1 赤龍

邪馬台国について その2

このスレもめでたく2つ目突入。
邪馬台国の謎、魏志倭人伝、卑弥呼、当時の日本と中国の関係、といった三国時代の日本関連について討論しましょう。

前スレ >>>205
邪馬臺國(邪馬壹國?)
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47 赤龍
ストラップさんの問題にされてることですが、まずみなさん御存知のように、邪馬台国論争は諸説紛々、現在では近畿説、九州説の二つにほぼ絞られていますが、いまだ決着のつかない問題ですよね。
そして、現状としては、近畿地方、とくに大和を中心とする地域の相次ぐ考古学の発掘成果から、近畿説が優勢になりつつあります。

井上氏の弥奴国比定は、井上氏の九州説を前提としたものであり、それに反する立場からは認められるものではありません。
なので、この弥奴国の比定については、残念ながら学会の定説となるほどのものでなく、あくまで井上説という一仮説の域を出ないものと考えられます。ちなみに、位置の比定について、ほぼ確定してると思われるのは対海国〜奴国までのようです。

個人的な感想としては、弥奴国自体、名前以外に特に記述の無い、ひとまとめにされた諸国の一つであり、その位置を特定するのは困難で、九州説の立場からも確定できるほどのものではないと思えます。井上氏も、音の類似による推定を行なっているのみで、それ以上の強い根拠を持っているわけではないのではと思います。
(PC)
48 赤龍
補足として、井上光貞氏についてですが、もう20年以上前に御亡くなりになられた方ですが、日本古代史の分野の非常に著名な研究者であり、一般向けの概説書『日本の歴史』シリーズの執筆陣にも加わってたりします。
邪馬台国論争の歴史を扱う本なんかでも、必ずと言っていいほど名があがる、邪馬台国研究史の上でも重要な研究者です。
>>47読み返すと、私の稚拙な説明で、適当な仮説立てた人と思われかねないので、井上先生の名誉のための補足でした。
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49 ストラップ
巫俊さん、赤龍さんありがとうございました。

論争がある筈の倭人伝に関する部分で、一つの仮説を、さも仮説では無いかの様な書き方で県の公式な文章が書いていましたので、余程指示されている研究者なのだろうと考えておりました。

やはり>>48の様な事もあり、全面的に採用したのかも知れ無いですね。
(PC)
50 邪馬台国
論争にはずみがつきそうです。中古にもプレミアムがつき、なかなか入手困難な書籍の一つだったのですが、このたびミネルヴァ書房より待望の復刻が、「古田武彦・古代史コレクション」と銘打ってスタートしたようです。「初期三部作」と呼ばれている、『「邪馬台国」はなかった』『失われた九州王朝』『盗まれた神話』の三冊がまず復刻されました。次いで『邪馬壹国の論理』『ここに古代王朝ありき』『倭人伝を徹底して読む』の復刻予定とのこと。 特に初期三部作は古田史学のデビュー作と言うだけでなく、その学問の方法を徹底して重視した論証スタイルに古代史学界が受けたインパクトもかなりの強烈なものでした。
皆で論争を盛り上げましょう
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