まとめ

過去ログ646 2016/6/30 18:42

★土曜日情報
函館6レース

メイショウトビザル
この馬は口向きが悪いため、2走前には無理に引っ張らずにハナを切る競馬で2着に好走。
このレースはパサパサに乾いた良も時計は標準で、内で好メイショウトビザルが押してハナを切り、すぐコパノリクエストが並んでくる展開となり、序盤・道中と楽が出来ずにいたずらにペースは速くなっているのに、先行勢はピッタリくっついて離せない形となっていました。
そのうち4コーナーではサトノスピードオーも自信満々に仕掛けて並びかけてくる厳しい展開となり、直線ではコパノリクエストが脱落し、早くにサトノスピードオーが逃げ馬を交わすと後半は脚取り確り独走状態。
後方からサンマルトゥーレとサンデリアーナが併せ馬でジリジリ接近するも、逃げたメイショウトビザルは一杯気味ながら5馬身離されたものの2着に踏ん張り、結構厳しい流れでの2着は評価できる1戦でした。
前走は「右回りの方がコーナーワークがスムーズ」と言う武豊騎手の進言で右回りの函館戦となり、好スタートからハナを切ると、淡々としたペースで気分良く逃げ、勝負どころでは2番でのカフジよりも良い手応えを見せていました。
ただ、相手も渋太く、直線は追い比べとなり最後の最後で厳しくなって交わされてしまい、クビ差の2着となりました。
1700m戦では若干長い印象もありますが今回のメンバー構成なら力上位の1頭と言えます。

ダノンサーガ
初ダート戦となった前走で2着に好走した1頭。
その前走は湿った馬場で消耗戦となり、先団好位グループが多くなってやや隊列が前掛かり気味のレースとなり、先行勢には厳しくなりました。
その中ではダノンサーガは脚も使えており、初ダートで勝ちにいく競馬での2着は評価できます。
この馬は切れる脚を使えるタイプではないため、外枠からスンナリの競馬が条件となります。

クロコダイルロック
ダートを使ってからは3、3、2、3、4着と安定していますが、前走は4コーナーで前を射程圏に入れて直線に向いたところで内から張られてバランスを崩す不利がありました。
立て直して伸び返したもの、ジリジリになってしまい勿体ないレースとなりました。
休養を明けてからはスタートも改善されており、まともなら力上位の1頭と言えます。

★日曜日
阪神11レース

宝塚記念


宝塚記念の特徴は、GT未勝利馬が宝塚記念で勝利するという、点にあり、過去の該当馬を見てみると・・・

15年ラブリーデイ
11年アーネストリー
10年ナカヤマフェスタ
08年エイシンデピュティ
07年アドマイヤムーン(海外GT除)
02年ダンツフレーム
01年メイショウドトウ
98年サイレンススズカ
97年マーベラスサンデー
95年ダンツシアトル

また、13年、14年も、2着馬はカレンミロティック、ダノンバラードといった、GTでは足りないの馬でした。

宝塚記念は他のGTで問われる「速い上がり」とは異なる「上がりが掛かる競馬」への適性が要求されるため、他のGTで活躍していた馬が適正面で苦戦し、「上がりの掛かる競馬」の適正を持つ穴馬が好走します。


昨年の勝ち馬ラブリーデイの場合、昨年の宝塚記念を勝つまで、メンバー最速の上がりを使った経験が一度しか無く、唯一の上がり最速タイムも34.5秒で当日は6番人気となりました。
ゴールドシップの2秒の出遅れによる幸運にも恵まれましたが、基本的に宝塚記念は切れ負けしていたような馬が活躍できるレースと言えます。

★日曜日
中京11レース

CBC賞

ラヴァーズポイント
この馬はスパット切れるタイプでは無く、上がり勝負になってしまうと分が悪いタイプですが、4走前は上がりの競馬にも対応して3着に好走。
これまでは外枠から2〜3番手の競馬が好走パターンでしたが、このレースでは内枠から枠なりに内々を回る競馬でレースの幅を広げてきました。
5走前は初めての直線競馬だけに参考外の1戦で、6走前は荒れた重馬場で内枠から2キロの斤量増だった事を考えるとかなり厳しい1戦で、これも参考外の1戦です。
3走前の阪では発馬が一番速く、すぐに控えて2番手からの競馬で2着。
前走はスタートから押してハナを主張し、最初の1ハロン目で外からアンナミルトに交わされ、更にコーナーでコウエイタケルに並ばれて自身はハミを噛んだまで引くに引けない厳しい展開となりました。
最後の直線では余力が残っておらず、今回は控える競馬をするとのことです。
休み明けを叩いて、暖かくなるにつれて調子を上げるタイプで、坂のある中山、阪神コースでも実績があり、馬場も不問のタイプです。
揉まれる競馬もこなしてきた今なら、枠順も問題なく、崩れる可能性が低い1頭と言えます。