1 鈴木♂

音楽の話

稲刈りもすっかり終わって体育の日の連休も過ぎた新潟県内なのですが
このサイトを御覧の皆様方も如何お過ごしの事でしょうか?。
最近急に気温が下がってちょっと腰の調子が良くない鈴木♂です (ー_ー;) 。

数年前にぎっくり腰をやってから注意はしているのですが今年の秋は
気温の高い日が続いていたのでちょっと油断していたみたいですね。
これを南無一病息災とでも呼べるのかもしれませんが歳を取るとやっぱり体に
ガタがくるみたいです。
そしてそんな晩秋の近づいた新潟で鈴木♂が見つけた話題はこんなお話でした。
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2 鈴木♂
10年くらい前に新潟県産やわ肌ネギをプロモートする為にNegicco(ネギッコ)
というグループが結成されましたが、それが今どうなっているのかという事を
ちょっと調べてみたら今年の5月にこんな新曲を出していました。

    Negicco / アイドルばかり聴かないで MV(full ver.)

      http://www.youtube.com/watch?v=bo_7NrSqmIE

そしてその歌詞をちょっと抜粋してみると

♪ふつうの人はCDなんてもう買わなくなった
 そうね夢中になれるモノがあるとホントにステキな人生
 でもどんなにキミがアイドルを好きだとしても構わない
 でもどんなにお金を積んでもあのコとはキッスとか出来ないのよ
 ざんねーん!!
♪アイドルばかり聴かないでだんだんバカになるのよ
 アイドルばかり聴いてると身体に悪いことだらけ
 アイドルばかり聴いてると体脂肪も血圧にもよくないのよ
 ざんねーん!!

アイドルなんて聞く奴は馬鹿という鬼のような歌詞です (ー_ー;) 。
では誰がこの曲を作ったのかというと
作詞・作曲・編曲:小西康陽 つまりピチカートファイヴの小西氏が
この曲を作ったのだと。
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3 鈴木♂
どう考えてもAKB48への当てつけだとしか思えないこの曲なのですが
これがかなりの反響を呼んで大槻ケンヂ氏は、これは逆イマジンなのである
と大絶賛しました。

 大槻ケンヂ 連載エッセイ「オーケンの、このエッセイは手書きです!」

     http://www.red-hot.ne.jp/o-ken_esy/ (PC)


じゃなんで新潟ローカルアイドルに小西氏が曲を書いたのかというと
それは超耕21ガッターという新潟ローカルヒーロー番組の為に作られた
ガッター!ガッター!ガッター!という曲から始まります。

     Negicco「ガッター!ガッター!ガッター!」

       http://www.youtube.com/watch?v=C7kud01uD84

既にお分かりかと思いますがどう聞いても「東京の夜は七時」です (ー_ー;) 。
そしてこの曲を作ったconnie氏のインタビュー記事です。
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4 鈴木♂
記者:「ガッター!ガッター!ガッター!」はPizzicato Five「東京は夜の7時」
へのリスペクトが込められたオマージュになっていますが、そうなった経緯を
教えて下さい。

connie:「Pizzicato Five、そして小西康陽さんの音楽が大好きだからです!
小西さん、Negiccoに曲作ってください!!! この曲は『超耕21ガッター』という
新潟のヒーローのエンディング・テーマ曲として作ったのですがサビにタイトル
を入れられないかな?という発想から始まって“ちょうこ〜う〜 にじゅういち”
と鼻歌でいろいろなメロディに当てはめて歌っているうちに、どうやっても
<東京は夜の7時>のメロディが脳内で鳴ってきてしまって、これはこの
路線しかない!と確信しました(笑)。最初、イントロのどアタマに
“♪ちょうこ〜う〜 にじゅういち がった〜”のフレーズを入れてデモを作ったら
ガッターの関係者に“さすがにやりすぎだ!”と怒られました……。
最終的には私の独断で曲の最後に入れ込みました!」

 CD Journal・Negiccoのキーパーソン! メイン作家、connieインタビュー

                            2011/07/20掲載

   http://www.cdjournal.com/i/cdjpush/negicco/2000000620/1 (PC)

♪とうきょ〜のよるはしちじ〜 が ♪ちょうこ〜にじゅういちがた〜
になるとはどんな空耳アワーなのかと思いますが、そうこうしているうちに
月日は流れconnie氏は小西氏と会う事になりました。
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5 鈴木♂
 ナタリー・Negicco、小西康陽の後押しで初のアナログ7インチ発売

connie(「圧倒的なスタイル」「ガッター!ガッター!ガッター!」サウンド
プロデューサー)コメント

小西さんと初めてお話できたのは昨年2月。新潟 thePLANETで開催された
NOEL&GALLAGHER「PLAYLOUD」のリリース記念パーティーの時でした。
アナログ7インチを次々と繋ぎ、DJプレイの楽しさ、音楽の素晴らしさを改めて
感じることができた本当に素敵な夜でした。
フロアで踊りながら、まるで音楽の特別授業を受けているような。パーティーの
後にお2人と食事をご一緒できる機会があり、そこでなんと小西さんがNegiccoの
音楽をご存知だったことを知りました!
そしてNegicco「ガッター!ガッター!ガッター!」のあのピアノのフレーズは
ピチカート・ファイヴの「東京は夜の7時」から拝借したことをご本人にお詫びし
(笑) 笑って許してくださいました。
それどころか「Negiccoもアナログ7インチを作って」というご提案までいただいて!

                         2013年2月4日 19:52

        http://natalie.mu/music/news/84280 (PC)
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6 鈴木♂
そして小西氏がこの7インチレコード版の「ガッター!ガッター!ガッター!」
を聴いた結果こうなってしまいました。


今回のプロデュースのきっかけは小西康陽氏と小西氏にあこがれ続けていたという
Negiccoのプロデューサーconnie氏との出合い。小西氏のアドバイスにより
今年2月にリリースされたNegiccoの代表曲「圧倒的なスタイル/ガッター!ガッター!
ガッター!」の7インチアナログ盤発売の際に「そうか、ピチカート・ファイヴの
音楽的後継者は彼女たちだったのか。」という言葉が小西氏より贈られました。
その言葉を体現するかのごとく、ついにニューシングルでタッグを組むことと
なりました。そして、カップリングの「新しい恋のうた」はconnie氏が小西氏への
愛とリスペクトを込めて担当しています。

Negicco ニューシングル「アイドルばかり聴かないで」は小西康陽プロデュース

        http://www.hmv.co.jp/fl/10/690/1/ (PC)

つまり新潟県産やわ肌ネギキャンペーンの為に作られた地元アイドルユニットが
解散せずに10年間頑張っていたらいつの間にかピチカートファイヴの後継者に
なってしまったのだと (ー_ー;) 。
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7 鈴木♂
「東京の夜は七時」は今年で発売されてからちょうど20年になるのですが
♪待ち合わせたレストランはもう潰れて無かった〜 とかバブル崩壊の
影響が始まった頃の日本をよく表現している名曲だと思います。

やわ肌ネギキャンペーンガールユニットがいつの間にかピチカートファイヴの
後継者になってしまうというのもこれまた面白い時間の流れじゃないかなと
鈴木♂は思いますね。
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