月いろの手紙 SONG NOTE
過去ログ106
2009/12/11 23:35
▼彩 愛 美Slow Snow
残されたハート 白く積もる
世界が果てて行く 空き地の中で
自分を取り巻く 空気の冷たさに
ただ雪が舞い落ちて来た
加速された 時間の反動で
周りにある空気の速度が遅くて
停まったように降る雪の静けさに
何だか涙が こぼれていた
凍えて悴んだ 震える指先を
あなたがこすって暖めてくれた
冬がこんなにも 温かいとは知らなかった
雪月花に舞う 恋時雨
何時からかみぞれ行く 白亜の空に
想わず吐く息 白く固まる夜
この恋が結晶して
ミクロ化する 心の淋しさに
唇を噛み締めて 涙まで凍る
失くした言葉 降る雪に埋もれて
愛を伝えられなくなるのね
まつげに積もる雪 重くて目を閉じた
あなたが急にkissをしたからよ
こんな方法で 伝えられる愛もあるのね
二人との温度差に 空気感も変わる
雪の結晶がキラキラと 輝いていた
泡立つ血液で 暖まる体が
寄り添いあなたの暖かさを感じ
雪がこんなにも 温かい冬になった
涌井田 朱子
2009/12/11 23:35
▼彩 愛 美Xmas Birthday
柊のシルエットが映える
キャンドルの火が 風に揺らいで
今年最後の一大イベントにと
朝からパーティーの準備をして
解り切ったように 今日は誰の誕生日と?
誰も自分の誕生日だとは気付いてもくれず
今更ながらに口にして言える訳もなくて
そんな淋しさも確かにあるけれど
こうしてみんなで賑やかに過ごせるだけ
いいのかも知れないよね Xmas Birthday
未完成のままの飾り付けも
後でみんなで 飾りたいから
粗方のレイアウトを決めてしまえば
残りは自由に気分任せで
お互いに交換するプレゼント買いに行こう
同じようでも誕生日とは違うプレゼント
誰が受け取るか交換の時まで解らない
特定の誰か祝うためじゃない
こんなにみんなで賑やかにはしゃいでも
心は何処か遠くに Xmas Birthday
人よりも一度少ないプレゼント受け取る日
それも寄りによってこんな日だなんてね
何時も友達と祝える幸せに
浮かない気持ちを賑やかさに隠していた
何時も通り変わらない Xmas Birthday
＊SONG for 麻 美
2009/12/8 0:11
▼彩 愛 美Invitation
黄昏色に空が混じり込む
中間色の velvetね
想いを滲ませた 雲が流れる
明日へと希望を繋いで
切り揃えた前髪の長さに驚く
それはあなたを忘れる事じゃない
あなたが始める 新しい生活
エールを贈れるようになりたいの
私も始められる新しい私のために
届いたばかりの招待状
そう結婚が決まったんだね
あれからずいぶん逢わなかったけど
お互い違う階段を昇った
過去を一つ捨てる度に 大人になれると
それであなたを忘れた訳じゃない
想いをまとめて 筆を取り印した
自分なりの答えを見付けたいの
私が私で居られる明日出逢える時に
誰だかわからない顔をして多分出席するわ
元カレだった君に と言う訳じゃなく
今は そうね ただの友達としてかな
一番後ろの席を用意してね
何時でも退席 出来るようにねと
幸せ見届けたら本当にさよなら出来る
＊SONG for 川島 麗美
2009/12/5 0:02
▼彩 愛 美First Snow
潰れて行く 手の平の中の雪が
白から透明に 変わって行く
冷たさは 一瞬の内に消えて
まだこれから始まる冬の入り口で
朝の幸せで暖かいベッドから
やっとの想いで 脱け出して外へ
あまりの寒さに コートの中で背を丸めた
この冬一番の寒さだと テレビが言う通り
まだ幼い生まれたばかりの雪が
まばらに空から舞い始めた
軽くスリップして スピンする心を
横目で笑い 通り過ぎる風
照れ隠し 周り見渡し赤ら顔
急ぎ足でその場を逃げたい気分ね
鬱に悩む想い 察したように
夜明けの空から 脱け出した雪が
気持ちに区切りをここまでと付けてくれる
まだ夢見心地の想いから引き剥がされてく
染まり始めた冬の色に 空は
見上げ白い息を飲んだ
両方の手を 大きく開いて
やって来た白い妖精達を 迎え入れようよ
不思議なくらいに雪を見ると笑顔になれる
あんなに寒さに凍えていたのに
舞い散る雪が暖かだった
＊SONG for 涌井田 朱子
2009/12/1 0:06
▼彩 愛 美Would You Find Me
真冬の空が 気紛れに拡がれば
見た事も無いような 星のスクリーン
時々迷いそうになる二人の
恋愛の道標になってくれる
寒い道でお互いのポケットに
手を突っ込んで歩いた並木道
would you find me この広い
星空の中でどうぞ一番輝く星でいさせてね
あなたがすぐに 私を探せるように
一番星に 愛を誓う時に
繋いだ手の温もり 何時も以上に
これから始まる 天体ショーの
中心に二人で立っているのね
廻り道もずいぶんして来たけど
それも今では懐かしく想える
would you find me 誰よりも
一番星でいたい 夜空に輝くどの星よりも
あなたの側で 光を放ち続けて
未体験の空に 翼を拡げ飛び出す
あなたと巡る 恋愛航路
would you find me 素晴らしい
晴舞台の空の上 一番輝く星でいさせてね
あなたがすぐに迎えに来られるように
＊SONG for 川島 麗美
2009/11/27 23:20