まとめ

過去ログ564 2015/9/2 23:46

★日曜日 共通
新潟11レース

マジェスティハーツ
今回はU字でも2000m戦。
新潟記念は新潟外回りでも比較的ペースが上がりやすいレースで過去は57秒の走破時計になることもありました。
極端なトップスピード戦になるかどうかは展開やメンバー次第ですが、3コーナーまでの距離が長いので単騎大逃げを打ちやすいコースとなります。
また、そのスペースに入り込む番手〜2列目も多く縦長になりやすいレースと言えます。
全体が流れて縦長になった時に追走して脚を引き出せるかどうかが、この馬の今回の最大のポイントとなります。
トップスピードの質、持続力に関しては前走の関屋記念でレッドアリオンらと互角に戦えていることからもここに入れば最上位に入ってくるはずの馬といえます。
新潟外回りならL1も明確に落ち込むケースが多く、脚を出し切りやすいため、この馬としては条件は一定以上揃っていますが、超スローだった関屋記念から考えるとペースが上がってくる可能性が高い今回は、近2走が本物かどうかを測る機会となります。


ダコール
この馬はトップスピードタイプですがポテンシャル戦でもやれており、ある程度スピードが要求されても問題なく脚を引き出せるといったところに良さがあります。
流石に昨年の新潟記念の様にそこそこの流れをかなり先行してしまうと良さも削がれますが、トップスピードを引き出すためのスピードの幅の広さはこの馬が安定して走れる一つの要素になっています。
ハイペース気味の競馬になった昨年の新潟大賞典でも後方勢からは一番の伸びを見せているように、自身がトップスピードを引き出せる許容範囲のペースが広いので、新潟外2000で自分の競馬に徹すれば大きく崩れる可能性は低いように思えます。
前のペースについ行ってしまうと昨年の様に崩れてしまうため、基本的には集団馬群の中で好位列以降の集団の中で1番になることが重要です。
トップスピードの質も持続力も高いレベルのものを備えており、これまでのローカル路線の中ではU字の新潟外2000mなら一枚抜けた存在なのは間違いありません。


アルフレード
今回は枠がポイントとなる1頭。
1周コースでは内枠が理想ですが、新潟の2000m戦では3コーナーまでの距離が長く、単騎で行く馬は別として基本的にはスローの団子から始まっていくというイメージなので出負け癖があるこの馬はレース前半は前のスペースをキープできる枠の方が良いように思えます。
新潟大賞典の様に内枠に入ってしまうと出負けして外の馬が切り込んでくるのため、前につける事は不可能です。
出足が遅くても前走の様にそこそこの流れの中でポジションを取っていきながらも脚を引き出せたことを考えると、レース序盤は多少押し上げるのに脚を使ってもそこまで問題ないなという感じはあります。
理想は外枠から出負けしつつも徐々に前に取り付いていく競馬で、外枠を引けば面白い1頭と言えます。
この馬の場合はトップスピードの持続力は高いレベルのモノは見せていますが、新潟大賞典の内容的に見ても最後方から突き抜けきるほどのレベルにはなく、ダコールに対しては直線までの位置取りの差を埋めることで勝負したいところです。

★日曜日 ブラスト
新潟11レース

新潟記念 GIII

流れは、過去5年で『加速』が基本で、『中弛み』も複合することが多く、上がり特化の末脚勝負になることが多い傾向。
『加速』や『中弛み』は、展開上逃げが有利なはずですが、好走馬の多くは差しが中心となっています。
直線が長いため、脚を溜めて最後までバテない末脚を繰り出すタイプに向いていると考えられます。

血統の傾向は、グレイソヴリン系(=トニービン、タマモクロス、コジーンなどの系統)が活躍しており、ホワイトマズルなどリファール系も好走。
これらの血統は東京コースのマイル〜中距離でも活躍する傾向があり、東京コースとの適性は(直線の長いコーナー2つというコース形態からも)関連があると考えられます。
サンデーサイレンス系なら、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多く、特にトニービンの要素を有しているアドマイヤベガ産駒は特注となります。

牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕が好走馬が多い。これらは完成度が高くスピードに優れた牝系です。
分枝記号は、b・e・wが複数好走馬を出しています。
b記号は、ストレスの少ない時に鮮度を活かして好走しやすい特性あり。
e記号は、重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強くパワーに優れています。
w記号は、典型的なローカル巧者。好走馬が多いのも納得です。

ステップの傾向は、前走関屋記念活躍組が近年では不振ということ。
関屋記念組が不振な理由としては、速い時計で好走→次走で反動がでて失速(=距離延長)と考えられます。

小倉記念組は、6年連続で馬券になっており、過去10年で10頭が馬券になっています。
しかも、小倉記念で掲示板に乗れなかった馬でも好走しています。小倉記念組は、コーナー4つの小回りコースで好走できる適性(=マクリ勝負型)、対して新潟記念の適性は窮屈な小回りコースで脚を余したタイプ。適性外の小倉記念で窮屈な競馬を強いられ、新潟の広い外回りコースで能力全開(=末脚の加速&持続性能)となった馬が人気を落として好走しています。

今年の小倉記念組
クランモンタナ(4着)
パッションダンス(6着)

★土曜日 ブラスト
札幌11レース
札幌2歳S

(2013年は札幌芝1800mで代替のため参考外)

流れは、『加速』『一貫』『前傾』『中弛み』と様々で、複合ラップになることも多いものの、連対している馬の位置取りは、逃げ・先行が多く、なるべく4コーナ5番手以内の馬が好走しています。
(馬券圏内27頭のうち、4コーナー5番手以内の馬は20頭で、このうち18頭が前走でも4コーナー5番手以内でした)
前走4コーナー6番手以降の馬・・・ クロコスミア、コスモフレンチ、スパーキングジョイ、デルマオカル、ネコダンサー

血統の傾向は、近年スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い傾向(=マンハッタンカフェ、ネオユニヴァース、スペシャルウィーク、ステイゴールドなど)。
洋芝の札幌芝コースということもありスタミナが必要となりますが、その上でしっかりとした末脚を繰り出すタイプ(=札幌芝コースで34秒台の末脚)が好走しています。
札幌コースで後半3F34秒台の馬・・・クロコスミア、スパーキングジョイ、ペイシャオブマーシ

牝系の傾向は、No.〔1〕〔4〕〔7〕〔10〕〔13〕などが好走馬が多く、比較的早い時期から好走することの多い牝系が能力を発揮しやすいと思われます。

ステップの傾向は、前走クローバー賞・コスモス賞組は、好走馬なら好走が可能。
近年は、芝1800mの新馬戦や未勝利戦を勝ち上がってきた馬の好走が多く、新馬戦3番番人気以内で勝ち上がった馬が有力となります。
今年該当するのは・・・アドマイヤエイカン、アラバスター、プロフェット、ペイシャオブマーシ、ラシーム