1 鈴木♂

古典を嗜む

梅雨入りをして天気の悪い日々が続いている新潟県内なのですが、このサイトを
御覧の皆様方も如何お過ごしの事でしょうか?。
5月に発表された気象庁の長期予報によると今年の夏は例年よりも暑くなりそうだ
との事なのですが、それは原発を再稼働させる為の仕組まれた詭弁だ!という
意見もweb上にあって何が本当の事なのか鈴木♂にも分かりません (ー_ー;) 。

鈴木♂は職場のある田園地帯を訪れる燕の数やその時期を見て今年の夏の暑さを
予想するという非常にアバウトな長期予報を立てているのですが、それによると
今年の夏は平年よりもちょっとだけ暑いというか少なくとも冷夏の夏とは
ならないみたいです。
燕という鳥は冬の間ニューギニアから台湾辺りで越冬して、春から秋にかけて
日本に来て子供を産み育てるという渡り鳥ですから、日本列島でも比較的北にある
新潟で見られる燕の数が多ければ多いほどその年の夏は暑くなるのではないかと
いうのが鈴木♂の素人理論です。
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2 鈴木♂
今ではTVドラマや映画などでもすっかりお馴染みとなった怪談新耳袋なのですが
新というからには旧もある訳でしてそれが今回御紹介する根岸鎮衛著「耳嚢」です。

根岸鎮衛(ねぎしやすもり)(1737‐1815)という人は佐渡奉行や江戸南町奉行を
務めた徳川幕府の高官なのですが、その人が集めた珍談、奇談、怪談や町の噂話を
書いた私家版の随筆集が「耳嚢」(耳袋)全十巻です。
この随筆集は出版された事が無く、その写本だけが現代に残っているのですが
そこには江戸時代を背景とした奇談や怪談、町の噂話が活き活きと描かれていて
「今日はこんな話を聞いたぞ!」という根岸氏のウキウキとした筆致がその文面
からも伺えます。
偶然その耳袋の現代語訳を集めたサイトを発見した鈴木♂はその中にこんなお話を
見つけました。

       耳袋・巻之三#069 老耄奇談のこと

    http://homepage2.nifty.com/pfruit/mimi/03/03069.htm (PC)
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3 鈴木♂
そのお話を鈴木♂なりに要約するとこんなお話になります。

江戸市中に藤沢某という爺さんの侍がいてその人は「自分は今までに色んな事を
やってきたが男色だけはやった事がない」「そうだ!取りあえずケツにディルドを
入れてみよう!」と思い立ち早速ディルドを買ってきた。
そしてそれを中腰でケツに入れようとしたらついうっかり足が滑ってしまい
ケツにディルドが串刺しになってしまった。
その激痛でその人は失神したのだがその悲鳴を聞きつけた息子や娘が飛んできて
一時は大変だったのだがやがて尻から伸びている赤紐を発見して引っ張ってみたら
そこには根元までケツに突き刺さったディルドがあった。
爺さんが失神した理由が分かった息子や娘たちなのだが爺さんの手前笑う事もできず
必死で笑いをこらえていたという。

自分は男色をした事が無いからといってとりあえずケツにディルドを入れてみよう
という発想とその行動力に昔の人ってやっぱり凄いなと鈴木♂は思います (ー_ー;) 。
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4 鈴木♂
ここで問題となるのは何でそんなみっともないお話が徳川幕府の高官にまで
伝わったのかという事ではないかと鈴木♂はふと思いました。
「御同役!拙者はこの前ケツにディルドを入れようとしたらつい足を滑らせて
しまい串刺しになってしまったでござる!貴殿もケツにディルドを入れるときは
くれぐれも御油断召されるな!」とか勤務先で語ってたんでしょうか? (ー_ー;) 。

出版される事が無かった私家版の随筆集「耳袋」なのですが根岸邸を訪れる
客たちには読ませていたみたいでその評判から数多くの写本が作られ、その原本に
一番近いとされる写本は現在アメリカにあります。
こんな珍談以外にもこの本には当時の怪談が載っていて現代の実話怪談にも
通じるようなお話もあります。

      耳袋

     http://homepage2.nifty.com/pfruit/mimi/index.htm (PC)
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5 鈴木♂
昨日は小雨がパラつく中、改造して自動浮沈潜水艦仕様にしたニチモのUボートの
第一次潜航テストを行いました。
しかし小雨の中もの凄い勢いで急速潜航して行ったUボートが再び浮上してくる
事はありませんでした (ー_ー;) 。

ここで小学生の頃の鈴木♂なら涙に暮れていたのでしょうが、おっさんになった
鈴木♂はその頃よりも少しだけ知恵が付いているので、予め釣り糸とリールを使って
回収できるようにしていたのでUボートは無事に回収する事ができました (ー_ー;) 。
今年の夏が終わる頃までには自動浮沈装置を調整して何とか無事に自動浮沈が
できるようにしたいなと鈴木♂は思います。
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