まとめ

過去ログ684 2017/4/11 16:47

★皐月賞
カデナ
3走前の百日走草特別は緩い流れであそこまで我慢を強いられて、坂の上りで前が開いてグンと伸びるのはなかなか簡単にはできない芸当で、この時期のディープ産駒でというのは意外でした。
あの形なら後半のトップスピード面をしっかりと出していく競馬の方hが合っているのは間違いありません。
超スローだったとはいえ、アルゼンチン共和国杯も3F勝負に特化した中でシュヴァルグランでも33.7という事を考えると、出し切っていない中での33.4、しかもエンジンをしっかりと瞬時にかけてきたというのはかなり面白い一頭と言えます。
未勝利戦では道悪の中でハロン12に近い中でクリアしており、大きな不安点は見当たりません。
百日草特別の瞬間的なギアチェンジは少なくともダービー路線まででは活きてくる武器で、こういうタイプは大崩れはしないタイプと言えます。


カデナ
ポテンシャル戦への対応力も十分通用する面を見せており、その点で信頼度は上の評価となります。
京都2歳Sでもスローからの3F勝負でL2最速、上手く目標ヴァナヘイムを作ってその直後からしっかりと動けており、未勝利の内容から坂地点で減速となってもしぶとく維持できていました。
京都2歳Sの動き出しや狭いところから加速できていた百日草特別の内容からも要所で置かれる不安は少なく、L1の上り坂での差し込みも可能です。
ディープ産駒で今の完成度ならダービーまでは十分戦える1頭で、このメンバーなら勝ち負けを意識できる1頭と言えます。
ただ、前走のような大雑把なレースでは多頭数のG1で勝ち切るのは難しいイメージがあります。

★皐月賞
ファンディーナ
新馬戦は3秒以上、前走つばき賞も超スローでどちらも強烈な末脚勝負となり、トップスピード特化の中で爆発させており、前走の中山1800m戦で一周コースでは、どうしてもロングスパート気味にコーナーで分散する形になり、これを考えるとU字の京都1800m戦とは求められる適性が異なるため、適性面をどれだけ見せてこられるかが前回の焦点となりました。
しかし前走のフラワーカップは柔らかい馬場でのスロー直線勝負で、ファンディーナは終始抜群の手応えを見せており、4角先頭で直線は持ったまま突き放す圧勝で力の違いを見せつけました。
少し力が要る馬場での上がり勝負なら化け物クラスの1頭と言え、つばき賞の上がり33.0というのは出し切ってなくての33.0で、しかもタフな馬場状態でのもの。
この馬はまだ底を見せておらず、トップスピードの持続力は怪物クラスと言えます。

ファインディーナ
スローで直線フルスロットルに入れられる状況では世代最強の1頭。
つばき賞は時計が掛かっていた中で、51.2-46.5と超スローでしたが、13.1 - 12.9 - 12.6 - 12.2 - 10.7 - 11.0と偏差が非常に大きい競馬の中でL2−1で10秒半ばの脚を2F続けて確実に勝ちパターンだったタガノアスワドを捕えました。
これは驚異的なレベルの内容で、馬場補正をしても10秒台を2F続けてくるのは難しい中で明らかに10秒台を2F続けてきた点からも皐月賞の最有力候補の1頭と言えます。
この馬は他馬と完歩が違うため、前走は岩田騎手が無理に抑えずに競馬をさせましたがスッと反応する面も見せておりニーステッキというよりも馬なりで後続を突き放す圧勝。
前日のスプリングSと時計面で遜色なく、持ち時計も馬なりで大幅に更新しており、さらに今回はパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。

★注目馬
エクレアスパークル(はなみずき賞)2戦目で若葉Sに挑んでハナ差の2着。反応が鈍かった分、僅かに届かなかったが、改めて能力の高さを示した。皐月賞の優先権を確保したが、将来のことを考えて敢えて自己条件を選択。