まとめ

過去ログ492 2015/7/17 9:21

★日曜日情報
福島3レース 2/2

ルミナス
休み明けの3走前はパサパサに乾いた馬場となり、これまで先行実績のない同馬が先導し、前半ペース早い段階から落ち着く展開。
しかしそれを勝ち馬が早くから捲りに動き、そこから直線まで息を継がせぬロングスパート合戦となり、仕掛けた側のブラックブリーズが2枚腰を発揮して、キングカヌヌとの叩き合いに決着をつけた形。
ルミナスは去勢した効果で落ち着きが見られ、向正面で外から被せられてしまいましたが、それでも踏ん張っての5着。
去勢前に見せていた気難しい面は解消されており、叩き2戦目も同様にハナを切る競馬を試みましたが後続に早目に来られる展開となり15着に大敗。
タイムオーバー明けの前走は乾いて時計掛かる馬場。
真ん中枠のプラチナムスタング、大外枠のルミナスが雁行で先導し序盤はかなりペースが緩み、向正面でパイロキネシストが押せ押せで捲って先頭に並び、3コーナー手前からレースが動く展開。
プラチナムスタングが3コーナー過ぎで脱落し、4コーナー4頭並んでの叩き合いとなりました。
4コーナー2列目内から進出してたトミケンシェルフが、外から確りした脚取りで鋭く伸びて完勝し、捲ったパイロキネシストが最後もうひと伸びして2着。
ルミナスはそこから4馬身離されての3着となり、勝ちに行く競馬をしてのものだけに中身の濃い3着と言えます。
ただ、気持ちが安定しないため、普通に走れるかどうかがカギとなります。


クピド
4走前は乾いたダートで前・内が有利な馬場状態。
初ブリンカーの勝ち馬トラキアンコードが前に出る所をエンカウンターが押して逃げ、2コーナーから向正面までは縦に長い隊列。
しかしずっと向正面では遅いペースを刻んで息を入れて逃げている格好となり、後続が3コーナー下りで差を詰めるも、楽をしているのは先団でラスト3Fを速い上がりでまとめる展開となり、前がそっくり残ってもおかしくないペースとなりました。
結果は大外からジョッセルフェルトが鋭い脚で伸びて来たのを凌いだ勝利で、結局は人気上位の馬がキチンと力を出した1戦となりました。クピドはゆったりした東京コースが合っており、3走前は勝負どころでジッとして完全な勝ちパターンのように思えましたが結果は4着。


前走は道中一貫ペースでスタミナ必要なバテ合い。
この流れで脚が続いているのは実質上位3頭だけですが、それぞれに着差が開いた格好で、時計も速めで、スタミナ面だけでなく、時計性能の面でも力量さが大きかった1戦といえます。
この馬はゲートを出てからモタモタするため、どうしても後方からの競馬となってしまいます。その分、終いは伸びますが小回りコースでは厳しそうな1頭です。

リターンエース
前走は向正面に捲りが入っての体力勝負。
先行勢には厳しい流れとなって、4コーナーでは既に一杯になって脱落する馬も見られました。
完全に差し追い込みに向いた流れで2〜7着までが捲りも含めた後方組み。
リターンエースはダラダラと脚を使うタイプのため前走のようにメリハリをつけて一気に脚を使わせる競馬が合っていそうです。
前走のように展開が嵌れば上位可能です。

シンキングジョリー
この馬のベストは1400mで、今回は距離が長い印象です。

★日曜日情報
福島7レース
ウインスペクトル
前走は雨上がりの馬場で若干下が緩い状態。
積極的に先行する馬もおらず、前回同条件で好走した内枠ニシノインシュアラが先導し、途中もかなり緩んでいましたが押し上げる差し馬も見当たらずに直線で先行勢がもうひと粘りする所に、外からウインスペクトルが渋太く差し込む結果。
前の組に有利なスローペースの展開で、馬場が悪かった分時計も遅めの決着となりました。
ウインスペクトルは前に行けないため、いつも通り後方からの競馬となりましたが、ペースが遅かったために早目に動いていました。先に抜け出した勝ち馬には及びませんでしたが、長く脚を使って2着。
ワンペースの走りのため、脚を溜めた方が良いタイプだけに、直線の短いコースでは買いづらい1頭です。


ジュンファイトクン
4走前は雨影響で柔らかい馬場譲多で、平均ペースで2頭が離して逃げる展開。同馬は出遅れてしまい後方からの競馬となりましたが、ラスト500mあたりで追い出しを開始し、直線は外に進路を取って懸命に脚を伸ばすも僅かに及ばず2着となりました。
2、3走前は2400m戦に使われて4,3着。
前回は1ハロン短縮しての2200m戦となりましたが3着。
3~4コーナーで少しゴチャついてしまい上手く捌けていませんでした。
ここで相対的に位置取りが悪くなってしまい直線に向いてもスペースが無く、バラけてから伸びていただけにもったいない競馬となりました。


ニシノインシュアラ
前走はウインスペクトルと対戦してこちらは逃げて3着。
他の馬が行かなかったため、道中はマイペース。
しかし勝ち馬にピタッと来られて厳しい形でしたが最後まで踏ん張っていました。

2走前の東京はパンパンの良馬場で時計も速めの決着。
ニーマルゴールドとアドラビリティが併走で逃げて、向正面はずっと遅いペース。トリプルミッションも早捲りという勢いではなく、慎重に近づいたという格好で、3コーナーからほぼ馬群はひと塊になっていました。
徐々にペースアップしつつ直線急加速でもないしのぎ合いとなり、逃げ馬が止まって隊列が入れ替わると最後は3頭叩き合いとなり、ニシノインシュアラは上手く内を捌いていましたが僅かに及ばずクビ・クビ差の3着となりました。
スンナリハナを切れれば崩れる可能性の低い1頭です。


キジャナ
前走はウインスペクトルから2馬身離されての4着。好スタートを決めていましたが、そのまま行かせると掛り気味になっていたため馬の後ろにいれて我慢させる競馬。
追い出されてからも脚は使えており、芝に戻して内容は良化してきた1頭です。


レッドサヴァージ
レース前のイレ込みが激しかったり、鳴いたりと幼さを見せている1頭。芝では置かれるため、ダート戦でも芝スタートではテンに置かれていました。
前走はウインスペクトルから2馬身離されての5着となりましたが、前残りの展開の中後方から追い込んでの5着。
忙しいレースよりもゆったりと流れる距離の方が合っていますが、小回りコースの今回は強気にはなれません。

★日曜日情報
函館7レース
エゴイスト
前走は2度の除外後の1戦となり、3キロ減量起用で挑み4着。
ハイペースの差し決着で、1頭が大逃げの展開となり、差し馬の競馬となりました。
同馬は2番手から砂を被らない位置でレースができ、前も飛ばしていたため良い展開となりました。正攻法で強い競馬をしており、今回も上位可能の1頭です。


キースカーフ
前走は雨が降りだした状況で馬場が悪くなっていました。
大半が連闘となる滞在馬で、外枠のアリュージョンが押し押しで先手を主張してすぐに好位勢も固まって追走するも前半3F33秒9がこの馬場にしては速かったように思えます。
アリュージョンも2番手以下を振り切り精一杯粘り込みましたが、脚色が一杯になり、3コーナー外から捲って押し上げたウイングパラダイスが一気の差し切り勝ち。
先団が止まって、2着も外から差したフィボナッチ。
キースカーフは怖がりな面があるため、理想はハナですが、前走は行けずに控える形となりました。
展開的には後ろの馬の競馬となりましたが、番手からの競馬で3着は評価でき、気性面の成長が見られました。