1 鈴木♂

新潟の座敷童子

昨年の十月に岩手県の金田一温泉にある緑風荘という旅館が火事で全焼して
しまいましたが、この旅館は座敷童子(ざしきわらし)が出現する旅館として
昔から有名な旅館で、その火事の際に起こったちょっと不思議な出来事を
まとめたwebページを鈴木♂は見つけました。

   緑風荘火事で座敷わらしが再び現れた!?

    http://blogs.yahoo.co.jp/honmon1968/9697837.html (PC)

柳田國男の遠野物語でも座敷童子の居る家は栄えるが、何らかの理由で
座敷童子が出て行ってしまうとその家には凶事が訪れるという事が書いて
あるのですが、旅館が火事で全焼してしまうというのは紛れもない凶事じゃ
ないのかなと鈴木♂は思います (ー_ー;) 。
(PC)
2 鈴木♂
鈴木♂の友人でかつてバイク業界で仕事をしていたという人がおりまして
彼はホンダ系の営業マンだったのですが、バイク業界で色んな人と知り合う
うちにヤマハ系のある営業マンと仲が良くなりました。
その人の家は旧亀田町にあって鈴木♂の友人もその家に遊びに行った事が
あるそうなのですが、如何にも数百年続く豪農の屋敷といった感じの旧家
だったそうです。

その人の話によるとその家では夜になると一番広いというか一番立派な座敷
から子供が遊んでいる様な笑い声や走り回る足音がたまに聞こえてくるそうで
「怖くはないのか?」という鈴木♂の友人の質問に「この家では昔からずっと
そうだったから」とその人は答えたそうです。

つまりその家では夜中に子供の笑い声や走り回る足音が座敷から聞こえて
きても、それは何代も前から続くごく当たり前の事であって、それに関して
家人は無関心だというか「この家はそういう家だから」と納得して何も
アクションを起こさないのだと。
(PC)
3 鈴木♂
鈴木♂はこの友人に「座敷童子のいる家は栄えるという話なんだけど、その家は
どうだった?」と質問すると「大金持ちで大儲けをしているという感じには
見えなかったけど、少なくともお金には困った事が無い家だという感じには
見えた」と答えてくれました。

座敷童子なんて本当は東北の田舎だけに居るものじゃなくて、実際には
日本中の田舎というか数百年も続く様な旧家では珍しくもない存在なんじゃ
ないのかなとこの一件で鈴木♂は思いました。
このお話は今から十年以上前に鈴木♂がその友人から聞いたお話なのですが
彼がこの家を訪れたのは'80年代の前半位の事であって、当時この家の家族で
その座敷童子?の姿を直に見た人は誰もいなかったそうです。

ちなみに鈴木♂も若い頃に勤めていた職場の関係で日本中色んな所へ出張
致しましたが、この金田一温泉にも行った事があるというか通った事が
あります。
「ほ〜、ここが座敷童子で有名な温泉か」とそのときは思いましたが、
それ以上に岩手や青森、秋田に残る大自然に感動致しました。
(PC)
4 鈴木♂
今回のお話は鈴木♂がずっと忘れていた事であって、今夏の怪談噺の一件で
偶然にも思い出してしまいました。
おっさんになると昔の事をつい忘れてしまいますね (ー_ー;) 。
(PC)