まとめ

過去ログ502 2015/7/23 22:42

★土曜日
函館3レース
シャトルソニック
ダートの6戦目までは全て締まった速いダートで、パサパサの良馬場は2走前が初めてとなりましたが結果は1番人気で4着。
3走前は脚抜きが良く圧倒的に前が有利な馬場状態。
2着馬が促して先手も、雁行のまま暴走する馬もなく進み、それほどペースは速くならずにこの条件で前半34秒5で十分に息も入る展開。
2番手にいた勝ち馬が制し、好位組の方がむしろ後ろからの馬よりも速い上がりを使えていると言うスピード持続力勝負となりました。
この馬は締まった馬場で好走していながら、この締まった馬場を気にしながら走っているとの事で、『良馬場でパフォーマンスを上げてくる可能性が高い1頭』と見ていましたが4着に敗れてしまいました。
敗因は初の1000m戦と言う事でスタート後に前に入られてしまい流れに乗りきれなかった事です。

1000m2戦目の前走はハイペースの差し決着で2着。
テンにやり合って前には厳しい流れとなり、3コーナーから勝ち馬に被せに行って一緒に進出する格好となり直線では追い上げようとするも1馬身の差が最後まで詰まりませんでした。
最後まで1馬身差のままで併走状態となっていたため、この馬は前に抜け出す意思の無いタイプの可能性があります。
こういうタイプは前との差を詰めてきても、ある程度のところまで差が詰まると、抜かそうとしないため、勝ち味に遅く2,3着が多くなります。
理想は1200m戦だけに、ここも頭よりも2,3着付けで狙いたい1頭です。


セイウンアワード
3走前は不良馬場での先行決着で5着。
前に行った馬が止まらず、勝ったラスパジャサーダスは減量効果もあって快勝。
4着以下は単純にスピード負けと言え、このレースは先行馬が多く、良いポジションを取れずに中団馬群で頭を上げて気の悪さを見せていました。
4走前は2着に好走していますが、勝ち馬からは3馬身離されており、時計も平凡な1戦です。
レース序盤の向かい風の影響かテンにかなり遅いペースで進み、内枠の勝ち馬ががあまり苦もなく先手を奪って2番手以下の集団も序盤は併走していましたが、コーナーを過ぎると徐々に劣勢となり、直線入口では逃げ馬の単騎状態。
そのまま一杯の脚色ながらもリードを守り、差し込みにくい状況で凌ぎ切ったという内容で、ここ最近の未勝利戦の中ではずば抜けて決着時計が遅いレースで低レベルな1戦と言えます。
函館に来てからは3,2着と安定していますが、2走前の函館初戦は3コーナーでモタついてしまい、直線では良い伸びをみせながらもモタついた分が響いての3着。
前走も3コーナーでモタついており、その分が響いての2着。
相手ひとつでチャンス十分の1頭となります。

★土曜日
函館2レース
テップシー
前走はテンの入りが速く、バテ合いの形。
中1週だったためトモに疲れが残って前半は行き脚がついていませんでしたが、向正面からエンジンがかかると長く良い脚を使って2着。安定感はありますが、今回も中1週となり、状態面での上積みは見込めません。
勝ちに行くと甘くなるタイプのため、後方からの競馬に徹していますが近2走程のパフォーマンス以上は期待できません。


マラカイトスター
今回は2カ月ぶりのレースとなりますが、前走の東京はパサパサに乾いたダートで出遅れ多数。
内枠のマラカイトスターが先導し、7枠2頭が併走。
前半のペースが速すぎたわけではありませんが、フロイラインシチーが途中で捲って並んでコーナーで一切緩めず4頭雁行で直線に向き、内の2頭が抜け出す形。
逃げたマラカイトスターだけでなく追いかけた側もバテてしまい、オンユアマークのバテ度合いがマシだったという流れ。
道中の通過タイムは標準ながら、走破タイムは最近の未勝利戦の中ではかなり遅い部類で大きな評価できません。

2走前の東京はパサパサに乾いた馬場で時計標準。
行きっぷり良かったアスカアンジュが先導して好位組みも離れず追走するも、序盤のペースが速く前半3Fが36秒を切る展開。
コーナーで一息ついて後続が迫るものの、どの馬も追っ付けていて脚を使わされている様子。
直線もう一伸びしたのが初ダートのクリッパールートだけで走破タイムも2着以下は1分40秒を超えており、真っ当なスピードを持っていたのが初ダート組の馬だけだった、という1戦での3着でした。
今回は連闘後の中1週後の中1週というハードローテ―ションの馬(トリアンドルス、ノウゼンハレン)や、前述したテップシーといった近走で掲示板に乗っている馬が使い詰めの状況だけに、波乱の可能性も高い1戦となります。

★土曜日
函館1レース
アドルナメンテ
新馬戦は極端なスローで前に行った2頭がそのまま残る決着でコンマ5秒差の3着となった同馬。
時計も平凡で単なる凡戦だっただけに、3着でも評価できるレースではありません。

ガンコ
新馬戦は少頭数でペースが上がらず、早めに仕掛ける馬もおり、ラップ以上に出入りが激しい競馬となりました。
ガンコは調教でも芝コースに入れられていませんでしたが、いきなり2番人気に推されて2着。向正面でハミを取っていたため、馬群に入れずに外に出されていました。
直線で手前を替えるのが遅かったものの、渋太く踏ん張っていました。
時計は平凡でしたが、距離が延びて良くなりそうなタイプだけに注目したい1頭です。


キングドラゴン
トレーニングセンター出身で仕上がり早やでしたが、新馬戦は5着。
新馬戦は雨上がり馬場で若干下が緩い状態。
出遅れ多数で序盤のテン争いも全くなく、出遅れた馬が悠々挽回できるほどのスローペースとなりました。
3コーナー前後はハロン13秒台が3回刻まれ、直線に向く手前まではどの馬も慎重で直線に向いて一気にペースアップして瞬発力のあるなしが問われた格好で、淡白なタイプは直線で置かれていました。
まだ後ろ脚がしっかりしていなため、直線で馬の間に入った時には追われてからモタついていました。
一度使われて変わってきそうな1頭です。


クロコスミア
2戦連続で1200m戦に使われましたが、今回は距離延長となる同馬。
新馬戦は大外からある程度出して行き、終始ハミを噛んでいました。
レースでは馬群に寄っていこうとせず、4コーナーでは外に膨らんで直線でもあまり追えていませんでした。
まともに走れていればもっと際どかった1戦です。
2戦目の前走は内ラチ沿いは見た目に荒れ始めていましたが、まだフラットでやや内が有利な状況。
内枠のメジェルダが先頭にアッサリ立ち、その他の馬は折り合い専念の追走でペースも大して速くならず付いて回る2番手以下の方がコーナーで追っ付け始め、逃げ馬は楽なまま直線二枚腰で完封。
前走もコーナーで外に膨れており、現状は広いコース向きでここでは狙いづらい1頭です。


ピュアブリリアン
新馬戦は外枠の半数が出遅れており、好スタートを決めたカゼノカムイとトウショウドラフタが併走で先導し、序盤は隊列がバラけていましたが3コーナー手前で外枠の馬が追っ付け急接近し、4コーナー半ばでやっと馬群が凝縮し始める展開。
その間、先頭はペースを緩めて行けた分十分に脚が溜まっており、直線に向いてトウショウドラフタが満を持して抜け出し、2番手以降の集団はフラフラ。
最後坂上で内を通したピュアブリリアンが左手前のまま最内から2着に浮上も、勝ち馬からは2馬身半離されました。
今回は2ハロン延長となりますが、出遅れが解消されれば前進可能の1頭です。