まとめ

過去ログ798 2018/8/24 9:44

★注目
日曜日
小倉2レース

3ファストアズエバー
初戦はパドックを見てもまだずんぐりした体型で仕上がり途上の状態で、スタートで出遅れた上に道中は掛かり通しでまともに制御がつかない中で3着。
この馬はデビュー前の時点で力む面を見せていたために、我慢させるような調教内容となっていましたが、レースでも神経質な面が目立ち、それに加えて直線ではインで前が詰まって追い出し遅れるロスもあり、まともなら突き抜けていてもおかしくなかった内容でした。
前走アーデントリー組の新馬戦は時計を見てもかなりレベルは低い1戦でしたが、この馬だけは2戦目で一気にパフォーマンスを上げてくる可能性があります。
今回の相手なら馬のスピードに任せれば勝ち負けになる1頭です。

5ブリングイットオン
今回のメンバーはスプリント戦でもスタートが速い馬がほとんどいないメンバー構成で、この馬の初戦を見てもスタートは速くてスッと先行できており、今回は楽にハナに立てそうです。
父キンシャサノキセキで母父エンドスウィープという配合からもスプリント適性は高そうで、この程度の相手なら逃げの手を打てれば差して来れる馬もみあたらないだけに上位の存在と言えます。
ただ、この馬の新馬戦は追ってからかなり甘くなっており、直線で脚が鈍る可能性もあります。

9タイガーティナ
父アドマイヤムーンで母がダート短距離を走っていた配合で、スプリント条件に適性がありそうな1頭。
前走は初のスプリント戦で一気にパフォーマンスを上げてきており、その前走の時計でもアーデントリーの新馬組で走っていれば圧勝している計算となります。その前走はペースが速すぎて先行できませんでしたが、今回のメンバーなら前へ行けそうで、スプリント2戦目でもう持ち時計を縮められれば今回の相手なら上位の存在と言えます。

8ドストエフスキー
今回が3連闘となりますが、小倉滞在なら問題ありません。
前走は4コーナーでかなり外を回る形となりましたが、最後まで伸びて1:10:00の走破時計。
前走の前半スピードだけ走れば今回のメンバーなら先行できそうで、減量の51kgは大きなプラス材料です。


札幌2レース

5サトノサイベリー
父がノヴェリストで母父ディープインパクト、曽祖母にエアグルーヴがいるという血統背景からもどう考えても芝中距離でこその馬。
血統背景を考えても初戦の1200mは距離が短すぎたはずで、初戦は若干の出負けして尻尾を振りながら追走に手間取り、その後は素質の高さでスプリントの流れを追走するも最後までエンジンがかからずに4着。
初戦は練習も少なく、パドックでは引かれながらの周回で気合がひと息だったことを考えると健闘した内容と言えます。
この馬はトビが大きく、いかにも中距離でゆったりと走らせた方がいいタイプで、1200→1800への距離延長となった前走は3着。
前走は条件好転の1戦となりましたが、2戦目で気の悪さがでてしまい、ゲート内でガタついており、道中もフワフワしながら頭を上げるなどして集中して走れていませんでした。
直線は外から脚を使うも前との差が詰まりませんでしたが、今回も人気しそうな1頭ですが気性面での課題が残る1頭です。

6トーセンジェロニモ
ここ2戦はどちらも上がり35秒程度の末脚を使ってキレ負けしており、前走はスタートはポンと出ましたがマイルのスピードに追走苦労していた感じで、直線でも最終週の外伸び馬場でインに押し込められるような形となっていました。
それでも最後までじわじわ伸びており、通った部分やこの馬自身が適性外条件だった事を考えても十分に評価できそうな内容でした。
父がトーセンジョーダンで半兄がドラセナという血統背景。
叔父にアドマイヤコスモスがいて従兄弟にアドマイヤデウスがいるという母系を見てもまず持久力を活かしての中距離型と見て良さそうで距離延長は絶好です。
週中の雨の影響で時計と上がりがかかりそうな札幌コースも良さそうで、陣営コメントを見てもキレはないのは理解している感じなので早めに動く競馬をしてきそうです。
今の札幌のタフ馬場ならこの相手でも十分に勝負になる1頭です。

4シェーングランツ
ソウルスターリングの全妹という事で話題先行な感じはありますが、それでも初戦のパドックを見る限り未勝利で終わる馬ではないはずです。
初戦はペースが遅くなったため、途中からペースを上げましたがその後もなかなかハミが乗ってこずにラスト100mでようやく頭が下がっていました。
初戦は超スローペースを後ろから進めての負けである程度言い訳もできますし、藤沢厩舎で2戦目となれば今回は格好はつけてきそうなイメージがあります。

★注目
土曜日 札幌10
ショウナンアエラ
3走前からはブリンカー着用で集中力が出てきた1頭。
4走前はこれまでと違って逃げずに控える競馬で4着となりましたが、「3〜4角で勝ち馬について行くつもりでしたが反応がいまひとつでした。」との事でしたが、ブリンカー着用の次走はいつも通りの逃げる競馬で2着となりました。
今回は昇級戦となりますが、元々は1000万下クラスでも勝ち負けしていた馬で、1000万下クラスの成績は2,2,7,4,2,4着。
7着時の中山戦は3頭横並びとなってしまい、息の入らないオーバーペースで逃げて7着となっており、それ以外のレースでは安定して上位となっています。
ただ、2走前の新形着時は重馬場で手応えが悪くなっての4着で、追いきりでも重い馬場では一杯になって、遅れる面を見せていた馬だけに、雨で重い馬場になる今回は危険な1頭と言えます。

日曜日
新形9レース
エルビッシュ
休養前は現在、更に上の条件で活躍している馬達と当たり続けて運が無く5連続2着。
6走前の勝ち馬トリオンフは、その後3連勝してG1大阪杯に出て8着の実力馬で、4走前の勝ち馬レインボーフラッグもその後連勝して準オープンクラスで連続2着の実力馬です。
ムーンクエイクも3連勝ちしてオープン馬となっており、それらと差のない競馬をしていた事からも、このクラスに入っても力は通用する1頭です。
以前はレースを使うと背腰に疲れが残ったり、レースでは右にモタれる面が見られましたが、今はモタれる面がマシになり真っすぐに走れるようになってきました。
3走前の昇級戦はゲートに突進してしまい、座り込んでしまうスタートとなりましたが、3ハロン標から押っつけつつで反応もひと息で4着。
昇級2戦目は外目でスムーズに流れに乗れましたが、上がり33秒0の脚を使って前に迫るもアタマ差の2着。
前走は外枠から行けずに、位置取りが悪くなってしまい、直線は大外に出して1頭だけ際立つ伸びを見せるもメンバー最速の31.8秒の脚で3着となりました。
1頭になるとソラを使うだけに、なかなか勝ちきれない1頭ですが、ここでも能力上位で2〜3着つけで狙いたい1頭です


小倉
ゲンパチケンシン(古500万)
今回は降級4戦目となる1頭で、降級初戦は4角手前で前の馬が下がってき押し下げられる不利があり、最後は盛り返すも6着まで。その次走は好位の内から進めるも3角手前でラチに接触してしまい、直線でも外に出せずにジリジリと後退しての9着。
平坦コースに替わった前走は好枠からの競馬となり、好スタートからロスなく立ち回って、終盤の脚勢もしっかり使って2着となりました。
やはり小回り平坦が合うタイプで、中間も活気を保ち引き続き同コースで勝ち負け可能の1頭です。

日曜日
新潟9レース
リカビトス(新潟・五頭連峰特別)
新馬勝ちが、新潟の芝1600メートルでスローペースのヨーイドンの競馬でしたが、上がり33秒台を出遅れながらもアッサリと差し切っており、その後も連勝を決めて無敗の3連勝で秋華賞へ出走となりましたが、その頃からの出遅れ癖が今でも出世を妨げる要因になっています。
秋華賞後の愛知杯で4着した馬だけに、末脚をフルに発揮できる新潟外回りコースのここは勝ち負け濃厚の1頭となります。

土曜日
小倉9レース
テイエムノサッタ
九州産限定OPのひまわり賞は基本的に堅いレースで、近5年の連対馬は1,2,1,2,1,2,1,3,1,2人気馬となっており、1番人気が5勝、2番人気が2着4回、3番人気が2着1回となっています。
今年は九州産限定戦で1分09秒1という勝ち時計がありましたが、九州産で1分09秒台が初めて出た97年以降、「1分09秒台で走ったことがある」「前走で勝っている」の2点をクリアする馬は@AD@D@D@A@AA着と安定した成績を残しています。
今年はテイエムノサッタのみがこの基準をクリアしており、この馬が中心となります。

★日曜日
札幌11レース

キーンランドカップ
クリーンファンキー
UHB賞、UHB杯はともに洋芝のレースで、この2レースはどちらも内枠でゲートの拙さを内の先行馬が通ったスペースを押し上げるという恵まれた面があります。
エンジンが掛かってからの馬というのは最序盤の隊列が重要で、この馬としてもしっかりとポジションを押し上げていけるかどうかがポイントとなります。
底を見せていない点からも内枠でも外枠でも怖さはありますが、それでも強く狙うには足りないように思えます。

ナックビーナス
宮記念でも好位の中目で待たされていましたが、それでもレッツゴードンキと遜色なかったように、総合的に見てもここでは1,2の能力を持っている馬で、あとは別路線との比較となります。
パワー型のスピードタイプで考えると高松宮記念路線が一番で、圏内に入れる馬で考えると信頼しやすい1頭です。
理想は内目の枠で、大外枠では割引が必要です。

レッツゴードンキ
今はゲートが安定してきているので大きな不安がなくなった1頭。
後方からとなったとしてもハイペースなら前もきつくなる為、、パワー型のスピードを高いレベルで持っているこの馬としては不安はありません。
理想は少し渋って明確に力の要る馬場の方が1200m戦なら信頼度は増しますが、先週の馬場なら良でハイペースでも8秒台前半の想定だけに、不安材料がない1頭と言えます。

ダノンスマッシュ
力の要る馬場自体は問題ないのは前走の函館日刊スポーツ杯で示しており、終盤の札幌でも8秒台半ばぐらいの想定となるため、問題なさそうです。
ゲートやペース次第となりますが、2列目ぐらいで競馬ができれば力を発揮してくる可能性が高く、今回はハイペース適性が高い馬が非常に多いため、前走の内容からもゲートをポンと出る前提でペースは平均までで収まった方が良さそうです。

ムーンクエイク
京王杯SC、甲南特別、長岡京Sも含めて基本は前半ゆったりと進めての後半のトップスピード持続というパターンで結果を出してきているだけに、洋芝の1200mという舞台が懸念材料と言え、この馬の高いパフォーマンスは高速馬場でトップスピード持続を最大限に高めるという展開でのものです。
この馬の場合は高速馬場の方が合っており、1200mでタフな馬場で33秒台前半となるとリスクは大きいように思えます。