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。---------winヴェロックスギアチェンジが不器用なタイプですがペースの幅は広く、皐月賞でも59.1-59.0の平均ペースに対応できており、ダービーでは単騎のリオンリオンが超ハイペースだったと言え、2番手のロジャーバローズでも平均ペースだったため、ある程度流れた中でも対応できていました。神戸新聞杯では超スローのトップスピード戦にも最低限やれており、若葉Sはスローからのポテンシャル戦で圧倒してきました。この馬はとペースへの対応力が高く、菊花賞の条件ならよほど極端でなければやはり総合的には1枚上の存在と言えます。上手くかみ合えばニシノデイジーも強敵と言え、レッドジェニアルも京都新聞杯ではロジャーバローズを破る強い競馬をしていました。この辺りのメンバーを相手に楽といえるほどではありませんが、それでもこの条件ならは抜けた存在の1頭と言え、この馬の競馬でしっかりと好位に付けて3〜4角で外過ぎない位置で前を向いてプレッシャーを掛けていく競馬ができれば崩れる場面は想像できません。------------11netヴェロックス皐月賞ではかなり強い競馬の2着。7番枠から五分のスタートを切り、そこからある程度促していましたがそれでも無理のない範囲で好位の外目にポジションを取り、クリノガウディーの後ろから様子を見つつ入っていく恰好となりました。道中も好位の外目でクリノガウディーの後ろに入れて中弛みの地点で少しブレーキを踏みつつ仕掛けを待つ形となり、3〜4角で外から動いて4角では先頭列に並びかけて先頭で直線に入りました。直線序盤でジリジリと伸びるも抜け出す感じではなく外から一気にサートゥルナーリアに来られて並ばれ、L1で前に出られてから渋太く食らいついて最後はアタマ差及ばず、内のダノンは制して2着となりました。この馬は東京スポーツ杯4着の内容が良かったので後半のポテンシャル面は面白いと思っていましたが、皐月賞のようなタイトな流れで先行策から引き出せたのは大きな収穫と言えます。三強の比較の中ではポテンシャル面で最上位のものを秘めており、スローで流れて直線だけに競馬になると分が悪くなりますが、スローからのロングスパート戦でポテンシャルが問われるような競馬に持ち込めればここはアッサリと勝てそうな1頭と言えます。------------1ninヴェロックス前走の皐月賞ではこの馬のこれまでのイメージを覆すような前後半でバランスの良い競馬をして僅差の2着。ほぼ59-59と質の高い平均ペースで流、先行策から早めの仕掛けで渋太く粘ってきました。皐月賞までは小頭数のスロー戦ばかりでしたが、皐月賞では流れた中でそういう競馬ができたのは大きな収穫と言えます。皐月賞は終わってみれば3強の対決となりましたが、その中で前半にここまで脚を使って後半のポテンシャル面で底を見せず、最後まで食らいつけたのは立派な内容です。サートゥルナーリアよりもこの流れで前を取れており、その上で要所の反応の違いで一気に来られましたがサートゥルナーリアに前に出られてからの食らいつきはレースラップがL1最速ということを考えても目立ちました。皐月賞はサートゥルナーリアが強かった1戦でしたが、この馬もそれと互角に戦えるだけのポテンシャルを示しており、その強力なライバルが不在のここは最上位の1頭と言えます。
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kkkm1ヴェロックスこの馬にとって避けたい展開はスローからの直線ヨーイドンという競馬で、これは川田騎手もわかっているはずなのでそこまで不安材料ではありません。内枠を引いて包まれて動けないままスローに支配されるパターンに持ち込まれるとリスクは生じ、東京スポーツ杯でも不利があったにせよ反応が鈍く、皐月賞でもサートゥルナーリア相手にくらいついたL1の渋太さという点で見ても、直線でしっかりと出し切る競馬ができなくなるのは避けたいところです。ただ、近走はゲートも安定しており、今のこの馬と川田騎手なら自分の競馬に徹してくれそうで信頼はしやすい1頭と言えます。仮に流れたとしても皐月賞の感じなら問題無く、スローのトップスピード戦でギアチェンジやトップスピードを問われないような展開ならこの馬が最上位となります。-------121ヴェロックス東京スポーツ杯はこの4年は13頭→11頭→10頭→7頭と頭数が少なく、決め手のある馬が邪魔されることなく末脚を使えていましたが、今年は16頭立てで後ろからの馬では大きく外を回して届かないか、前が詰まってしまう可能性が高い1戦となりました。結果的に直線で他馬にぶつけられてしまい、そこでバランスを崩す不利が響いて4着に敗れましたが、それでタイム差無しの4着。皐月賞ではニシノデイジーが向正面で不利を受けて17着となりましたが、ヴェロックスも直線でぶつけられる不利がありながらアタマ差の2着。皐月賞はかなりのハイレベル戦で、そこで4着以下には2馬身の差をつけており4〜6着馬がスムーズな競馬だっただけにまともなら皐月賞4着以下には逆転される要素はありません。春のクラシック対決ではサートゥルナーリアとは1戦1敗でしたが、前哨戦の神戸新聞杯では完敗と言える3馬身差の2着となりました。ただ、この馬は久々という事もあってレース前からかな力んでおり、ゲート裏までメンコを着用していましたがそれでも気負い加減でした。そういう状態でも3着以下は完封しており、この世代では上位クラスの馬と言えます。今回は世代トップレベルのサートゥルナーリア、ダノンキングリーが不在なだけに、1強と言える構図となります。------blastヴェロックス4走前の若葉Sでは、好位からあっさりと抜け出して独走態勢となり、後方から追い上げたワールドプレミアの上がり3ハロン35.2秒を超える35.1秒で上がって、ノーステッキで2着以下を3馬身以上突き放す楽勝劇。これには川田騎手も「何も問題はありませんでした」と満足しており、「道中のリズムがさらに良くなったので、良い勉強が出来ているのだと思います」との事。皐月賞前までは小頭数のスローしか経験していない点が割引材料でしたが、皐月賞では多頭数でアドマイヤマーズが早目に動く展開でパフォーマンスを高めての2着となりました。出し切ってという競馬になれば世代屈指のポテンシャルは大きな武器といえ、ダービーにも皐月賞も、L1の踏ん張りというのはかなり目立っていました。どちらもサートゥルナーリアに余力がある段階では脚色で見劣っていましたが、サートゥルナーリアが減速してきた時にこちらはそうならずに踏ん張ってというパターンが多く見られたため、最後まであの形で踏ん張ってきているのはこの馬の強みと言え、菊花賞ではライバル不在の1戦だけに負けられないレースと言えます
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g1レイデオロ昨年2着の有馬記念のパフォーマンスだけならここでは1番の評価となります。力のいる馬場での平均ペース、前半のスピードとポテンシャルという前後半の要素をバランスよく問われた中で最後に渋太く伸びてきたのはかなり評価できる材料と言えます。勝ち馬ブラストワンワンピースとは2キロの斤量差があっただけに有馬記念のパフォーマンスは勝ちに等しい内容と言えます。ただ、この馬のベストバウトは秋の天皇賞で見せた超高速馬場での後半勝負で、ポテンシャルも中盤以降で問われる展開で、そこから後半10秒台のラップに突入し、ロングスプリント的能力だけでなく純粋な無酸素運動でトップスピードの質・持続力も要求されました。そういった総合力の高さを見せている事からもベストは高速馬場と言えます。そういった適性を持っていながらも有馬記念でパフォーマンスを落としておらず、パワー型のスピードを一定レベル示せたのは今回の宝塚記念では大きな材料と言えます。--------------121レイデオロ宝塚記念と相関が高い有馬記念2着となっており、適正面では今回の条件は歓迎となる1頭。有馬記念は12番枠からやや出負けしてしまい、無理せず軽く促すような感じで進めて中団の外目でレースを進める格好となりました。道中は折り合いを意識して進め、スタンド前では折り合って終始前のブラストワンピースをマークするような形で入り、3角手前でキセキが一気に差を広げていくと3角で中団外からブラストワンピースが動いていく後ろを必死に押して追走するも、湿った馬場で脚を滑らせる場面がありました。4角で鞭が入って追撃開始するも、立て直したこのこの時点ではまだそこまで伸びず、直線前半でブラストワンピースの一列後ろから食らいついてL1で前のキセキが失速したところを、ブラストワンピースが抜け出す外から一完歩ずつ確実に差を詰めてクビ差の2着となりました。有馬記念のパフォーマンスからも後半のポテンシャルは高いレベルのものを証明しており、前半で流れてもやれたのは宝塚記念で求められる適性を踏まえると大きな材料です。この有馬記念のパフォーマンスだけなら、本命を打ってもいいレベルの1頭と言えます。-----------------kkkmaレイデオロ今回の宝塚記念に向けて良い材料なのは有馬記念の2着で見せたパフォーマンスで、ペースが平均まで上がった点や、キセキの早仕掛けで後半は完全なポテンシャル戦となっている中での2着は評価できます。この時は年末のタフな中山の稍重馬場で時計もかかっていた状況で、パワー型の馬場で前半でも後半の5Fポテンシャル戦としても分散されて完全なポテンシャル戦での勝負となっていまいた。ここで勝ち負けに加わってきたのは高く評価でき、有馬記念でキセキに3馬身の差をつけた事からもここもキセキよりも上位の評価となります。---------------G1Cレイデオロこの馬が過去に人気を裏切ったパターンは全てが少頭数でのスローペース戦となっており、京都記念では10頭立てで1.6倍の断然人気ながらも3着に取りこぼし、ドバイシーマクラシックでは2年連続で挑戦するも10頭立てで2番人気4着、8頭立てで1番人気6着、前走の宝塚記念では12頭立ての2番人気で5着。今回も10頭立てでのスローが濃厚なメンバー構成となっており、今回のパターンでは好走できたことがほとんどありません。この馬はキレる脚がないからこそ早めに動きたいタイプですが、折り合いをつけないと伸びないだけに、今回の条件では能力を出し切るのが難しくなってしまいます。昨年のオールカマーではルメール騎手が上手く立ち回ったと言う面が大きく、今回テン乗りとなる福永騎手で今回の条件なら評価を落として妙味を狙う方が期待値が高くなります。