まとめ

過去ログ812 2018/12/20 11:15

★日曜日の勝負の1鞍
シュヴァルグラン
昨年の有馬記念は完全にスローの流れで中団のポジショニングに甘さがあり、3〜4角で勝ちに行ってL2の最速地点では切れ味で見劣り、内で器用に立ち回ってきたクイーンズリングに先着を許すという少し物足りないパフォーマンスでした。
また、天皇賞春では強気の競馬で平均ペースの流れを先行し、少し息を入れても脚を使えているぐらいなので、前半の融通性の高さがこの馬の武器の1つと言えます。
後半特化戦ではこれまで有馬記念、京都大賞典、今年のJCでも見せており、天皇賞春の2着や昨年のJCを見ても全体的にある程度ペースを上げた方が良いタイプと言えます。

シュヴァルグラン
ペースが流れた場合でもできるだけ良い位置を狙うべき馬で、この馬の場合は前半の流れに乗っても余裕があり、後半に溜めたからといって切れるタイプではありません。
今回はレイデオロが強敵となりますが、ロングスパート戦でも速いラップを要求されなければパフォーマンスを落とす可能性はあります。
また、サトノダイヤモンド、ミッキースワロー、ブラストワンピース辺りは前半でそこまで無理をしたくないタイプで、前半から攻める競馬をすればチャンスは大きくなります。
また、ジャパンカップを制したときの鞍上がボウマン騎手に戻る点はプラス材料で、その時見せたような積極性が見られれば、このメンバー構成ならチャンスはあります。

シュヴァルグラン
サトノダイヤモンドと比較すると前半のスピード面が武器となり、ミッキーロケットとの比較なら後半のポテンシャル・トップスピード持続は優位に立てます。
この馬としては先行策でペースをややスローぐらいの範囲で進められれば勝算は高まります。
明らかに前走で上昇を示してききた点と、リピーターが好走する有馬記念で昨年3着の実績は注目ポイントとなります。

シュヴァルグラン
この馬は後半のポテンシャル勝負にシフトしすぎるよりは前後半のバランスをうまくとって乗った方が良いタイプで、今年のジャパンカップは超高速馬場で59.9とスローでもそこそこ速く、質的に前半の追走で苦労した面があり、後半もこの馬自身は最後まで脚を使えていましたがL3で11.0秒とかなり速いラップを踏んでいたので前との差を詰めることが難しくなりました。
前走は京都大賞典よりも1段階パフォーマンスを上げてきており、叩き良化タイプのこの馬にとってはの3戦目の今回は高いパフォーマスが期待できます。
スローバランスで展開した場合には各馬も余力を持って長くトップスピードを維持してくるため、ある程度の流れを先行する事で各馬の脚を削ぐ競馬が理想です。

★土曜日のメインレース情報
 天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念すべて出走した馬
年3戦出走優勝馬
004頭テイエムオペラオー(3連勝)
013頭なし
024頭シンボリクリスエス(天・有)
033頭シンボリクリスエス(天・有)
042頭ゼンノロブロイ(3連勝)
057頭ヘヴンリーロマンス(天)、ハーツクライ(有)
062頭なし
075頭メイショウサムソン(天)
082頭なし
092頭なし
102頭ブエナビスタ(天)
116頭トーセンジョーダン(天)、ブエナビスタ(J)
123頭エイシンフラッシュ(天)
132頭なし
144頭エピファネイア(J)、ジェンティルドンナ(有)
15
16
17


馬名 天皇賞 JC 有馬

05年
ヘヴンリーロマンス 1、7、6
ゼンノロブロイ 2、3、8
ハーツクライ 6、2、3
リンカーン 15、4、3

06年
スウィフトカレント 2、8、12

07年
メイショウサムソン 1、3、8
ポップロック 4、2、5

08年
アドマイヤモナーク 12、12、2

09年
エアシェイディ 8、5、3

10年
ブエナビスタ 1、1降2、2
ペルーサ 2、5、4

11年
トーセンジョーダン 1、2、5
ブエナビスタ 4、1、7、」
トゥザグローリー 5、11、3
エイシンフラッシュ 6、8、2
ジャガーメイル 9、3、11

12年
エイシンフラッシュ 1、9、4
ルーラーシップ 3、3、3

13年
トーセンジョーダン 11、3、14

14年
ジェンティルドンナ 2、4、1
エピファネイア 6、1、5

15年
ラブリーデイ 1、3、5
アドマイヤデウス 11、16、7
ワンアンドオンリー 16、7、9
ラストインパクト 12、2、12
ダービーフィズ 15、9、14

16年
無し

17年
キタサンブラック 1、3、1
シャケトラ 11、7、7
レインボーライン 3、6、8
ヤマカツエース 11、8、10
サトノクラウン 2、10、13

★お知らせ
チャンピオンズカップ

ルヴァンスレーヴ
唯一の不安材料は伏竜Sの危うさで、コーナーで速いラップを連続する形への対応ができるのかどうかがポイントとなります。
これまでのレースを見ても伏竜Sだけは明らかに反応が悪く、当時は内田騎手だったために上手く動かす意識が薄く、鞍上と合わなかった可能性もあり、休み明けでプラス10キロ、初の右回りでモタついていた可能性もあります。
この馬が結果を出してきたのは川崎の全日本2歳優駿もユニコーンS勝ちも含めて、コーナーでそんなに速いラップを要求されなかったレースで、東京マイル巧者にありがちなのは東京マイルは向正面で速くコーナーで息が入って直線で再加速、というパターンが多く直線地点での決め手勝負になりやすく、同馬もそこで鋭さを発揮している印象があります。
中京コースは3角下りからのロングスパートのパターンもあるため、そうなったときに追走で脚を使わされないかどうかは伏竜Sの負け方から唯一の不安点となります。
しかし、前述したように伏竜Sが休み明けや右回りが原因だった可能性もあり、それ以外には不安材料がない1頭となります。

ルヴァンスレーヴ
JDDではオメガパフュームに対してL2の地点で明らかに脚色で優っており、L1L2がレースラップ的にも後半最速で12.2秒。
ここで前との差が4馬身から2馬身ぐらいの差に詰めていたため、11秒台の脚を使ってきた計算となります。
これは3〜4角での加速から直線入りでもう一段加速した内容で、他の馬とは一味違う切れ味を見せてきました。
トップスピード面が直線で問われればトップレベルの馬で、昨年のような展開になれば直線での切れ味はゴールドドリームが回避した今回は1番の評価となります。
余力のある展開なら直線では確実に切れるため、内枠で良いスタートを切ってペースが落ち着いてくれれば勝利に一番近い馬といえます。

ルヴァンスレーヴ
2走前のジャパンダートダービーでは後方外から動きながら直線入りで切れ味を見せてオメガパフュームに1馬身半差をつける完勝。
前走の南部杯ではある程度いいスタートを切ってゴールドドリーム相手に完勝。
今回の中京1800mでどはういう競馬をしてくるか楽しみの方が大きい1頭で、前走の南部杯ではL2でかなり速いラップを踏んだ形でゴールドドリームとともにここで伸びてきました。
前走は2頭だけ違う脚を使っており、トップスピード面をあのペースで引き出してきた点は好材料です。
前走でこれまで課題だったゲートを出たというのは大きな材料で、この休養期間でしっかりとゲートを克服してきたのであればかなり大きなプラス材料と言え不安材料の無い実力馬と言えます。