月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ96 2009/6/26 23:31

▼彩 愛 美D
逢いたくて今夜

雨はジェラシーを 燻ぶらせて
逢いたい気持ちを 鈍らせて行く
苛立つ想いは 諦め空へ
気持ち盗られて 移ろうばかり

何をしていても落ち着かなくて
事ある毎に 外を眺めていた

※ただ逢いたくて ただ逢いたくて
 部屋の外へ出てはみたけど
 雨は道を閉ざして 降るばかり


時を曇らせる 雨に沈む
窓からは何も 見渡せなくて
雨に錆び付いた ドアは重くて
外に出るにも 疲れるばかり

壁を見つめては 溜息ばかり
届かぬ想い 雨に沈むばかり

もう逢いたくて また逢いたくて
黒の空に叫んでみても
雨は更に激しく 降るばかり


夜になっても 止まずに雨は続くばかり
一人きりの夜を ただ抱き締めて
寒くなる心の温度に 震えながら耐えて


今逢いたくて 直ぐ逢いたくて
無理と知って 飛び出して来た
何を失くしたとしても 逢いたくて…


*SONG for 川島 麗美
2009/6/26 23:31

▼彩 愛 美D
チェリオ

oh哀しみのチェリオ 抱き締めた夢の数
幾つもの夜を飛び越えて来たの
oh哀しみのチェリオ 湖のように青く
澄んだ瞳に 僕を映さないで

出逢った頃と変わらない夢を
今も追い続ける真っ直ぐな瞳に
僕は君と居る時間が だんだん増えて来た

自分でも気付かない内に
僕の中で 君が大きくなっていた


oh哀しみのチェリオ 失った夢の数
俯いたままで立ち上がれないの
oh哀しみのチェリオ 噛み締めた涙青く
閉じた瞳で 何を探している

散り行く花も蕾を残して
何時か新しい花を たくさん咲かせるよ
僕はそのための力に 何時でもなれるから

一人では叶わない夢も
二人ならば 叶う事だってあるから


想いは何時か 力になり笑顔にもなる
また何時も通りに 歩き出せる明日が来る


oh哀しみのチェリオ 枯れ落ちた夢の数
夜のトンネルを抜け朝陽の中
oh哀しみのチェリオ 涙も何時かは渇く
明日の瞳に 僕が必ず居る



*SONG for 涌井田 朱子
2009/6/22 23:13

▼彩 愛 美D
夢の続きの中で

眠れる森を 抜け出したら
眠りから解放されるのでしょうか?
森の外は まだ知らない世界で
幸せなのか不幸なのか 誰にもわからない

何時も想いだけ 求めているだけで
眠りの森から 歩き出せない
夢はただ 涙を誘うだけね…

なんて切ない夜を 迎えて来たの
止めど流れる涙の意味を教えて
誰も一人では生きて行けないから
今夜一人にはさせはしないでいてね


自分の重みで 沈み行く
記憶の海の深さから逃げられない
海の底は まだ遠い先だけど
海面まではその何倍 遠いかわからない

甘い夢の中 抱かれていたから
眠りの海から 這い出せない
夢のまま あなたと居たいだけね

青く切ない空を見上げて来たの
射し込んで来る朝陽の眩しさの中
何を求めて泳いで行くと決めて
岸を目指したのかさえもわからないけど


掴み切れない夢は 掴み切れない現実ね
見果てぬ夢の続きを まだ追い掛けるの?


なんて切ない朝に目を覚ましたの
消えた夢には戻れる道がないから
一度捕まえた夢を離せないの
朝が新しい夢を連れて来るまで…



*SONG for 川島 麗美
2009/6/20 0:57

▼彩 愛 美D
紫陽花咲かせて

渇いた大地に降る雨が
やがて豊かな恵みに 変わるように
あなたの愛が私を 大きく育てる

長く続く雨の切れ間の青空
一番の笑顔になれるようにねと
あなたの愛を 優しさに変えて

あなたの放つ愛の色で
私は赤にも青にも 変わって行く
私はただ 白い花を咲かせて
あなたの色に染まって行くだけの紫陽花


微速度で進む 蝸牛
恵みの中でも 歩みはゆっくりと
急がずに着実に 一歩づつ前に

一枚づつ敷き詰められた石畳
隙間無く染み込む 雨のような愛
隅々までも 心が伝わる

あなたの示す愛の色を
私が咲かせる花にも 映していて
私は咲く あなたが望むまま
形も色も合わせて行くだけの紫陽花


小さな想いたくさん咲かせて一つの
大きな花になって あなたの愛に輝いて…


あなたがくれた愛の色が
私を赤にも青にも 育てて行く
私は今 白い花の色から
あなたの色を映して行くための紫陽花


*SONG for Saku-Ra
2009/6/15 23:12

▼彩 愛 美D
Noir

まるで 悪い魔法使いが
意地悪な魔法を掛けて
あなたを 見えなくして行く
南の島の 皆既日食のように

あなたと言う名の 太陽が消える
目の前が次第に 真っ暗闇になる
もう恐くて 一歩も踏み出せない

立ち上がれる程 高くない天井
あなたを探せる気がしない場所
悪い夢なら 早く覚めてよ


黒い霧が 世界を覆い
この世の光を奪って
あなたが 見えなくなるのね
神話の中の 皆既日食のように

何時かは戻ると言う保証など
何処にあると言うの? このまま太陽が
現れずに あなたを失うのね

次第に狭まり 壊れて行く足元
踏み出す足場が 見付けられなくて
消えない魔法に 手を合わせた


ブラックライトに コロナが噴き出す
希望のプロミネンスが 青白く伸びて行く


最後の勇気で 想い切ってjump
あなたが居ない事がわかっていても
それを打ち消す 愛の輝きで…


2009/6/13 6:28

9795

掲示板に戻る