1 鈴木♂

演劇の地下水脈

雨の日が続いたGWもいつの間にか終わり、もう田植えの季節となってしまった
という昨今の新潟県内なのですが、このサイトを御覧の皆様方もそんな季節を
如何お過ごしの事でしょうか?。

鈴木♂のGWは予定していた愛車の塗装(タッチアップ)も雨の為に出来ず、
どこかに出かけたのかと云えば国道7号線山形県境近くにあるコインスナック・
ペガサス24Hに自販機うどんを食べに出掛けたという事くらいでした (ー_ー;) 。

近年のレトロ自販機ブームのおかげで半年に一回くらいはペガサス24Hの近況を
web上で知る事ができるのですが、年に一回くらいはペガサス24Hの生存を確認
しに行くというか'80年代風のレトロな空間を味わいに葡萄峠の近くまで
足を運びたいなと鈴木♂は思います。
昔は小学生の通学路にも堂々と置かれていた青いボディのエロ本自販機が
2012年の現在でも現役で動いているというタイムスリップな空間ですから。
(PC)
2 鈴木♂
前回は丸尾末広氏の原画展のお話を致しましたがその丸尾氏が'80年代に描いた
マンガ「少女椿」が'92年にアニメになりました。

Midori la nina de las camelias [Shoujo Tsubaki(Mr. Arashi's Amazing Freak Show)] "Part 1/5"

      http://www.youtube.com/watch?v=uOSYs_FPj70

そしてそのアニメのwikiを見てみると

   wikipedia少女椿

   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%A5%B3%E6%A4%BF (PC)

「監修:飯田豊一」と書いてあります。
勘の良い方なら既にお分かりかと思いますが飯田豊一って濡木痴夢男氏の本名
なんですよね。
じゃあ何で濡木氏と丸尾氏原作のアニメが関係あるのかというと少女椿という
お話は元々が街頭で演じられた紙芝居の演目の一つであって、紙芝居や芝居小屋
といった大衆演劇に造詣が深い濡木氏にこのお話が回ってきたのではないかと
鈴木♂は思います。
(PC)
3 鈴木♂
濡木氏は一昨年にDVDドラマ「人質」、そして昨年にも写真集「夕日の部屋」を
出してその健在ぶりを示したのですが、それまでの数年間は沈黙していた
というのは云い過ぎなのですが寡黙というかSM的には寡作な時代が続きました。

   ともしび写真集・1『夕日の部屋』

    http://pl-fs.kir.jp/nureki//tomoshibi/01/index.htm (PC)

濡木氏も1930年生まれという御高齢の方ですから入院でもされているのかと
鈴木♂は心配していたのですが、今回の件で「飯田豊一」氏の近年の足跡を
辿ってみるとそうでは無かったみたいです (ー_ー;) 。
これは2006年9月に行われた濡木氏が参加する大衆芸能サークル・蛙の会の
定例会の模様です。


 逆襲亭ゴジラの紙芝居入門・「蛙の会」の公演を見てきました。

http://blog.goo.ne.jp/matuiteigojira/e/90fa114fec83165e90d6ebf52ce414b7 (PC)

  逆襲亭ゴジラの紙芝居入門・飯田豊一さんのためにあるのだろう

http://blog.goo.ne.jp/matuiteigojira/e/8a29e5bbfd48f637fd314c652d08b33d (PC)

何故か早乙女宏美さんも無声映画の弁士として参加されておりますね。
鈴木♂も最初は「飯田豊一」という同姓同名の人なんじゃないかと思いましたが
上記の画像と早乙女宏美さんとでやはり作家・飯田豊一氏=濡木痴夢男氏だと
確認できました。
(PC)
4 鈴木♂
その他にも濡木氏は東京都北区にある社会人劇団・マイストーリーにも参加されて
いて北区文化振興財団の複合文化施設・北とぴあを中心に活動されているみたいです。


無事たくさんのお客様に起こしいただき終了いたしました。
ありがとうございました。
とても『濃い』講演会になりました。

  hami-nyoの日記・マイストーリー企画 飯田豊一演劇の地下水脈を語る

http://d.hatena.ne.jp/hami-nyo/20100916 (PC)


つまり濡木痴夢男氏は近年、緊縛の巨匠というか日本SM界の重鎮というよりも
大衆演劇に詳しい作家の飯田豊一さんとして活躍しておられたと。

鈴木♂も五十を過ぎたおっさんですから自分の人生の終焉というものを
最近ちょっと考えるようになりましたが、濡木氏のように自分の好きな余生を
送る事ができる人生ってちょっと羨ましいような気も致します。
(PC)