まとめ

過去ログ833 2019/12/17 6:36

★日曜日情報
g1アエロリット昨年と今年の安田記念は強い競馬で連続2着しているように地力は間違いない1頭で、安田記念や中山記念で評価すべき点は前半のスピード面となります。ペースが緩かった昨年ヴィクトリアマイルでは道悪馬場という事もありトップスピードの質的に足りていませんでしたが、毎日王冠の1800mでは上手くペースを作り出しての勝利となりました。マイル戦ではタイトな流れで後続の脚を削ぐ競馬で高いパフォーマンスを見せてきましたが、毎日王冠では1周コースの1800m戦でそこまで速いラップを要求されることもない条件となり、流れが落ち着いた中で先行する形だけでは厳しくなるコースでした。後続に対してリードをとって早めに抜け出すような競馬をしてこないと最後の決め手で見劣ってしまうため、この馬が来る展開は早目のロングスパート戦となり、そういった展開はステルヴィオが得意とする展開でしたが終わってみれば問題とせずに1馬身1/4の完勝。これは大きな材料で、完全に本格化した印象があります。今回もこの馬の競馬が出来るかどうかがポイントとなりますが、そういった展開で強いアーモンドアイがいるだけに、勝ち切るのは難しいように思えますが連下では十分可能性がある1頭と言えます。-----------kkkmaアエロリットこの馬は右回りと左回りとではコーナリングの上手さが別馬のように異なり、右回りコースではパフォーマンスが低下するため、右回り戦の昨年のマイルCS12着は度外視可能です。左回りの安田記念では2年連続クビ差の2着と言う実績もあり、スワーヴリチャード、サトノアレス、サングレーザーといった強力牡馬相手を退けています。この馬は(4.7.0.6)という戦績ですが、良馬場での左回り戦では(3.4.0.1)とパーフェクトに近い戦績となっており、その内容は前述の安田記念連続2着、毎日王冠1、2着(ステルヴィオ、キセキ、ステファノス、ケイアイノ-テックを撃破)、NHKマイル1着、クイーンC2着でレベルの高いレースでのものとなっています。これまでは逃げ馬が馬券に絡めていなかった天皇賞・秋でしたが策根はキセキが逃げて3着に残れており、この馬も厳しい流れを作っての粘り込みなら可能性がる1頭と言えます。-----------121アエロリット前走の毎日王冠では2着となりダノンキングリーに差されましたが、これはダノンキングリーが強すぎたケースで、もう少し前半を飛ばしても面白かったように思えますが3〜4角で緩めずに入ってのL3最速という競馬に持ち込んできたので渋太く出し切れました。本来なら3〜4角でもう少し勝負しても良かったはずですが、インディチャンプがこらえきれずに早めに仕掛けて目標がなくなってソラを使って甘くなった面もありますた。ただ、L1で渋太く差し返していてこの馬らしく最速地点では見劣ってもL1まで減速する中での良さを発揮できており、このレースを見てもペースそのものというよりは勝負所で強気に仕掛けていくというのが大きなポイントとなってきます。逃げ馬としてはかなり高いレベルでロングスプリントを引き出せるのが強みで、ペースが速くても対応できるだけに、2000m戦でも自分の競馬が出来れば上位可能の1頭と言えます。----------11netアエロリットこの馬のベストパフォーマンスは昨年の安田記念で、このレースは驚愕レベルの競馬をしており、平均ペースで流れて前後半どちらも45秒台という次元の高い競馬でラップ推移的にも全く淀みなく進んで東京マイルとしては異例と言えるタフな競馬となりました。その中で前受しての2着はかなり衝撃のパフォーマンスで、これ以上ないくらい完全に嵌ったモズアスコットにはクビ差だけ差されましたが、安田記念の内容からもトップレベルのマイラーなのは間違いありません。今年の安田記念では不利を受けていたとはいえアーモンドアイを撃破しており、アーモンドのポジショニング次第では今回も十分チャンスはある1頭と言えます。アーモンドアイの昨年のJCが強かったのは間違いありませんが、番手の位置を取れたというのはかなり噛み合った面もあり、枠次第では2000m戦でアーモンドアイがどこまでポジションを取れるかというのは大きなポイントで、中団外ぐらいまで下がった時に3〜4角でこちらが動いてコーナーで脚を使わせるパターンまで上手く誘導できれば安田記念の再現も期待できます。------------1ninアエロリット条件的に見ても2000mは少し長い印象がありますが昨年の毎日王冠が強く、かなりのスローから11.7 - 11.7 - 10.9 - 11.2 - 11.7とL3最速で10.9という形で早めに仕掛けて抜け出し寄せ付けなかった点は評価できます。この馬は後半型の競馬に特化しても早めに出し切れば強いということはステルヴィオやキセキを物差しにすれば証明できており、この感じならワンターンの2000mぐらいならうまくレースを作れれば問題なさそうです。前走の毎日王冠でも我慢しており、その分直線での一瞬の鋭さではインディチャンプに圧倒されてしまいました。この馬は後半速めに仕掛ける競馬で良さが出ているだけに、今回も距離を意識しすぎず自分の競馬に持ち込めるかどうかがポイントとなってきます。

★日曜日情報
アーモンドアイは熱がこもりやすい体質で、ドバイ遠征でも「レース後に水をかけるのが遅い」と吉田勝己氏が激怒したという情報もあり、昨年の桜花賞後も熱がこもって倒れてしまい、他のジョッキーから「オークスで使うのは無理」と言われていたほどです。それでもオークスを制した辺りは性能の違いと言え、暑い時期での1戦となった安田記念では致命的な不利を受けながらでも3着に食い込んでおり、この時期のレースなら体調面の不安もなく盤石の1頭と言えます。---------121アーモンドアイ前走の安田記念では3着となりましたが、序盤の不利で後方からとなり3〜4角でタイトに進められてコースロスが如実に響いてしまった形となりました。前が出し切って進められる展開となり、こちらとしてはL1の減速でようやく突っ込んできましたが前半のポジショニングの差が響いてしまう格好となってしまいました。安田記念では上がり32.4が示す通り、この馬自身はほぼ限界まで出し切りましたが、それでも届かなかったのは最序盤の不利と言えます。この馬は外からあのラップで進めても突っ込んできてしまうレベルの馬で、基本的に後ろ過ぎないところから出し切れれば届く脚は持っているため、不利さえ受けなければこの馬が勝利に一番近い1頭と言えます。-----------blastアーモンドアイ安田記念では3着と久々に敗れましたが内容はかなりのインパクトで、14番枠から出負けしてさらに外からロジクライが寄れてきたので接触する不利を受けてしまいました。そのまま後方で進めざるを得ない形となり、コントロールを利かせつつ後方馬群の中で折り合わせながら3角に入っていく恰好となり、3〜4角でもペースが落ちない中で後方馬群の外目、中で包まれて直線。直線序盤で我慢強く待ちつつL2で進路を外に確保し切ると渋太く伸びるもまだ3列目で、L1でグンと差を詰めて来ましたがわずかに及ばず3着まで。平均ペースで流れてトップレベルのマイル戦としては若干緩い展開となり、その分中盤の3〜4角で息が入らず11.3-11.2と加速しながらL3で11.1というラップとなっており、典型的なロングスプリントの競馬となり、このパターンではコーナーで外というのはかなり厳しい競馬となっていました。外を回して甘くなった馬が多い中で、かなりのロスがありながらも一頭だけ違う脚を見せてきたこの馬は一番強い競馬をしており、今回も最有力の1頭と言えます。-----------winアーモンドアイ展開的にはロングスプリントの形になった方がこの馬の素材を前面に引き出せるため、アエロリットの存在は歓迎材料で、ギアチェンジ戦になった場合にはサートゥルナーリアとダノンが厄介な存在となってきます。サートゥルナーリアとダノンプレミアムはどちらもロングスプリントでは甘さを見せており、アエロリットが強気の競馬をしてきた時には不安が大きくなってきます。今回は2番枠を引き当て、内枠で包まれて動けないうちにこの2頭に出し抜かれるパターンが一番避けたい展開で、アエロリットを昨年のジャパンカップ時のキセキと見立てて昨年のジャパンカップのような形で進める競馬が理想となります。今回は出負けしなければ3列目ぐらいは狙えそうなだけに、その位置を目標にして前の馬を選びつつ、出し切れる競馬を展開できれば素材は1枚抜けているだけに圧勝まであり得る1頭と言えます。-------------11netアーモンドアイ状態面に問題なく極端な競馬にさえならなければ信頼度は一番の馬。実力的にもかなり高いレベルにあり、特に後半のロングスプリント適性は現役馬の中では抜けており、昨年ジャパンカップで見せた勝ちパターンのキセキをマークして捕えるという競馬は衝撃のパフォーマンスでした。あれだけ後半長く11秒前後を連続してくるのは超高速馬場巧者でないと不可能で、素材も高くないとできません。また、ハイペースでも対応できていており、ドバイターフは2秒ぐらいハイペースの流れでしっかりと直線鋭く反応ができて勝利してきました。また安田記念はこの馬の位置だとスローでしたが、それでもレース全体で流れている中で後方外目から3〜4角で淀みなく進む流れでロスがありつつも最後まで差し込んできているだけに、展開面に対する不安はなく最上位の存在となります。

★日曜日情報
g1アーモンドアイ昨年のジャパンカップは東京の最終週でも超高速馬場状態となっており、後半が早すぎるのでバランス的に超スローで流れた格好になっていました。L3最速11.0もですが、L5−4とコーナー地点で11.4-11.4とキセキが強気の仕掛けを展開したことで5Fから速くなり、中盤でも11秒台後半となっていました。中盤はポテンシャル、後半5Fはロングスプリントの展開となり、段階的な加速で後半の素材面を強烈に問われた一戦となり、後半のロングスプリントでキセキが出し切ったところを捕えて2馬身差をつける圧勝。超高速馬場適性の高さはかなりのもので、これだけ長く11秒台前半を刻み続けることができるというのは凄まじい次元の能力と言えます。L3では10秒台に入っている計算となり、分散した中でしっかりと速いラップも踏めており、強かったの一言。スワーヴリチャードとの比較で見ても前にいてキセキを追いかける形で突き放している形だけに、勝負付けが済んでしまったようなレベルの決め手の差を見せつけた1戦と言えます。今回はアエロリットが飛ばした場合でも対応できる追走スピードは既に証明しているだけに、大きな死角が見当たらない1頭と言えます。--------kkkmaアーモンドアイこの馬のベストパフォーマンスは昨年のジャパンカップで、ジャパンカップは超スローからの超ロングスパート戦からもう一段の脚をキセキとこの馬だけ引き出して千切ってきたという内容でした。あれを見る限りでは長距離的な競馬をしてきたと言えますが、ドバイターフでも強いパフォーマンスを見せており日本式で大体46.1-48.2という感じでかなりのハイペースの中、L4で12秒台に落ちて後半4Fは12秒前後で消耗気味の展開となり、前半のスピードを高いレベルで要求された1戦となりました。ペースがかなり速くアーモンドアイの位置でもハイペースに近い競馬になっており、その中で後半勝負での再加速戦で抜け出す脚が素晴らしく、反応の良さを見せることができたのは大きな材料です。後半に余力を残して末脚を出し切って良さが出るタイプの馬なのは間違いありませんが、流れた中での一脚という競馬でしっかりと抜け出して後続を完封できているというのは素直に高く評価でき、このパターンでやれたのは大きな収穫と言え、適性的にはどんな展開になっての不安の無い1頭と言えます。-----g1cアーモンドアイ昨年はオークスよりも、日本ダービーの時計の方がコンマ2秒速いものでしたが、終いの決め手は、ワグネリアンよりもアーモンドアイの方が上で、ワグネリアンの上がり3ハロン34秒3に対してアーモンドアイの上がり3ハロンは、33秒2。ペースとラップの違いはありますが東京の芝2400mはこの時期の3歳馬にとってはタフなコースで、2分23秒台という時計はハイレベル決着と言えます。3歳春という時点を加味すれば、ワグネリアンの時計も評価できるもので、アーモンドアイはワグネリアンより1秒以上も上回る決め手を繰り出していながらもまだ余裕がありました。東京の芝2400m戦で2分24秒0を切って上がり3ハロン33秒5以下の時計をマークした馬は過去のオークスでは皆無で、ダービーで見ると2005年の勝ち馬ディープインパクトと、今年のダービーで4着だったエタリオウの2頭のみ。ジャパンCでは、2012年の上位5頭(ジェンティルドンナ、オルフェーヴル、ルーラーシップ、ダークシャドウ、フェノーメノ)が該当するだけで、これらの馬と同等以上の能力を持っているアーモンドアイは当然ここでも最有力の1頭と言えます。走りがしなやかで前脚が大きく伸びることによって一完歩が大きいアーモンドアイは、ディープインパクトと同じように普通のキャンターからして、他馬とはスピードが違っており、道中はスタミナを使わずに温存できて終いの決め手を生かせる事ができます。