まとめ

過去ログ775 2018/5/2 10:55

★日曜日
NHK

カツジ
前走の高速馬場気味のNZTで後半しっかりと動いてトップスピードの持続力を見せてきたのは評価できる材料で、。
L1は11.4秒で、ほとんど落とさずに脚を使っていたのは評価できます。
このレースは3〜4角で緩んでいたのでそこで取り付けた面があり、近4走を見ても瞬間的な切れ味というのはまだ見せていません。
前走はパフォーマンスを上げてきましたが、府中のマイル戦となる今回は瞬間的な切れを見せていない点は割引材料となります。

カツジ
前走は高速馬場でケイアイノーテックを撃破できており、ここでは上位に評価できる1頭。
タワーオブロンドンと比較しても見劣らない力を持っていますが、勝ち切るための武器が足りません。
後半勝負に持ち込んだ前走は、外を回した4着馬のゴールドギアも良い脚を使えており、抜けた力を示したとは言えません。
前走はラップや風の影響からも外差しの展開だった可能性は否定できない面もあるため、前走の内容からも連下までの評価となります。

カツジ
前走のニュージーランドTは全体のペースは平均となっていますが、が途中で少し息が入り、全体で流れて仕掛けが遅くレースラップ的にはL1最速戦となりました。
前走はスピードをある程度のレベルで要求されており、その中で後半も加速出来たかどうかが問われており、前後半のバランスが問われた1戦となりました。
このレースはコーナーで緩んで特殊な流れとなっており、前半からついていった馬の方が苦しくなっていただけにこの馬よりも前で展開してアタマ差2着のケイアイノーテックの方が高い評価となります。

カツジ
前走のニュージーランドTは直線での追い風がきつく、こういう場合はL1最速になりやすい傾向があります。
前走の流れで3〜4角で外から動いて最後まで差し切ったのは評価できます。
2着に負かしたケイアイノーテックはハイレベル朝日杯組(4着馬)で、高いレベルにある馬を差し切った点は評価できます。
前走は下げながらの競馬となり、後半勝負特化に近い競馬となり、3〜4角で12秒台と遅い地点でとはいえ、かなり大外を回しながら最後まで伸びており、こういう競馬の方が合っているように思えます。
こういうタイプはマイルよりも長い距離が向いている印象があり、マイルは若干短いイメージがあります。

カツジ
これまでは先行策を取っていましたが、前走のニュージーランドトロフィーでは出負けして後方一気の競馬で差し切り重賞初制覇を成し遂げた同馬。
これまで先行策では悪くないものの完敗を喫していただけに、前哨戦で豪快な末脚を披露しパフォーマンスを上げてきたのは大きな材料と言えます。
きさらぎ賞まではそこまで高いパフォーマンスを見せられていなかっただけに、前走のNZTであれだけの破壊力ある末脚を引き出してきた点で侮れない1頭と言えます。
NHKマイルCは前半3Fが34秒台前半で流れれば差し馬が上位となり、前半3Fが35秒台に近づけば先行馬が活躍しています。
この馬は先行、差しとどちらでも競馬が出来ますが、今年のメンバー構成をみると35秒に近い流れとなりそうなだけに先行馬が優位となりそうな1戦となります。
そうなれば前走の後方からの競馬では厳しくなり、高くないパフォーマンスを見せている先行策を取ってくる可能性があります。

★日曜日
キベオン
素材的にはトップレベルにはない馬ですが、阪神外回りよりもフリージア賞で見せたL2の坂の上りでのキレが良かった事からも府中に替わる点はプラス材料と言えます。
ポイントはペースが上がってどうかで、現実的な流れになった毎日杯では瞬間的なキレは悪くなかったもののL1のトップスピード持続が物足りない内容だっただけに、その点からも流れて前半で脚を削がれる可能性は高いように思えます。
キベオン
兄のサトノルーラーも前半あまり脚を使わないほうがいいタイプで、ゲートも不安定で距離短縮で高速馬場では流れて追走面で苦労する可能性があります。
距離短縮で折り合いは楽になりそうですが、ここで狙うにはワンパンチ足りない印象です。
ただ、鞍上が心強いだけにアイデアひとつで上位に来れそうな1頭です。
キベオン
ゲートに不安があるため、内枠でリカバーが利く状況で3〜4角での中弛みで取り付くようなことがあれば浮上してくる1頭。
普通の流れになってしまうとスピード的に厳しそうですが、トップスピード持続も2走前だけやれればここでも通用しそうです。ただ、マイネルファンロンクラスとの比較ではそこまで強調できるものではなく、スローで弾けたとい言える内容だっただけにプラス材料に乏しい1頭です。
今回は流れて対応できるかどうかがポイントとなるだけに、内枠を引き当てたい1頭と言えます。
キベオン
前走の毎日杯はスローの流れで決め手を引き出しての2着。
勝ったブラストワンピースとの比較でみると完敗といえる内容でしたが、2走前のフリージア賞では「本当にファイトしてたのはラスト150mだけ」とルメール騎手が話しており、着差以上の楽勝で距離はもっと長い方が良さそうな1頭です。
ここ3走はいずれも1800m以上の中距離を使ってきているだけに、距離短縮で快速マイラーが揃う府中のマイルへの適応力がカギとなります。
キベオン
前走は2着を確保しましたが、内容的にみてブラストワンピースには完敗しており、トップスピード持続という観点でみてもスムーズでなかったインディチャンプに決定的に来られていました。
ペースもそれなりに遅かったことからもこの内容で2着ではクラシック戦線で通用というのは難しそうです。
クラシック路線から一枚落ちるマイル路線でどうか、という評価で、このメンバーなら2走前だけ走れれば通用しそうですが1ハロン短縮で前半に脚を削がれるリスクはあります。

ミスターメロディ
スプリント色が強い1頭でスピードが最大の武器と言え、力の要る馬場で前半脚を使っても後半にしっかりと加速する脚を残せています。
ただ、当現時点では余力がある状況でどれだけ速いラップを踏めるのかというのは見せておらず、前半のペースが速くなっても後半ある程度トップスピードの持続力を問われるのがNHKマイルカップの傾向だけに、その辺りを踏まえると不安を抱える1頭です。
ミスターメロディ
NHKマイルのこの時点までならスプリンターでも対応可能で、この馬は1400m戦で平均ペースで折り合いに苦労したとはいえ対応してきています。
内枠を引いてテトラドラクマの後ろぐらいで壁を作って流れに乗っていければ怖い1頭で、トップスピードの質が高いかどうかは未知数ですがスピードが非常に高く、単調というほどではないため、そこがかみ合ってくれば上位可能の1頭です。
ミスターメロディ
先行して厳しい流れの中に入ってしまったほうが良いタイプの馬で、折り合い面で1ハロン延長はマイナス材料だけに内枠が理想となります。
前走は全体のペースが流れて単調な競馬となりましたが、今回は速いペースにもなりやすく単調な流れにはなりにくい府中のマイル戦だけに、その流れに対応できるかどうかがポイントとなります。
ミスターメロディ
前走のファルコンSは中京の1400m戦らしい流れにとなり、ややハイペースで流れてラップは淀みなく進んでいました。
単調なスピード戦となり、後半はポテンシャルが問われた1戦で、時計も少し掛かっていて流れているので、質的にそこまでのレベルのものは要求されていませんでした。
今回は府中のマイル戦で高速馬場となるだけに、適性面で不安がある1頭となりますが、この馬は守備範囲が広く、異なる条件で結果を出してきているだけに、ここでも対応してくる可能性はあります。
ミスターメロディ
前走のファルコンSは単調な流れの中でスピード的に優位な面をみせましたが、下げて好位という位置を確保し、逃げ馬がL3−2で11.8-11.7と加速を見せていた中でこの馬はそこから2馬身近くは詰めてきているのでここで11秒半ば〜前半に入ってきていると言えます。
前走は厳しい流れの中でひと脚を使って来ており、勝負どころで自分から動いて行き、ラスト100mで逃げ馬を捕まえており適性の幅の広さを示しました。
前走の競馬が出来るなら、府中マイル戦でも対応してくる可能性がある1頭と言えます。

★土曜日
京都新聞杯
フランツ
前走のアルメリア賞は後半特化ではなく前半のスピードも問われた1戦で、最速ラップは10.9と11秒を切ってはいるものの仕掛けも遅く、L1も12.5と大きく落ちた格好となりました。
L1でここまで落ち込んだのはパンコミードが寄れて接触を受けて2着に入ったオールフォーラヴが最後まで外に交わしながらになったのも大きな要因です。
ただ、フランツがこの流れでしっかりと最後まで脚を引き出せたことは評価でき、スピードを要求された中で良さが出てきました。
2走前のシャルドネゴールド戦の負け方や前走のアルメリア賞のパフォーマンスからも、この馬は厳しい流れの方が合っており、ロイヤルチャージャー同士の配合で高速馬場で流れたときのパフォーマンスというのは大きな期待が持てます。

フランツ
前走のアルメリア賞は五分のスタートからある程度促していましたが、ペースが速い中でポジションが徐々に下がって中団で進めていく形となりました。
道中もそこから徐々に下がりながらの競馬となり、3〜4角でも後方馬群の中目を追走しながらスペースを拾いつつ徐々に押し上げて直線に入ると、直線序盤で後方から少し進路が狭くなって待たされてから内に進路を持って行き、L1で中団からスルスルと伸びてきて外の2頭が不利を与えたり食らったりしているところを突いての勝利となりました
これまでの3走を見てもゲートはそこまで悪くありませんが、二の脚があまり速いタイプではありません。
また、トップスピード持続もそこまでのレベルにはなく、トップスピード持続が高いなら2走目のシャルドネゴールド戦は勝負に絡んでいたはずです。
前走のアルメリア賞もこの馬自身のパフォーマンスは評価できますが、ここまで鮮やかに抜け出したのは浜中騎手の斜行の面が大きく、距離延長は前半のポジション取りを考えればプラス材料ですが、そこまで長く脚を使ってこれるかどうかは微妙です。

ケイティクレバー
若駒Sでは完全な後半勝負でやれていますが、ベストバウトは2走前のすみれSです。
この時は高速馬場である程度ペースを引き上げて前受けし、仕掛けを遅らせて一足でうまく抜け出すという競馬で2着。
3〜4角で待つ形を取れたときが強いタイプの馬で、スローの3F勝負の中では京都2歳Sでグレイルやタイムフライヤーといったところにも完敗しているので末脚の絶対量はクラシック戦線では足りません。
この馬の場合は前半をいかにうまく作っていくかがカギで、コントロールしつつも後ろに対してリードを作れるかがポイントとなります。
条件は皐月賞の時よりも好転するだけに、うまく主導権を取れればキタノコマンドール比較でみてここならやれるはずです。

ケイティクレバー
前走の皐月賞では逃げられなかったのが全てで、あの位置ならペースは遅く、力の要る馬場自体は若駒Sでやれています。
皐月賞は3〜4角から動く形になっているはずなので、使える脚が短いこの馬としてはあそこから追いかけるのは苦しい競馬でしたが、それでもエポカドーロ相手に甘くなるのが早かったよう思えます。
2走前のすみれSは勝ち馬キタノコマンドールが皐月賞で強い競馬をしており、この馬もその比較でみればすみれSは強い内容の競馬をしています。
2200mも問題なく、ダービーで面白い一頭だけにここで賞金を積んでほしい1頭です。

シャルドネ
トップスピードの質が物足りない1頭で、毎日杯はその辺りが響いての敗戦となりました。
この馬が好走しているのは内回りで直線が短く、速いラップを直線地点でそこまで要求されていない中でのもので、そういう競馬なら高いレベルでまだ底を見せていません。
エタリオウを楽に撃破できていることを考えても、皐月賞掲示板組から少し見劣る程度ぐらいの実力は今の段階でも見せています。

シャルドネ
距離延長はプラスになりそうですが、前半から流れてしまった時にどうかという不安材料はあります。
現時点ではスローのL2最速戦で良さが出ておりL1も最後まで伸びていましたが、これを京都の2200でどこまで引き出せるかがポイントとなります。
この馬はそこまで長く脚を使えるイメージでもないため、3角である程度コース取りを選べポジションで進める必要があります。理想は離れた2〜3列目から好位で、ここを取れればチャンスは大きくなります。