1 鈴木♂

赤ちゃん一時避難プロジェクト

梅雨入りも近くなってきて湿気の多い天気が続いている新潟県内なのですが
このサイトを御覧の皆様方も如何お過ごしの事でしょうか?。

今年は昨年よりもツバメやスズメの姿を多く見かけるので少なくとも
冷夏にはならないと思うのですが、今夏は節電とか停電とかそっちのほうが
問題になるのかもしれません。
そんな六月初めの新潟で鈴木♂が見つけた話題はこんなお話です。
(PC)
2 鈴木♂
鈴木♂がこのお話を知ったのはこんな新聞記事からでした。


バイオリニストの大平さん、慰問コンサート−湯沢のホテル/新潟

東日本大震災で被災した赤ちゃんや小さな子どもを抱える母親と家族が
避難している湯沢町土樽のホテル「エンゼルグランディア越後中里」で
31日、バイオリニストの大平まゆみさんが慰問コンサートを行った。
長引く避難生活で精神的疲労が重なる親子連れは、美しい音色に表情を
緩ませていた。
<後略>               6月1日付け毎日新聞新潟版より

http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110601ddlk15040133000c.html (PC)

この記事を読んだ鈴木♂は最初、湯沢のリゾートホテルを避難所に使って
バイオリンコンサートを楽しむとはなんという優雅な避難所なんだろうか、
きっと東北地方のお金持ちが集まって泊まっているんだろうなぁ (ー_ー;) 
と思いました。
しかしこれに興味を持った鈴木♂がこの避難所の事をちょっと調べてみると
真実はこうだったという事でした。
(PC)
3 鈴木♂
  赤ちゃん一時避難プロジェクト (その公式HPです:鈴木♂)

        http://baby.wiez.net/?page_id=6

つまりこのプロジェクトは被災地の劣悪な環境に置かれた母子や妊婦さんを
そこから救い出し、湯沢の宿泊費や食費が全く無料の温泉付きリゾートホテル
に泊めて、しかもそのホテル内には小児科医や看護師さんが常駐していて
医療費も全くの無料、そして更には連絡を貰えれば湯沢から東北地方まで
バスで迎えに行くという常識外れの夢のような避難所だったと (ー_ー;) 。

この避難所はNHKやTBSのTV番組でも取り上げられたそうなのですが、集英社の
女性向けマンガ誌YOUでも体験レポマンガとして最新号に載っているそうです。

      internet YOU

       http://blog.shueisha.net/you/index.php (PC)

そしてこれがそのマンガを描いた井上きみどりさんがこの避難所をレポート
した際のブログ記事です。

   震災にあった女性のためのからだとこころの救急箱
    「赤ちゃん一時避難プロジェクト」を取材させてもらいました。

 http://hi-kimidori.cocolog-nifty.com/tohoku/2011/04/post-6f92.html
(PC)
4 鈴木♂
民間宿泊施設を避難所として使った場合には一人当り一日五千円が経費として
その民間施設に政府から支給されるのだそうですが、このプロジェクトの場合
医療関係の経費や東北地方までの交通費がそれでは足りないので、当初は
六百万円を目標にして寄付を募っていたそうです。
しかし募り始めてから僅か一月半の間でその目標額を大きく上回る二千万円
以上の募金が集まったのでホテルの滞在期間を7月25日まで延長するという
事になったみたいです。
この様な夢みたいな条件の避難所であってもそれをやろうという人たちや
それに協力しようという自治体があれば実現が可能だという事ですね。

ちなみにこれを行ったNPOの人たちは当初宮城県内の避難所を回って希望者を
募っていたそうなのですが、このあまりに美味し過ぎる条件に被災者の方が
逆に警戒したみたいで最初は誰も応募者がいなかったのだそうです (ー_ー;) 。
(PC)