まとめ

過去ログ625 2015/10/16 12:11

★日曜日 共通
京都11レース

秋華賞

アスカビレン
この馬は不器用さがネックで、これまでも後方からの競馬だったりポジションを取ったりしても加速地点で置かれる傾向があります。
チューリップ賞では不利を受けて最後方近くまで下げながら外に出せば一定レベル伸びていました。
フローラSは不満はありますが、中団馬群でポジションを取れない中で府中の上り坂で加速していくという流れは合わなかった可能性が考えられます。
有松特別は4コーナーで勢いをつけながらギアチェンジを要求されない消耗戦に近い競馬で脚を引き出そうとして不利を受けており、前走は阪神芝外1800mで4コーナーの坂の下りで前を向いて勢いに乗せてL1までラップを落とさない優秀な競馬でした。
前半はゆったり入った方がいいのは間違いないタイプで、その上で近走はポジションを取れるようになってきました。
これは今の京都2000mを考えると非常に心強い材料と言えます。
ただ、高速馬場に対しては未知数で、前走も少し力の要る馬場となっていた阪神でゆったりからのトップスピード持続戦に近い形で脚を出し切ってきたましたが、京都の超高速馬場ならもっと明確にトップスピードの質が要求される可能性も出てきます。
スローなら自分から早めに仕掛けて動いていくぐらいの意識が持てるかどうか。
前走は前残りの展開であることを差し引いてもラップ的に優秀でしっかりと突き抜けきった点は侮れません。
ポジショニングも良くなってきた今なら期待が持て、勝負の舞台に上がれるだけの材料は整ったと言えます。
理想は前々で上手く立ち回りながら目標を作って早めに外に出していく競馬で、距離ロスはで避けたいところですが、待って要所で置かれるぐらいなら3コーナーの下りで勢いをつける競馬という選択肢も可能です。


クイーンズリング
この馬の最大の武器はギアチェンジ面で、追い出されてからの反応の良さは3勝の内容からも確かです。
また、スピードの幅も広く、前走のローズSはかなり厳しい流れだったとはいえ先行勢の中では善戦していました。
一瞬の反応で一気に出し抜く競馬が理想なため、そういう展開に京都2000でなるかどうかが一つ目のポイントとなります。
二つ目のポイントは言うまでもないがミルコ騎手の出負け癖となります。
スピードの幅の広さも活かして前受けで仕掛けを待つのがこの馬の基本的な戦い方となるため、こういう馬で出遅れてしまうと戦術が限られてしまいます。
同型としては気性難をコントロールできれば強烈なレッツゴードンキ、紫苑Sで器用さ見せ安定感抜群の先行力を見せるホワイトエレガンス、特にホワイトの直後ぐらいで競馬ができれば面白いように思えます。
内を取れないとなかなか難しい今の超高速淀ということを考えても、とにかく出負けをしないことです。
スロー気味の中で前々で立ち回れれば総合力は春クラシック路線では屈指の実力馬だけに、特化戦にならないように上手くポジションを取る競馬ができれば上位可能です。

ココロノアイ
休み明け自体は悪くありませんが、骨折明けというのは不安となります。
問題は距離と出負け癖で、オークスは五分に出てきましたが、この馬は2歳戦時から出負けの印象が強く、桜花賞まで高い確率で出負けしており超高速の京都2000mはまず根本的に不安があります。
アルテミスSにしてもチューリップ賞にしても、好走しているのは中弛みがあるレースです。
出負けしても押し上げるタイミングがあり、そこを上手くジョッキーがつかめた時に好走しているというのは確かで、力勝負になった阪神JFではドンキに完敗しています。
現状で京都2000mという中距離でも最序盤の出負けが響きやすい舞台、長く脚を使う展開となったオークスでの内容、1600mまでの実績ということを考えてもネックになる部分が多すぎる1頭です。

★日曜日 共通
京都11レース

秋華賞

テンダリーヴォイス
この条件でこのメンバーで狙える材料は無く、この馬の武器と言える要所の器用さは前走でホワイトエレガンスに完敗している以上、評価ができるレベルにはありません。
また、使える脚は短かく、特にトップスピードの持続力は桜花賞でも一瞬は切れてもL1の坂で明らかに失速しており、赤松賞でも2F戦に近い形で先に抜け出して最後はディアマイダーリンに差し込まれていました。
総合力がある程度問われる今の超高速馬場では、3コーナーの下りからの競馬になるため、3F勝負に対応できる馬ではないと難しくなります。
現段階では狙うだけの決め手に欠ける馬で、武器み無いため狙いづらい1頭です。

ディープジュエリー
ローズSではこの馬にとっては1800mで淀みなく進んでしまってはスピード的に無理があったように感じました。
反応ができていなかったわけなので、勝負所で加速するだけの余力が前半で既になかったと考えられます。
ローズSから秋華賞で良くありがちな『スピードタイプの逆襲』という点でも、ペースが上がり切らずに追走で余裕をもって後半に進めたとしても、そこから前々もペースを引き上げて一脚を使ってくる中でこのメンバー構成で届ききるかどうか?という不安はあります。
ローズSでも厳しい流れから一脚を使ってきたレッツゴードンキやしぶとく食らいついたクイーンズリングといったところも差せなかった点は割引材料です。


ディアマイダーリン
この馬はこれといった武器が無い1頭で、赤松賞でも実質2F戦で上手く器用に内から伸びてL1でテンダリーヴォイスを捕えましたが、レースレベルもラップ的に見てもトップスピード面で非凡な内容だったとは言えません。
スローになったとしてもトップスピードの持続戦では本当に早い段階で甘くなってしまうことを考えてもなかなか狙いにくい1頭です。
仮にスローの2F戦になったとしてもホワイトエレガンスやレッツゴードンキが強敵となり、そこを相手に戦うだけのトップスピードの質を持っているとは言えません。


アースライズ
現時点では狙いにくい材料が多い1頭ですが、買い材料は存在します。
一つはオークスのパフォーマンスを信用するのであれば、高速馬場に変わるのはプラスとなりそうです。
オークスは完敗でしたが、最後まで脚を使って伸びてきたという点で考えてもこの馬としてはベストバウトのレースです。
スローからのトップスピード持続戦で無理なく脚を溜められれば怖さはありますが、それでもレッツゴードンキ、ホワイトエレガンス、クインズミラーグロの総合力やトーセンビクトリー、アンドリエッテのようなエンジンがかかってからの良さを持った爆発的なタイプとの比較で見てもワンパンチ足りない印象があります。

★土曜日
新潟9レース

11ゴールドリーガル
前走は前日の雨が残って脚抜き良い超高速ダート戦。
スピード必須でバテにくく断然前残り傾向の馬場で、押してキングノヨアケが先手を奪い、ダイワエクシードと争って後続を大きく引き離す大逃げの形となり、1000m通過が60秒1ととんでもなく速いラップを刻みましたが、キングノヨアケは全くペースを落とさず飛ばし脚色が衰えないまま3馬身千切っての逃げ切り勝ちとなりました。
走破タイム1分50秒4は500万下のタイムではなく、超高速馬場だったとは言え、ラップ構成は優秀でハイレベルな1戦でした。
ゴールドリーガルは4コーナーを回ると気に外に張ってしまい、前との差が開いてしまい、そこからバテずに粘るも4着に敗れました。

2走前の中山は比較的脚抜き良い高速ダート戦で比較的上がり速く、走破力必須で先行有利馬場な馬場状態。
外からサムソンズライトがかなり押して逃げ、8枠2頭が離れず追走し、2コーナーで一瞬ペースが緩む場面もありましたが、向正面辺りから2番手のロードシャリオが強気にスパートし、3コーナーから先頭に出ると2列目の組も追っ付けて追走していましたが、ロードシャリオの勢いが全く落ちず、直線全馬脚色一緒のまま1分52秒台に乗る速い決着で、走破力で劣り外を回った馬のロスが響く展開となりました。
ゴールドリーガルはコーナーを回る時に外へ膨れすぎた分、2着馬にクビ及ばずの3着となりました。

近2走は右回りに使われ、どちらも外に張って走っていたため、力が逃げて本来の走りが出来ていませんでした。右回りではコーナリングに不安があり、左回りの新潟コースとなる今回は前進可能の1頭です。

3走前の新潟では復調途中の出来で3着となりましたが、近走は馬体もフックラ見せておりデキに関しては問題ありません。
この中間もハツラツとした動きを見せており、状態面は◎
また、5戦連続で締まった馬場での競馬でしたが、今回は良馬場で競馬が出来る点もプラスとなります。


10アースコネクター
前走はブリンカーを浅いタイプに替えて挑みましたが、スタートで大きく躓いてしまい、1コーナーでガーッたと前に行って何とかなだめて
正攻法のレースとなりました。
外枠各馬が好位を固めて向正面でも動きがないままペースも緩んで団子の隊列となり、コーナーでも外の馬の動きが慎重で直線に向いてから一気に加速する流れとなりました。
ゴドリーが楽に抜け出す圧勝劇で離れた2着争いは上位人気4頭が叩き合いとなりましたが、最後間を割る形でマイネルボルソーが浮上。
前半がスムーズならもっと際どかっただけに、再度注意が必要な1頭です。