1 鈴木♂

師走

初冬らしからぬ暖かさが先月からずっと続いていた新潟県内なのですが
今週に入ってからやっと寒波が襲来して冬を感じさせる季節となりました
そんな季節をこのサイトを御覧の皆様方も如何お過ごしの事でしょうか?。

今年もあとひと月足らずとなりましたが比較的に暖かい日が続いていた所為
なのか12月に入ってもまだそんなに師走感?が感じられませんね。
鈴木♂が小学生だった昭和40年代では11月に入れば霜が降り、ビタミン不足で
手足にひびやあかぎれが出来る人がそこら辺に普通にいたのですが、今では
そういった事も珍しくなってしまいました。

鈴木♂が幼稚園の頃は昼食時に肝油(子供向けの柔らかい栄養錠剤みたいなもの)
が毎日二粒ずつ配布されていてそれを毎日飲んでおりました。
今で云うとサプリみたいなものなのですがビタミンや栄養不足を補う為に
幼稚園でそういったものを配布していた時代って今となっては隔世の感が
ありますね。
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2 鈴木♂
今年は高倉健さんが亡くなり、それに続いて菅原文太さんも亡くなるという
昭和の銀幕の大スターが相次いで退場するという年になってしまいましたが
その高倉健さんが弘前歩兵第三十一連隊の徳島大尉という役で出演した
「八甲田山」という昭和52年(1977年)の東宝映画がありました。
これは原作が新田次郎氏の小説「八甲田山死の彷徨」なのですがこの小説が
「シンドラーのリスト」のようにあくまでも史実を基にしたフィクション小説
だという事を理解している人は少ないみたいです。


   [DNDメルマガ]vol.445 110年目の八甲田山死の雪中行軍の真実

    http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm120111.html (PC)

 【よろく】私の取材ノート(「八甲田山死の彷徨」新田次郎)に思う
  福島泰蔵大尉の実行力を訪ねて

    http://fukushimagizan.blog.so-net.ne.jp/2012-03-24

上記のサイトを御覧になれば新田氏の小説と史実が如何に違うのかお分かり
戴けるかと思うのですが、これは日本陸軍による冷酷な人体実験なのであると
新田氏が小説に書かれたときに遺族や地元研究者は呆れ返ったそうです。
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3 鈴木♂
新田氏は昭和初期の伝説的登山家である加藤文太郎を描いた「弧高の人」や
木曽駒ヶ岳での尋常高等小学校生徒の大量遭難事件を描いた「聖職の碑」でも
史実とはかなり違う事を書いていて、新田氏の書く小説というのはあくまでも
史実を元にした時代劇小説のようなフィクションなのですが、それが吉村昭氏
の書くノンフィクション小説と同じものであるかのように世間一般では誤解
されているみたいですね。

前にもこのサイトでちょっと書きましたが新撰組が幕末の京都にいた5年間の
業務日誌というか戦闘詳報というのが今でも残っていて、それによると新撰組が
京都にいた5年間で切り捨てた人数は総数で13人だったそうです。
そしてそれには池田屋事件で切った8人の浪士も含まれていますから実質的には
一年に一人くらいのペースでしか新撰組は人を切っていませんでした。
しかしTVや映画の時代劇では新撰組が不逞浪士をバッタバッタと切り捨てて
いますから小説やドラマと史実は如何に違うのかという事ですね。
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4 鈴木♂
今週になってから寒波が襲来して仙山線では列車が雪で立ち往生したり
阿賀町の山沿いでは国道49号線が雪道になってしまいました。

 新潟ライブカメラ ふるさとだより 携帯版 国道49号 阿賀町鳥井(176kp)

   http://www.2159.go.jp/live/camera/camera.asp?CAM=213

今年も色んな方が亡くなりましたが今年の春頃に鈴木♂が新聞のお悔やみ欄を
ふと見てみると鈴木♂の中学校時代の同級生の名前がありました。
私ももうそんな歳になったのかなと今では毎日お悔やみ欄を見るようにしています。
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