけに秋華賞に出ていれば高速馬場の58-59のような流れでバテ差してくるイメージはありました。
ただ、前哨戦の紫苑Sはオープン特別時の傾向では仕掛けが遅くなることも多いレースで、結果的に4着となりました。
消極的で合わせる競馬、我慢する競馬になりがちな柴山騎手からヴェロン騎手への乗り替わりは大きなプラス材料で、完全に流れ切って後半12秒前後を連続するような展開になれば勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

★土曜日の勝負の1鞍
今回はベストの東京1800m戦となる1頭。
3走前の東京戦は速い時計出る馬場で唯一アメリカンダイナーのみが行く気を見せ、押して離し逃げてリードをつけつつも後続が全く追い上げず、早くからスローペースの展開。
後続も徐々に接近して4コーナーではほぼ一団となり、直線は2番手のオウケンブラックが前に出るも外からバンゴールが満を持して抜け出しての勝利となりました。

その次走の東京は緩んだ馬場が堪えての3着でしたが、綺麗な馬場で瞬発力を生かすタイプだけに、道悪での3着は評価できる1戦でした。
前走の新潟1800m戦は出負けした上に挟まれてしまい、位置取りが悪くなりましたが直線は馬場の真ん中に進路を取り、ラスト2ハロン付近で仕掛けると最後まで脚を使っての3着となりました。
速い上り勝負でパフォーマンスを上げているだけに、開幕の府中の馬場はベストの条件と言えます。