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【No.1378 Res.3】 日本の経済と新潟のラーメン 1 鈴木♂ 先週はまた大雪に見舞われた新潟県内なのですが、このサイトを御覧の皆様方も 如何お過ごしの事でしょうか?。
水〜木の夜は鈴木♂の家でもひと晩に30cm近く積もりました。 今年の冬はこんな風にゲリラ的な大雪になる事が多かったみたいです。 雪を降らせる為に降雨弾ロケットを打ちまくり、降雨ドローンも飛ばしていた 北京五輪なのですが、そのロケットを打ちまくりすぎて予想外の大雪となり 肝心の五輪競技を中止にする事もあったみたいですね (ー_ー;) 。
それでも少しづつ日が長くなってきて春も近くなってきました。 雪に埋まっていた鈴木♂の庭の植木も雪を取り除く作業を始めました。 昨年並みの豪雪となった今年の冬もあともうちょっとで終わりです。
2 鈴木♂ 世界で日本円の実力が下がり続けていることをご存じでしょうか。実力とは円と 主要通貨を比較し、貿易量や物価状況を考慮して円の総合的な価値を計る 「実質実効為替レート」で、この数字が50年前の水準に落ち込んでいます。 日常ではあまり意識しませんが、実は我々の生活にも影響しています。 (中略) 国際決済銀行(BIS)が17日に発表した円の実質実効レートは50年ぶりの低さに 落ち込みました。為替が固定相場で1ドル=300円台だった当時と同じ水準という ことです。
日本経済新聞 円の実力、70年代に逆戻り その理由と影響を探る 2022年2月19日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB187ZR0Y2A210C2000000/ (PC)
日経は円の実力が下がったと書いていますが。
なお、日本円の実質実効為替レートは、2021年11月時点で67.79ポイントとなって います。67ポイント台は、直近で2015年6月にもつけていますが、おおよそ1972年の 水準です。ただ、これをもって「日本円は安い」というよりも、前述の通り、 過去の高すぎる評価からの修正を経ているため、「日本円は約50年ぶりに元の水準に 戻った」という方が、適切のように思われます。
三井住友DSアセットマネジメント 市川レポート 日本円の実質実効為替レート
https://www.smd-am.co.jp/market/ichikawa/2022/01/irepo220113/ (PC)
実質実効為替レートってその国の物価や貿易量も加味されて計算されるので 円の実力が下がったという言い方よりも、今まで過大評価されて買われた結果 円高になっていた円が元の水準に戻ったというのが正解なんじゃないのかなと 思います。
2012年12月に民主党政権が終わって自民党政権になったときにそれまでの 極端な円高傾向が是正されました。 そのときにドイツのメルケル首相は激怒しましたがそれは何でかというと 当時のドイツは円高がこのままずっと続くと思って、自国の外貨準備高の大半を 円にしていたからなのだそうです (ー_ー;) 。 そんな風に為替レートとその通貨の実力って必ずしも一致しないという事ですね。
3 鈴木♂ 国民の所得に占める税金や社会保険料などの負担の割合を示す「国民負担率」は、 今年度・令和3年度は前の年度をわずかに上回って48%と、これまでで最大となる 見込みです。所得が増えたものの、税金の増加がそれを上回ったことで負担率が 上昇しました。 (中略) 日本の国民負担率は、50年余り前の昭和45年度には24.3%でしたが、高齢化に伴う 社会保障の負担増加などにより、上昇傾向が続いています。
NHK NEWS WEB 今年度の「国民負担率」48% 前年度上回り過去最大の見込み 2022年2月18日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220218/k10013489751000.html (PC)
国民負担率って何なのかと言うと。
国民負担率=租税負担+社会保障負担。対国民所得比。
つまり国民の所得に対しての税金や健康保険、年金などの割合です。
独立行政法人労働政策研究・研修機構 国民負担率
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/shuyo/0603.html (PC)
昭和45年度(1970年)の国民負担率は24.3%だったそうですから、52年間で ちょうど二倍になったという訳ですね。 ちなみに諸外国ではフランスが67.1%、ドイツが54.9%、アメリカが32.4% となっていて、日本はヨーロッパとアメリカの間くらいです。
江戸時代の幕府直轄領(天領)の年貢は四公六民(税率40%)が基本ですが、 諸藩も基本的にはこれに倣っていて、それぞれの藩の財政事情により 五公五民(税率50%)や六公四民(税率60%)というのもありました。 つまり21世紀の現代でも負担率は江戸時代とあんまり変わりがないという事です。
4 鈴木♂ 去年1年間、ラーメンにかけた外食費用、どちらの街のほうが多かったのか、今回、 新潟市が、V9のかかった山形市をやぶり、初めて日本一となりました。 今月8日に総務省が発表した、去年1年間の家計調査によりますと、ラーメンなど 「中華そば」にかけた外食費用は新潟市が1世帯あたり1万3734円と、初めて日本一 となりました。
NHK NEWS WEB 新潟NEWS WEB 「ラーメン日本一」に初めて新潟市 V9かかった山形市を破る 02月14日
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220214/1030020133.html (PC)
そして。
第1位は4132票を集めた「新潟県」です。「長岡生姜醤油ラーメン」や 「燕背脂系ラーメン」がご当地ラーメンとして有名で、その他にも 「三条カレーラーメン」「越後濃口味噌系ラーメン」「新潟あっさり系ラーメン」 を「新潟5大ラーメン」として売り出しています。 背脂を多く使って冷めない工夫をするなど、寒い土地ならではメニューが楽しめます。
ITmedia ねとらぼ調査隊 【2万票以上集まる】「ラーメン」がマジでうまい都道府県ランキングTOP47! 「山形」を抑えた1位は?【2022年最新投票結果】 2022/02/17
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/587359/ (PC)
新潟市民は外食をする場合、日本で一番ラーメンを食べるという事ですが、 新潟市で1世帯当り1万3734円の出費ですから、三人家族としてラーメン一杯が 900円だとすると、3×900×5=13500となるので年に5回くらいは家族でラーメンを 食べに行くという計算になりますね。
新潟県民が何でこんなにラーメン好きなのかは謎なのですが、そこら辺を 調べてみるのも面白いのかもしれません。 ちなみに鈴木♂はラーメンとは言わず麺類なら何でも好きです。
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