まとめ

過去ログ794 2018/8/4 10:12

★日曜日のメインレース情報
レパードステークス
アドマイヤビクター
1800より長い方が良さそうな馬で、今回も対応はできると思いますが、高いレベルまで来ると前半のポジショニング面での課題はあります。
ここ2走はどちらも楽に取りつくタイミングがありましたが、新潟1800m戦ならコーナーごとに減速しやすく、直線での加速という適性面は見せているので十分対応は可能です。理想は外目の枠となります。

アドマイヤビクター
ダート2戦は包まれずに3〜4角で外からの競馬となりましたが、パサパサの良馬場ではキックバックの影響を受ける可能性も高くなるため、包まれての不安があります。
そこまでゲート・二の足は速くないタイプだけに、理想は外目から好位、1〜2角で前が緩めたところでじわっと取り付く競馬となります。

グレートタイム
包まれてしまうと瞬時に反応しきれないタイプだけに、レパードSの傾向からは届かないケースも考えられます。
ゲートは前走のJDDは問題ありませんでしたが、基本的に安定はしていません。
内枠では包まれて後方からになるリスクもあるため、外目の枠が理想です。
ユニコーンSはかなり強い競馬をしており、JDDも内目で包まれての内容だっただけに、内枠以外なら馬券的には外せない1頭です。

ドンフォルテ
1800mは実績的にも問題なく、実力的にはグレートタイムは手ごわい相手ですがルヴァンスレーヴとの比較でみれば中心となるべき一頭と言えます。
課題はゲートが安定しない点で、内枠で包まれたときというのはグレートタイムと同様に不安はあります。
2走前の伏竜Sのように2列目外を確保する競馬が理想で、要所の反応は本来は良いタイプです。
伏竜Sではスローだったとはいえコーナーで動く過程でルヴァンスレーヴを出し抜けており、全日本2歳優駿の感じからもある程度スピード面でも対応は可能です。

グリム
ダートスタートは初めてとなるだけに、序盤で出負けして中団以下で包まれてしまうと良さが出ない可能性が高くなってしまいます。
その点で内枠だとリスクが大きくなりますが、外目の枠なら新潟1800mでうまく2列目外を取れそうなだけに、これまでの内容からも不安はありません。

アルクトス
総合的に見てこの馬が一番期待値が高く、前走の猪苗代特別では1700m戦でゆったり入って後半を高めてきました。
これは距離への目処という点では良い材料で、時計は速くありませんでしたが2走前の東京マイルでは軽い馬場の中でのスピード戦でしっかりと一足を使えていました。
中弛みの展開にも対応して加速もできているので心配無く、総合的にみても隙が少ない1頭と言えます。

★日曜日のメインレース情報
小倉記念

サンマルティン
東京2000m戦ならスローになってもトップスピード戦になる可能性が高いため、瞬間的な切れ味も持つこの馬なら高いレベルで対応できますが、ポテンシャル戦に特化する形になると福島記念だけでなく尼崎Sでも甘くなっていたため、ポテンシャル戦への適性は低いように思えます。
小倉記念の舞台で考えてもスローからのロングスパート戦になってしまうと外から動けば甘くなる可能性が高いだけに、信頼度に欠ける1頭です。

トリオンフ
バランス的に難しい馬だけに武豊騎手とのコンビが合っていそうな1頭。
ただ、あまり積極的に仕掛けてというよりは全体のペースのバランスに合わせたほうがいいタイプで、大阪杯のようにスローからの競馬で外から行っては一瞬の脚をコーナーで使ってしまうことになります。
前半をある程度強気に運んで勝負所で待つ立場が理想の1頭です。


メドウラーク
超高速馬場だで前半1000mを58秒台で入ったとしても後半で60秒台に入るところまで行かないだけに、そうなるとこの馬としては厳しくなります。
基本的には少し時計がかかる馬場が望ましいタイプで、近走の内容を見るとワンターンではペースが上がると距離不足になりがちです。
ペースが遅いとトップスピードの質的に足りなくなるため、大阪城Sから米子Sまでは適性的に合ってなかったように思えます。
そこと比べると小倉2000ならチャンスはありますが、超高速馬場では分が悪くなります。

キョウヘイ
アンドロメダSは内容的に『2000mは問題無い』ということを示しました。
重馬場で前後半フラットの状況から後半のL3最速で4角地点が最速となり、外から動こうとして動けなかいロスがあり、長く脚を使ってL1までじりじりと来ていました。
小倉の2000m戦なら瞬間的なトップスピードの質は問われないため、この馬としては出し切ってL1でのバテ差しを活かしやすい条件だと言えます。

ストロングタイタン
高速馬場なら威力も増すタイプの馬ですが、相手関係としてみたときにトリオンフは強敵となり、トリオンフは余力を持った時の一足の鋭さはかなり手ごわい相手と言えます。
鳴尾記念の内容的にもここはこの馬にとってはトリオンフが最大のライバルといえます。

★日曜
日曜日
札幌8レース
ショウナンアエラ
3走前はこれまでと違って逃げずに控える競馬で4着となりましたが、「3〜4角で勝ち馬について行くつもりでしたが反応がいまひとつでした。」との事で、2走前はいつも通りの逃げる競馬で2着。
4走前の中山戦は3頭横並びとなってしまい、息の入らないオーバーペースで逃げて7着となりましたが、行き切れた2走前は差し馬が来る展開でも2着に粘れています。前走の新潟戦は重馬場が合わずに4着となりましたが、良馬場となる今回は巻き返し濃厚の1頭と言えます。

新潟1レース
アトミックフォース
確勝級の1頭。
この馬は新馬戦ではまだ余裕残しの調整でも格上馬に食い下がっており、パドックでの気配は抜群で素晴らしい馬体を見せていました。
レースは超スローペース戦となり、3コーナー手前ぐらいから外目に出して内を追い上げる勝ち馬に蓋をする形でロングスパートを開始。最後は直線半ばからエンジンがかかって伸びてきたが勝ち馬ミッキーブラックの決め手に屈しましたが、2歳の若駒にとって前半がスローペースだったとしても小回り1800mのロングスパートをできるような馬はほとんどいないだけに、スローペース戦でも4着以下が大きく離れる結果となっていました。
前走は人気のフィッシュダイブを視野に入れながらの競馬となり、4角ではこれを目標に一気に仕掛けましたがテイエムパリパリに内をすくわれてしまい、クビ差の2着に敗れた同馬。
マークしていたフィッシュダイブが5着に崩れており、前走は結果的にマークした相手を見誤った1戦となりました。
今回は強敵不在で確勝級の1頭と言えます。

新潟4レース
イルーシヴゴールドkkkma
新馬戦は2度の除外でテンションがかなり高くなってしまい、道中は最初のカーブで寄られる不利があり、そこでリズムを崩して外に逃げ気味に走って若さを見せて7着で参考外の1戦です。
休み明けとなった2戦目は出遅れて最後方からの競馬となり、上がり3ハロンが加速ラップになる中でもゴール前は目立った伸び脚を見せて4着。
前が止まらない展開で上位勢が前目のインをうまく立ち回ったことを考えても大外からグイグイと伸びてきた内容は着順以上に中身の濃いパフォーマンスでした。
叩き2戦目の2走前は重馬場でも最後は良い脚を使って伸びての2着で、稍重馬場の前走の福島戦は4着。
折り合い面に不安のある馬で、終いの脚を生かすタイプの馬だけに前走は1800mという距離と福島コースが合わなかった1戦で、オーナーの指示でやむなく使われた戦だったようです。
不向きな条件が揃った前走でも崩れずに走れており、長く脚を使えるタイプだけに新潟コースは大幅な条件好転と言え、良馬場となる今回は大きくパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。