月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ86 2008/12/26 23:31

▼彩 愛 美D
SAYONARA EXPRESS

はしゃいだ時間の通り過ぎた後
淋しくなるねと 別れを惜しんだ
ホームの端で 最終便の列車
滑り込むまでの残り30分

さよならをする為にここに来た訳じゃない
ガラスに書いた ENDMARKを
胸に刻み込んで 涙を拭いた

最後の言葉が 聴こえなくなる
走り出したexpressを目で追い掛けて
ここから動けなくなった夜


罪なくらいに楽しんだ後の罰
急に切なさ 押し寄せて来るの
ベンチに腰掛け 頭預けた温もり
消える事もなく残っているのにね

また逢いたいだなんて言える筈等もなくて
値上がりをした 交通費
わがままであなたを 責められないわ

滲んだ想いがレールに響く
見えなくなるexpressに明日を想う
次に逢える日を数えるよう


見送った後の虚脱感で動けない
まだしばらくは何も 考えられないわ


来月まであなたに逢えないの
あなたを運ぶexpressに想いを乗せて
ここから動けなくなった夜


*SONG for 涌井田 朱子
2008/12/26 23:31

▼彩 愛 美D
Xmasに愛を

ありふれた別れのシーンで
『じゃぁ またね』と素っ気なく手を振る
明日また逢えると知っていても
何だか急に淋しくなるね

無理な事だとしても一人は辛い
それが僅かな時間だとしてもね

『さよなら』なんて言えないのよ
もう二度とあなたと離れられないから
永遠に続く愛を誓うのよ
このクリスマスツリーに


少しづつ 飾り付けて行く
想い想いのイメージを形に
最後には星の飾りだよねって
肩車をして 一番上に

無事に一年間を過ごして来たね
二人で感謝のお祈りをして

来年もまた こんな風に
確かめ合い 祝えたらいいよね
灯したライトに二人が一つに
重なり合う クリスマス


街中をイルミネーションが包み込む
クリスマス一色に染まって行く


言葉に出来る愛の気持ち
こんな夜だから プレゼントと共に
キャンドルライトを灯して
二人だけの クリスマス


*SONG for 川島 麗美
2008/12/22 23:27

▼彩 愛 美D
サンタ バスに乗る

少し寝坊した サンタが息を切らして
慌てた顔で バスに乗り込んで来る
急いでいる気持ちはわかるけれど
なかなか前に進まない12月の道路

こんな時に限って各駅停車
乗り降りする人が多過ぎる

トナカイと待ち合わせている場所まで
急げ急げと 気は焦るばかり


お決まりのコスチュームも暖房の中
暑いばかりでかいた汗も拭けない
時計ばかり気にしてイライラする
穏やかなサンタじゃない 意外な一面

寝坊した自分が悪いのだけど
何だか応援をしたくなる

こちらまで想い急かされてしまいそうだね
年末なんだから仕方ないね


何処もかしこも 人も車も溢れて
想うように目的地まで行けないね


呆れたトナカイ待ちくたびれているだろう
でももう少しだけ 待っていてね。


*SONG for AURORA
2008/12/19 23:43

▼彩 愛 美D
サンタになれる日

ねぇ 君は知っているのだろうか
本当はサンタが居ないと言う
話が嘘なんだって事を
君はまだ知らないのだろう

確かに絵に出て来るような
サンタは居ないかも知れないけれど
サンタは誰の中にも 住んでいる

それはお父さんだったり 恋人だったり
クリスマスを運んで来るよ
何時か君にもわかる日が来て
君もサンタクロースになれる日が来る


ねぇ 誰が言ったのかもわからない
真実が本当の話だと
どうして信じられるのだろう
君がまだ知らない事をね

何時かは出逢える真実に
サンタが運んで来る物の意味を
形だけでは語れない想いを

君がそれを見付ける事が出来るなら
クリスマスの使者になって
想い届ける橇に乗り込み
君もサンタクロースになれるのだろう


まさかなんて想うかも知れないけれどね
クリスマスの魔法の中で
大事な人へ贈る想い
君もサンタクロースになれる日が来る


*SONG for 沢嶋 メロン
2008/12/15 23:32

▼彩 愛 美D
冬のカシオペア

遠いカシオペアのWの文字の
灯りがぼんやりと滲んでいる
降り出した雪混じりの雨に
言葉さえも 凍えていた夜

抱き締められた肩に残る
あなたの全ての感覚が
強く刻まれている限りどんな寒さにも
負けずに背筋を伸ばして歩ける

コート以上に暖かいあなたが居て
その隣りに居られる それが幸せ


北極星を通る線を結んで
北斗七星と向かい合う空
子供の頃に見ていたままに
すぐ探せる あなたと重ねた

逢いたくなれば何時でも逢える
あなたとの距離も近くて
白く溶け出した息遣い こんなにもわかる
それ程強くあなたを感じている

晴れた夜空に輝いて 二人映す
カシオペアが照らす 愛の詞


ずっと変わらず夜空巡る 何億年も
永遠と言う言葉を信じたくなるね


触れた心の温もりを抱いているわ
カシオペアが見える 空の下


*SONG for 川島 麗美
2008/12/13 0:01

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