まとめ

過去ログ764 2018/3/13 14:49

★日曜日
中山11レース

スプリングステークス

ゴーフォザサミット
ポテンシャル面やトップスピード持続が高い馬で、ギアチェンジ面が物足りないタイプ。
この馬がどんなレースでも伸びてくる理由はエンジンが掛かってからL1の減速地点で、緩い地点からトップスピードに乗せる過程であまり優位性を取れていません。
中山1800mでスプリングステークスの傾向としてもL2最速になりやすいのはこの馬としてはマイナス材料で、同じ1周コースでも札幌1800mの新馬戦ではルーカス相手に12.3-12.6-11.9-11.4-11.7と最速地点のL2付近では明かに置かれていました。
12.6と緩い流れからコーナーで一気に動くという競馬では良さが出ていないだけに、コーナーで加速する形では不安があります。
未勝利戦の様に向正面で上がり切ってポテンシャル戦になる展開なら心配ありませんが、スローの流れで出負けして後方からの競馬となり、3角までペースが上がらずL2の反応が問われる展開では分が悪くなります。
噛み合えば勝負になる馬ですが、スローでL2最速戦となる競馬で出負けすればかなり危うい1頭と言えます。

ルーカス
ここはダノンプレミアムやワグネリアンといった一線品の馬は不在で、ステルヴィオも適性的にマイラー色が強く絶対的な馬ではありません。
素質馬は多く出ていますが各馬に不安もあり、ペースが上がりにくい中山1800mでこの面子なら十分チャンスはある1頭と言えます。
スローからのL2最速というような展開なら3〜4角でしっかりと立ち回れるデムーロ騎手とのコンビで新馬戦のパフォーマンスもある程度高く評価できます。
しかし前半からペースが上がってきた場合はスピード面に不安があり、ロングスパート戦ではポテンシャル面での不安が出てきます。
スローの段階で良い位置を取れればチャンスは大きくなりますが、東スポ杯の出負けが気がかりなだけに、信頼度はそこまで高くはありません。
ただ、先週ぐらいの馬場なら面白い存在で、L2最速のレース展開でデムーロ騎手らしく3〜4角で動けば好勝負可能で、後半の総合力はここでは上位だけに、展開次第で勝ち切れる有力馬の一頭と言えます。

★日曜日
中山11レース

スプリングステークス

ステルヴィオ
ポテンシャル戦なら少し評価を下がる馬で、このレースはL2最速になりやすい傾向が強いため、要所で動けるタイプではないだけに前目に支配されて仕掛けを待たれると分が悪くなります。
2走前のサウジアラビアRCは前目が速い流れで引っ張っていたため、スピードにある程度乗った状態で直線に入って行く事ができました。
朝日杯ではトップスピードの質的にそこまで優位に立てておらず、要所のギアチェンジ面はハッピーグリンの方が上でした。
ゲートが甘くて二の足も遅く、ポジショニングもあまり期待できない馬で、今回は難しいレースになりそうです。
1800m戦でもワンターンでトップスピード持続戦なら問題ありませんが、1周コースでは不安材料が大きい1頭となります。

ステルヴィオ
2走前のサウジアラビアRCはスピードを高いレベルで問われて追走に苦労していましたが、そこからでも長く脚を引き出してきてメンバー中唯一の上がり33秒台を出して、それも33.5秒で底を見せませんでした。
エンジンが掛かってからはどこまでも伸びてくる感覚で、ダノンプレミアムもL1は11.7だったため、5馬身あったと差を3馬身以上詰めたなら自身走破でL1は11秒台前半をマークしている計算となります。
サウジアラビアRCは稍重馬場での大外枠という条件で、更に厳しい流れの中でロスの大きい競馬でもトップスピード持続も底を見せず、インパクトの大きい2着だったと言えます。
前走の朝日杯もダノンプレミアムの2着となりましたが内容が全く異なり、ペースは1.1秒でスローに入っていましたがいということはなく適度なスローで流れ、L2最速で3F勝負のップスピード戦になっていました。
L1の伸びはサウジアラビアRCと比べると物足りず、ダノンプレミアムもL1では11.7秒なのでそれなりには落としていましたが、上がり3Fが示す通りダノンの方が33.6と上がり3Fで速い時計をマークしています。
サウジアラビアRCでは流れた中で鋭く脚を使うことができましたが、ここでは終い勝負になっている割に末脚の質を高めることができませんでした。
ただ、前走は直線でケイアイノーテックとスペースを取り合って窮屈になってしまい、ここで減速してしまったためにエンジンの掛かりが遅いこの馬としては致命傷となっただけに、スムーズに直線に入って来れればここでは力上位の1頭と言えます。

★土曜日
中京11レース

ファルコンステークス

アサクサゲンキ
京王杯ではスローからしっかりと後半加速ができており、トップスピードの質的にもそこそこのレベルにって幅は広いタイプの馬と言えます。
ハイペースの小倉2歳Sは勝ちましたが、時計的には凡戦でハイペース向きでない馬たちによるハイペース戦でした。
このレースは古馬500万下に見劣るレベルだっただけに高くは評価できません。
今回は1400m戦でも前半からスピードを問われやすい中京1400m戦で1200m戦よりは息を入れるチャンスはありますが、この条件は3秒近い超ハイペースまで上がる可能性もあります。
開幕週は時計が掛かっている印象があり、34-36.5ぐらいのハイペースもあり得ます。
1秒前後のややハイペース程度で落ち着けば問題ありませんが、ほぼハイペースにしかならないレースだけにここは苦戦しそうな1頭です。