月いろの手紙 SONG NOTE
過去ログ78
2008/8/4 23:57
▼彩 愛 美空の風になって
松林を抜けたら すぐそこは海で
眩しい夏を 照り返していた
誰もが求めた想いを集めて
浜いっぱいの人で溢れていた
あれから何もかも 変わってしまったけど
変わる事もない 想いも知った
君の側で 君が空の風になるのを
夏の間中 ずっと見ていた
あの空の色が 忘れられなくて
人の知らない裏道を 抜けて行けば
あの頃のまま 手付かずの場所
みんなで過ごした夏の想い出も
こんな風に埋もれて行くのだろう
だんだん逢わなくなってしまう友達
ずっと友達と 想っていたいけど
遠い夏に 君が空の風になるのを
手を振るようにして 見送っていた
あの海と空が交わる場所へ
もう逢えないのか あの夏の頃へと
想いを馳せて 物語は巡る
君の側で 君が空の風になるのを
同じ夏の海で 感じていたね
もう逢えない事 気付きもしないで
＊SONG for AURORA
2008/8/4 23:57
▼彩 愛 美この空を仰いで
待ち疲れた 始発電車
何時まで待っても 来ない人
時間が来れば 出て行く電車
それを見送れる程の ゆとりはない
仕方無く先を急いで 乗り込む電車
ただ一人きりじゃないと 想う空
浮かぶ雲だって こんなに楽しそう
何処までも青く澄み渡る空仰いで
僕はまた一人の旅を続ける
揺れ動いている 睡魔の淵
陽気に惑う 硝子細工
ほんの一押しで 崩れ行くのなら
このまま眠りに 就いてしまいたいね
微睡んだ窓辺 景色も漫ろに消える
ただ一人きりじゃないと わかる空
夢叶う予感 頭を過ぎる時
立つ姿 背筋伸ばし 強く空仰いで
前に続く道を走って行くだけ
青い空をずっと見ていた
心は風になり 空に還れる気がした
ただ一人きりじゃないと 示す空
昼も夜も巡る 雲と星がある
何処かでまた何時かきっと逢える空仰いで
僕はまた君への旅を続ける
＊SONG for MAJO-MAJO
2008/8/2 0:08
▼彩 愛 美蚊取線香と打ち上げ花火
蚊取線香と打ち上げ花火
夏の夜を 彩っていた
あの頃は誰もが友達で
大人も子供も仲良しだった
悪い事をしたら誰でも
自分の子供のように叱ってくれた
地域のみんなが家族のような
優しさに包まれていたね
夜まで待ち切れなくて新しい浴衣に
袖を通して 暗くなるのを待っていた
蚊取線香と打ち上げ花火
縁日には 家族揃って
手を繋ぎ神社に出掛けた
賑わう屋台を巡り歩いた
お祭りの最後は花火と
お気に入りの場所を我先にと競い
自分だけの穴場を持っていて
大切に守っていたんだ
蚊に刺されないようにと 蚊取線香を持ち
次々上がる花火見上げた夏の空
当たり前のように想えていた夏の行事
ずっとこのまま続くと信じていた頃…
時を越えても残したい想いもあるね
辛い時程 勇気を与えてくれる
＊SONG for Saku-Ra
2008/7/29 0:13
▼彩 愛 美夏 便 り
南からの湿気のない風が吹いて
今年は例年よりも涼しい夏になる
雨は少なくて陽射しはきついけど
渇いた空気は爽やかな風
だんだん暑さにも弱くなって
日向を避けるようになった
公園で一番大きな木の下の
木陰の芝生に座って
本を読むのが最近の楽しみになった
エコブームでナチュラルな涼求め
今年は森林浴やマイナスイオン浴
公共交通機関で移動
二酸化炭素も気にし始めた
現地でレンタルサイクル借りて
自然の風を受けてみる
何時の間にこんなに体力落ちたと
汗ばみながらも坂道
下りになると向かい風が涼しかった
クーラーを消して 涼を求めて
自然の中での休暇を楽しもう
暑中見舞いも手描きの絵葉書で
今年は出そうと想って
下手だけれどスケッチを始めてみました
＊SONG for AURORA
2008/7/26 0:14
▼彩 愛 美遠い絵日記
誰を愛して来たか わからないくらい
もう遠い昔の日よ
スイカの染みの付いた絵日記も
今では大切な想い出ね
棄てられない 記憶の欠片は
結晶して輝いて行く
今の私を形作る大切な宝物よ
その一つ一つのどれも 褪せる事もなく
今もあの日のままの色を 閉じ込めて
何処まて勉強か 遊びだったかも
もう忘れていたけれど
紐解く絵日記の端々には
あの日の毎日が溢れていた
記して来た 小さな出来事を
頁戻して懐かしんだり
明日の糧にするために読み返してみたり
要らない物なんて無くて 経験は残る
誰も小さな一歩一歩 歩いて来た
その時々の想いは 尽きる事のない物
小さく纏めて私の中へと 一冊の絵日記
間違いだらけの道でも 正しいと言える
明日で居たい私だけの 記しなの
＊SONG for 沢嶋 メロン
2008/7/21 23:50