彩 愛 美 SONG NOTE
過去ログ66
2007/12/22 0:20
▼彩 愛 美初 雪
光がクロスするキャンドルに揺れて
この冬初めての雪が降る
まだ生まれたばかりですぐに
消えて行くだけの 力しかないけど
恋を覚えたばかりの少女のように
顔を朱くしてただもじもじして
立ちすくんだままの 冬の始まりね
ポケットから手を出してまつげに付いた
小さな雪を確かめていた
散り散りの想いで 風吹く街は
この年初めての雪になる
暖かさの残る昼間は
たんぽぽのように綿毛のような雪
幼い恋は何時でもすぐに消えて行くの
目の前を過ぎて行くスピードに
追い付けないままで 冬を迎えだの
コートよりも暖かいあなたの胸が
何時も私の隠れ家だった
降る雪はまた時雨に紛れて
時々になる程 切ないくらいにね
窓に張り付き 流れて行く
曇るガラス手で拭いて外を眺めて
小さな恋を募らせていた
＊SONG for 沢嶋 メロン
2007/12/22 0:20
▼彩 愛 美雪の花
寒々とした空を割るように
一年間溜めた夢が 街に降る
朱い手袋の上に 白い雪が落ちて
浮かれた想いを覚ましてくれる
何を残して来たかもわからない内に
もう一年が終わろうとしている
これから歩む先さえ見えないのに
この道の先にある明日が雪のように
白く輝いて 行く道を照らしていた
何時までも若いつもりでいたよ
何時の間にか過ぎた月日 雪に舞う
すっかり寒さに弱くなったねと気付いた
降り出した雪に震えるなんて
無理して薄着をした風邪をひきそうでも
それを若さと勘違いしていた
思い知らされるくらいに身に染みた
まだ冬の入口で 寒さに凍え出して
思わず躓く足元に雪が落ちた
咲き始めた花は 何処までも白く
手の温もりだけで すぐに消えて行く
付けた足跡の上 儚く雪の花も
白く舞い降りて還る空を探していた
＊SONG for Saku-Ra
2007/12/17 23:58
▼彩 愛 美サンタが走る夜
六角形に 凍り付いた
雪の結晶が 降りて来れば
誰の窓にも 平等に
クリスマスが訪れる
本当に赤鼻なのは サンタの方で
トナカイのせいにしている
イルミネーションの街を走り抜け
夢を飾り付けたツリーに靴下
どんなプレゼントが届くかな
はにかんだ 雪の精が
街の色白く 塗り替えれば
冬の国から 鈴を鳴らし
星の海を 駆け巡る
大きな袋いっぱいに 夢詰め込んで
トナカイのそり走らせて
世界中の子供達の下へ
夜の内に全て プレゼント届け
寝顔確かめて 帰ります
サンタが走る夜 地球は夜を追いかけて
朝に抜かれないように廻り続けるよ
子供達の夢を叶える聖夜に
サンタが雪の空 飛び廻る
＊SONG for 沢嶋 メロン
2007/12/15 0:14
▼Winter LoveWinter Love
冷たくなった 手の平に
淋しさよりも 温もりを求めたから
もうあなたには 戻れなくなった…
時間の壁と言う 二人の距離も
何時しか凍り付いてしまうのね
時々掛かる電話でさえも
上の空で何も聴いていない
気が抜けたコーラみたいにね
愛の欠片の泡さえも 出て来ないのね
流した涙 100l
もう流す物 何も残ってないから
メモリーなんて 探せなくなった…
枯れ葉の愛は散り 存在理由も
降り出す雪の中に 消えて行く
重たい雪に押し潰されて
違う人の胸に抱かれていた
気が抜けたコーラみたいにね
次のコーラを 注文しただけなのよ
背中丸めて コートの中で小さくなる
ただこの心を暖めてくれる
優しい場所を探していただけなの…
切なさ抱いて夜は越せない
雪に沈む街で一人ぼっち
気が抜けたコーラみたいにね
愛を失くして 冬に埋もれたくなくて
＊SONG for 川島 麗美
2007/12/11 0:08
▼彩 愛 美Snow White
降り始めた雪のせいで 言葉を忘れた
想いはたくさんあったのに
みんな みんな 白くなって行くのね
はぁーっと 吐いた息も
白く凍えて消えて行くように
街中が雪の中に消えてしまう夜
ただ想いは一つ それは変わらない事ね
ただあなたの側に居たい事だと
やっと気付いたから
低い雲の空を見上げて 手を伸ばしてみた
何を求めていたのだろう
何もかも失くしてしまうのね
凍えた手に伝わる
この温もりが消えない間に
胸の想いを残さずに 伝えられたなら
後は雪に埋もれ 見えなくなったとしても
もうあなたの中で根付いた想い
春には花開く
世界中の汚い物 全て埋めて
目に映る物は 純白の雪だけ
他にはもう何も見えない
街灯りが消えて 雪灯りに照らされて
誰よりも近く想い感じて
もっと強く抱いて
＊SONG for 涌井田 朱子
2007/12/8 0:31