1 鈴木♂

南相馬の邂逅

風邪を引いて微熱が出るわ、パソコンの接続がおかしくなって
三日ほど接続不能になるわでちょっと大変だった鈴木♂です (ー_ー;) 。

ISPのサーバーが鈴木♂のパソコンを認証してくれないという事で
鈴木♂の設定ミスかISPの障害かとしばらく悩んだのですが、古いパソコンを
引っ張り出して細かい設定を再確認したら鈴木♂のミスでした (ー_ー;) 。

しかし設定を全くいじっていないのに朝起きて接続しようとしたらダメだった
というのが謎だったのですが、今年の初め頃に酔っ払って設定を変えてしまい
そこでユーザーIDやパスワードを入れ直したという事があって、たぶん
その時点で既に間違っていてそれでも今までは何とか接続できたのですが、
今月半ばからISPが設備関係を含む大規模メンテナンスを行っているので
それでISP側の設定が変わってしまい、ちゃんとした設定でないと認証して
くれないという風に変わってしまったのではないのかと (ー_ー;) 。

10月から2011年も下半期なのですが今年は節電対策やらiPhoneやAndroid
などのおかげで通信量が大激増しているのでISPも色々と大変みたいです。
(PC)
2 鈴木♂
鈴木♂も親戚が宮城県内に住んでいる所為なのか震災直後に被災地の方々が
どんな状況だったのかという事が知りたくて、被災地に住んでおられる方々の
日記やブログを今年の五月頃から色々と探して読んでおりました。
そして鈴木♂が偶然見つけた福島県南相馬市在住の方が書いたブログの中に
こんな興味深いお話がありました。


その方の知人の女性は南相馬市に住む農家の嫁さんで、地震直後にパート先
からすぐ家に戻り、散乱した家財道具を見て「あ〜あ、どうしようかな」
と嘆いている最中に防災無線から大津波警報が聞こえてきたそうです。
その家には足の不自由なお爺さんとお婆さんがいて彼女はその人たちを
車に乗せて逃げる為に自分の車を家の敷地内で方向転換しようとしました。
しかしそんな彼女の目に飛びこんで来たのは目前にまで迫ってきた大津波
だったのです。

彼女が津波てんでんこという三陸地方の格言を知っていたのかどうか
鈴木♂には分かりませんが「これはヤバい!!このままでは自分も死ぬ!!」
と思った彼女はジジババたちを置き去りにしてそのまま車で走り去った
のだそうです (ー_ー;) 。
(PC)
3 鈴木♂
それから三日間、津波の水が引くまで彼女は地元の避難所で過ごし、そして
その避難所にはジジババたちが姿を見せる事はありませんでした。

「お爺ちゃんお婆ちゃんごめんなさい、ああするしかなかったの( ̄人 ̄)」
と彼女が思ったのかどうか鈴木♂には分かりませんが、水が引いたので
彼女は家に戻ってみる事にしたのだそうです。
そして彼女が大津波にさらわれる事もなく何とか残っていた家に着いてみると

そこには死んだはずのジジババたちの姿が! ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン  。

足が悪いはずのジジババたちだったのですがそこは火事場の馬鹿力というか
何故か自力で裏山を駆け登り、間一髪で大津波から助かっていたのだそうです。

この一家がそれからどうなったのかそのブログには書かれてはいなかった
のですが、このお嫁さんは「避難所にいる間ジジババたちの事が心配で
夜も眠れませんでした」とこのブログの作者に語っていたそうです。
(PC)
4 鈴木♂
津波てんでんこという伝承は
「大津波が襲ってきたら親でも子でもかまう事なく自分だけが全力で逃げろ、
 そうしないと集落というか自治体が全滅して再生が不可能になってしまう」
という伝承ではないかと鈴木♂は思うのですが、それを実際に行った場合には
こんな事例が残る事もあるのだという事ですね。

これは今年の3月中旬に福島県南相馬市で実際にあったお話なのですが
この意外な人間ドラマの凄さには鈴木♂も脱帽致します。
たぶん映画やTVだったらジジババたちが津波で全滅して、嫁さんが復興を
誓ってジジババたちの冥福を祈る( ̄人 ̄)というストーリーか、
奇跡的に三人全員が車に乗れて間一髪のところで助かるというストーリー
になると思うのですが、そうは行かないというのが現実の凄さです。
親子全員が大津波から奇跡的に助かったというハッピーエンドのはずなのに
鈴木♂が感じるこの無常感はいったい何なんだろうか (ー_ー;) 。
(PC)