まとめ
過去ログ505
2015/7/24 8:21
★日曜日
函館7レース
ウエスタンラムール
4走は乾いてやや時計の掛かる馬場状態。前後半で4.4秒差の超Hペース戦となり、番手から2着馬が粘るところを、好位から伸びた勝ち馬が並んで交わした内容です。ウエスタンラムールは押して押してハナを切り、行き切ってからはマイペース。4コーナーから仕掛けて行くも、ラスト100mで甘くなってしまい3着。厳しい流れでの3着は評価できます。
3走前はやや軽い馬場状態。ここも前後半で3.6秒差の超Hペース戦。道中は絡まれずにマイペースで逃げられましたが、結構来られる展開となり、かなり厳しい展開だったと言えます。一旦は出られた4着馬を差し返す根性を見せており、小回りコースとなった2走前の函館で逃げ切り勝ち。
昇級戦の前走は脚抜き良い稍重も乾きかけの状態。
先手争いは熾烈になり、内枠のジョリーアップが追っ付け追っ付けで逃げる展開。
先手を奪ってからは手応え楽になり、直線は余裕の手応えでさらに突き離す楽勝。2番手ウエスタンラムールの粘り腰でも差が詰まらず、かなり余力があった様子。勝ちタイムも優秀で、勝ち馬は連闘で1000万クラスも連勝しています。
ウエスタンラムールは後続には3馬身半の差を着けており、クラス卒業間近の1頭です。
テーオーヘリオス
昇級戦の前走はこのクラスにしてはテンが遅めで、逃げたキョウエイが楽に押し切る一戦。コーナーは内でロス無く進み、直線に向くところでもスムーズに勝ち馬の外に出せていました。
セクシーボーイの追い上げを凌いで2着を確保しており、展開が向いた事もありますが、この条件なら大きくは崩れない1頭です。
モリトブイコール
前走はウエスタンラムールに3馬身半離されての3着。
前2頭が後ろを突き離す展開もあり、ゴール寸前に3着に浮上しましたが、自分の競馬が出来た結果だけにウエスタンラムールとの逆転は難しそうです。
セクシーボーイ
降級馬。1000万下クラスでは6,6着ですが、3走前はコンマ2秒差に健闘しています。
この時はパサパサに乾いた馬場でやや時計が遅めの決着。
前走1000m勝ちのタサジャラがペースを引っ張るも、あまり速いラップにはせず4頭雁行状態で進む展開。ほとんど上下動のないラップで直線に向き、最後は先団の馬同士の3頭叩き合いとなり、早めに外を押し上げたフミノファルコンが押し通すかに見えましたが、最後もう一伸びしたのはコアレスキング。
ゴール前は僅差の中にかなりの頭数が紛れ込む大接戦で、セクシーボーイは道中に余裕が見られませんでしたが、最後は差を詰めてきていました。
4走前に現級を勝った時は、パサパサに乾いた良馬場で、雨は降っていたしたがまだ少量で影響は少なめでした。
内枠マダムアグライアの先導で進み、若干速めのペースで2番手が固まる形。
直線は逃げ馬が意外や粘っていて、2・3番手の有力馬が最後接近するも、唯一大外から鋭い脚で伸びたのが再ブリンカー装着のセクシーボーイ。ブリンカーでコントロールが効いて、本来の力を出せた格好です。理想は良馬場で流れる展開です。
前走は展開不向きな中でも3着に食い込んでおり、展開ひとつでテーオーヘリオスの逆転は可能です。
★日曜日
函館6レース
クイーンズターフ
久々のダートとなった前走は雨降り馬場で脚抜き良い状況。
大外枠のサードグラッドが先手を主張し、ほぼ3歳勢が先団を固めそうでしたが、出遅れてたブレーヴマンとモンサンアルビレオが一気に向正面で捲って隊列が突然入れ替わる展開。
先手を奪い返してからは唐突にペースアップし、ロングスパート勝負に近いバテ合いとなり、外枠有力馬が4コーナーで固まって直線に向き、ブレーヴマンは脚色怪しいながらも叩き合い5頭相手に凌ぎ切った格好。
クイーンズターフは2番手からの競馬でマクってハナを奪った勝ち馬を追い、直線でジワジワと差を詰めるもクビ差及ばずの2着。
早めに後続に来られる展開を考えと正攻法で強い競馬をしており、『結果的に長い脚を使っていただけに動きがあった時にもっと早く動けていれば違ったと思います』と加藤騎手。
加藤騎手が騎乗2戦目となるだけに、今回は早めに動く競馬で押切を狙えます。
ヴィータアレグリア
前走は断然人気のスマートがハナを奪う形も、テンから絡まれてハイペースとなり、結果的に差し馬に流れが向いた1戦で2着。
4コーナーでは勝てそうな手応えでしたが、後ろの馬の展開となり交わされてしまいました。
仕掛けをもう少し我慢できていれば勝てていた1戦で、滞在競馬、小回りコースで安定感が出てきた1頭です。
バイレ
データ
3走前は初ダート戦で2着となりましたが、楽に2番手を奪うとリズム良く追走して1ハロン標で先頭に立って押切を狙うもゴール前で差されての2着。このレースは前日の雨の影響が残って脚抜きは良いものの、重くて時計が掛かる馬場状態でした。
スローの直線勝負でしたが、上がりも平凡でレベルの低い1戦だけに大きく評価はできません。
連闘で挑んだ前走は良馬場の持久戦で番手からの競馬で終始楽な手応えで運び、危なげのない快勝。
それでも馬場を考慮すれば時計は速くなく、相手に恵まれた1戦だけに大きな評価はできません。
★日曜日
福島4レース
クラウンシャイン
8戦して7戦が馬券圏内に入っている同馬。
以前は遊びながら走っていましたが、4走前に初めてチークピーシーズを装着して効果が見られました。
4走前の中山ではレース序盤は14秒台が2度あるほどのスローとなりましたが、向正面でダイワエクシードが進出してペースアップするロングスパート戦。
ラスト1Fは13秒台まで掛かっていましたが、後続が伸びて来れないのは上がり性能の差という印象で、前で競馬をした馬が38秒台の上がりでは後続は追いつけません。
このレースはスタートで躓いてしまい、直ぐに挽回して3番手の外にポジションを取ると、行きたがるのとなだめつつの競馬。直線で前を交わそうとしている所で外から勝ち馬に差されましたが3着以下には差をつけての2着となりました。
3走前の東京1600mは乾いたダートで前・内有利な馬場状態。外枠のタマモヴィオーラが好発を決めて先導するも、すぐ他馬が追いついてくる展開。3コーナー過ぎでかなりペースを落とし、4コーナー出口では馬群が7頭分外に広がるぐらい他馬が一気に接近して直線に向いてからの速力戦となり、人気のトーセンラムセスが力を見せて圧勝。
ラストの上がり2Fがかなり速く全体が遅い決着となり、まともなダートらしい展開ではありませんでした。
このレースでも発馬で躓いてしまい後方からの競馬となり、ラスト1ハロンから馬群を割って伸びて2着。
1完歩目で出遅れるため、2走前にはブリンカーを外して挑みましたが、ゲート内で態勢が悪い所でスタート切られてしまい少し後手を踏みましたが道中はリズム良く走れていました。ここも2着で時計的には走っていますが、相手が悪かった1戦でした。
前走もチークを外していましたが、出遅れてしまいリカバリーしてからの競馬。
テン争いもあってハイペースの消耗戦。
序盤3頭が出て緩みのない流れとなり、この流れで残したのは2着馬だけで勝ち馬は楽に付いて行って時計も良く、ここでは力違った1戦です。
結果的に高速決着となり、スタートの後手が響いて3着まで。
スタートが決まれば勝てる能力はありますが、小回りコースでこの出遅れ癖は致命的です。
ハイヴォルテージ
2走は今回と同じ舞台で4着となった同馬。
このレースは脚抜き良い馬場が残っており、ハイペースで縦長の時計勝負。逃げ馬のペースに中盤から追走苦労になる馬が多数で、徐々にバラけて4コーナーでは既に2頭の争いに絞られ、3着以下は時計的にも低レベルと言え4着の同馬も大きな評価はできません。
前走の中間はこれまでにない動きを見せており、リフレッシュ効果が見られて2着に好走。
前走は乾いてパサパサ、前有利でスピード必須の馬場状態。
逃げたモエルアも追っ付けてそれを2番手以下がどんどんつつく流れ。向正面でも緩められないままで、3コーナーから先団がみな追っ付け通しの追走となり、上手く内に潜りこんでロスなく立ち回れたクワッドアクセルが、4コーナー直線と内を掬って2番手で粘るハイヴォルテージに並んで差し勝った格好。
本来は差し馬向きの流れだったので、好位で踏ん張れたハイヴォルテージは中身の濃い2着と言えます。