まとめ

過去ログ766 2018/3/16 14:23

★土曜日
中山11レース

フラワーカップ

トーセンブレス
この馬の負けパターンは前半で流れるか、ポジショニングの差で脚を削がれるか、出し切れずに届かないという競馬で、中山1800m戦に替わるのはプラス材料と言えます。
このコースは登坂スタートで前半急かさず入りやすい条件でペースも上がりにくく、ある程度時計がかかる今の馬場ならスピードで押し切るのもなかなか難しいコースと言えます。
ここはゆったり入れる可能性が高く、新馬戦のパフォーマンスからも後半長く脚を使えそうです。
3〜4角で分散しながら押し上げてL1最速ラップでも突き抜けているという点からまだまだ底を見せておらず、新馬の相手がプリモシーンで、フェアリーSのパフォーマンスを考えてもこの世代で上位のポテンシャルを見せているのは間違いありません。
ロックディスタウンよりこちらの方が中山1800m戦なら魅力があります。

トーセンブレス
阪神のJFは前3頭とは明らかに前半のスピード面やポジショニングといったところで見劣る面を見せており、あの位置になった段階で厳しい競馬となりました。
しかし、仕掛けが遅い展開で前が楽に残る中でL1で伸びてきていたのは評価でき、この馬として出し切れていないパターンだったため、その辺りを踏まえても素材は通用することは証明できました。
マイルでは短いため、今回の1ハロン延長はプラス材料と言えます。
阪神ジュベナイルフィリーズでも上がり最速で4着となりましたが賞金は積めなかっただけに、ここは最低でも2着、勝って賞金を確実に積み上げたい1頭と言えます。

ノームコア
ここ2走は相手関係が割と楽だった中で今回は強敵が揃う1戦となり、今の馬場の中山は時計がかかるため、前走のアスター賞見せたスローで番手からの切れ味勝負、というのはあまり参考材料にはなりません。
ここ2走ともに良いスタートを切って前に行けた点は好材料で、前走ではスローの流れでしっかりと折り合えており、新馬戦では番手外でハイペースで入っても脚を残して再度加速ができていました。
これまでの内容てきにもギアの上げ下げは上手いタイプで、距離の融通性も高いタイプですが、ここで力が足るのかどうかはこの2走からは足りないようにも感じます。
馬券的に押さえる1頭ですが、強くは狙い辛い1頭です。

ノームコア
新馬戦は厳しい流れで圧勝し、アスター賞では緩い流れでしっかりと抜け出しての勝利で異なるパターンで2勝してきただけに楽しみが大きい1頭。
相手が揃う今回はそれを引き出せるかがポイントですが、1週前の追い切りラップが優秀なだけに不気味な1頭です。
1週前の南Wは52.1-37.2-12.4と非常に優秀で、この馬の比較で見ても明らかに上げているのは間違いありません。

★土曜日のメインレース情報
中山11レース

フラワーカップ

ノーブルカリナン
デビュー2戦目の未勝利勝ちは強敵相手に超苦戦でフラつきながらの勝利となった1頭。
前走エルフィンSは良馬場表記でしたが荒れた馬場の上にハイペースとなり、差し追い込み勢に分がある展開となっていました。
それを後方から早めの競馬で上がり最速をマークしたレッドサクヤに0.1秒差2着という結果は負けて強しと言える内容です。
3着レッドランディーニは次走チューリップ賞5着、5着トロワゼトルは前々走と前走で重賞掲示板入りという相手関係からも、牝馬重賞でメドが立つ結果と言えます。

メサルティム
前走の3着に負かしたノーブルアースが次走アネモネS(OP)でも3着好走と結果を出しており、ハイレベル戦の前走を完勝したメサルティムはココでも能力上位の1頭と言えます。
2走前に2着に退けたアドマイヤアルバはタイムフライヤーと差のない競馬をしており、先週もミュージアムヒルの着という実力馬で、3着に負かしたカフジバンガードは近2走重賞で連続5着の実力馬です。
これまで戦ってきた相手のレベルは非常に高く、ここも好走可能の1頭と言えます。

ロックディスタウン
オルフェーヴルの父ステイゴールドの牝駒と言えば、2歳早期に大きな期待を見せてその後に尻すぼむという傾向があり、晩成オルフェーヴル産駒にも関わらず2歳重賞激走で高評価するよりも、晩成ステゴ産駒でも牝馬なら早熟傾向があるという点は考えないといけません。
父系だけでなく、姉に早熟ステゴ牝駒の代表例であるキャットコインも存在しており、2歳早期に活躍できる馬の可能性もあります。
阪神JFまで早熟のアドバンテージを持続できるかがポイントとなります。
前走の阪神JFは二ノ宮厩舎解散前という経緯もあって相当に仕上げられており、鞍上のルメール騎手も勝ちに行く騎乗をしていました。
しかし前走時は最終追い切りでも掛かり気味で、そこから初関西輸送を挟んだ当日状況もややテンション上がっており、大外枠から壁を作れない競馬で9着に大敗となりました。
札幌2歳S1着、阪神JF9着の実績はここでは格上となりますが、札幌2歳Sは低レベル戦でだけに、今回は過剰人気の1頭と言えます。

★日曜日
中山11レース

スプリングステークス

ルーカス
前走のホープフルSはタフな馬場状態の中でかなりのハイペースとなり、積極的についていく形でこれまでにない前半部分でのタフさを要求された1戦となりました。
ここで脚を使った事が響いて最後は失速する形となりましたが、モーリスも札幌記念で厳しい馬場、厳しい流れで良さが出ていませんでした。
スクリーンヒーロー産駒の傾向的にも前半はあまり無理が利かない後半型が多く、結果的に後方から競馬していたらもう少し違った結果になっていたように思えます。
現時点では流れてしまっては後方からでも東スポ杯が示す通り足りない馬で、厳しい流れに揉まれてさらなる成長を遂げられたかが今回問われます。
ただ、器用さは新馬戦で見せているため、中山1800mで今回のメンバー構成なら勝負に絡んできておかしくありません。

ゴーフォザザサミット
前走の共同通信杯ではまさかの出遅れで、早めに動く意識も働いたようで強烈な末脚を引き出してきました。
ややスローで流れて中弛み気味からの直線勝負となり、前とは少し離れていたので上位勢は上がり33秒台前半〜半ばを繰り出しているように後ろは前を早めに捕えに動いてのトップスピード持続戦となっていました。
エンジンが掛かればトップスピードの質・持続力は流石で、この馬は本来これをある程度前目で引き出せるタイプですが、ここまで出遅れてしまってそれができなかったのが敗因です。
前走の共同通信杯は4着と賞金を積めなかっただけに、何としても権利は最低限必要な1頭となります。