まとめ

過去ログ815 2019/1/21 16:53

★ターゲット G1C
京都9レース

11ダイアトニック
2走前はパドックでも返し馬でも気負ってテンションが高くなってしまい、ゲートでの駐立で真っすぐに立つ事が出来ずに出遅れて後方からの競馬となってしまいました。
スローの流れで逃げ切った勝ち馬の上がりが34秒0で、B→Cコースに替わりで内を通った馬が有利な状況でした。
そんな中、同馬は後方から外を回る形と厳しい競馬を強いられ、最後はしっかりと脚を伸ばして力のあるところを見せての3着で、前を行って内をロス無く進めた上位2頭に比べるとこの馬も強い競馬をしています。
3走前は2段降級の勝ち馬にアタマの2着で、時計も上々でほぼ勝ちに等しい内容でした。
前走は1400mへの距離短縮となりましたが、直線で追われてからフォームが若干内にモタれ加減になってしまい、勝ち馬にうまくかわされてクビ差の2着。
今回は右回りに変わって手前の替え方もスムーズになるだけに、スムーズなら勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

4タイセイソニック
500万勝ちの下北半島特別の内容が優秀で、少頭数でペース流れない一団競馬を最後方から直線一気で差し切った末脚は大きな武器で、末脚の絶対値が活きる舞台なら1000万でも通用します。
昇級後はHBC賞が直線でインを突いてどん詰まりとなり、札幌スポニチ賞はタフ馬場を抜けた最速上がりで突っ込んでくるもギリギリ届かない結果、前走の中京日経賞は休み明けだった上にスロー寄りの流れで外差しは物理的に無理な展開。
先週の京都は差しがかなり決まっており、引き続きAコースの芝で今週も差し馬場となりそうです。
上がりの掛かる馬場だけに切れ味は必要なく他馬よりも速い脚を使えるこの馬は今の馬場にピッタリの1頭と言えます。

日曜日
中京10レース

10ニッポンテイオー
前走は内を突いていた4角で行き場をなくしてしまい、後方まで下げざるを得ない致命的な不利がありながらも、ラストはよく盛り返してきての5着。
道中は後続が動いてきた向正面過ぎからもジッと内で脚を溜めていましたが、先行馬がバテてきたために後方まで押し下げられる恰好となり、一旦ブレーキを掛ける形になってしまったために万事休すの状態となりましたが、直線に入ってから盛り返して際どい3着争いに加わっており、スムーズだったら勝っていた可能性もありました。
今回、スムーズな競馬が出来れば前走以上のパフォーマンスが期待できる1頭と言えます。

12ナムラドノヴァン
2走前の新潟戦では笹針をして放牧に出してかなり状態面が回復してきた馬で、その新潟戦では発馬で後手を踏んでしまいましたが無理せず後方からの競馬で3角から一番先に動いて長く脚を使って内の馬を交わしての2着で現級に目途を立て、熱心に調整された前走はこの馬の癖を知り尽くした内容の調教で課題のゲートを克服してきました。
前走は勝ち馬が強すぎた1戦で、4角で行き場を失いかけた時に外の馬を押し出して進路を確保するも、勢い良く来た勝ち馬に先を越されてしまい、これに食いさがりながらも渋太く伸びての2着となりました。
この中間も好調を維持しており、得意舞台で勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

15ドリームスピリット
前走ニッポンテイオーに先着しており、ここでは能力上位の1頭。
2走前は休み明けでテンに噛んでしまい、1週目の3角で抑えが利かずに先頭に立ち、それでもハナを切ってからは折り合っている感じで進めるも2週目の向正面で外から追い上げられる厳しい展開で4着となりました。
叩き2戦目の前走は2ハロン短縮で挑んで中団の内からの競馬となり、向正面で外に出して4買うではニッポンテイオーの後ろで手応え十分の格好。
そこからグイグイ前に迫りましたが僅かに届かずの2着で、勝ち馬が前で良いペースで運んでいた内容のレースだっただけに展開に泣いた1戦と言えます。
ここはスムーズならニッポンテイオーとの争いとなりそうです。

★ターゲット
土曜日G1
京都9レース

ダイアトニック
2走目の外房特別ではトップスピードに乗ってからの持続力の高さを示しており、かなりのスローから11.7 - 11.7 - 11.3 - 10.9 - 11.8というL2最速戦で中団外からL2ではジリジリと伸び、L1の減速地点で更に伸びて最後は2着馬に接近する脚を使っての3着となりました。
4走前は平均の流れを番手追走から11.3 - 11.8 - 11.7 - 11.4 - 11.8のラップ推移でL2でしっかりと捕えてそのまま抜け出せてており、流れても対応可能のタイプと言え、ペースの幅を考えると崩れる可能性の低い1頭と言えます。
前走は追い出されてから少し内に入って行くような感じになってしまい、そこで勝ち馬に追いつかれてから立て直して右手前に替えて懸命に食い下がる恰好での2着となり、右回りに戻る今回は大きくパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。

タイセイソニック
この馬にとって外差しバイアスに傾き始めた京都のタフ馬場というこれ以上ない舞台と言え、1400mでも普通に走れており血統背景的にもこの距離は問題無さそうです。
乗り慣れた藤岡騎手なら途中で動くような騎乗はせずに最後方から直線で大外一気の戦法を選ぶはずで、今回は馬場も展開もハマって久々の好走が期待できます。

日曜日の見解
中京11レース
4インティ
まだ完成の域に達していないので大事に使われていますが、それでもワンサイドの内容で5連勝。
2走前の走破時計な開催ベストで、開催日の違いはありますがJBCレディスクラシックよりも時計が速く、それも最後は余力を残してのものでした。
ラップ推移的にもL1で12.3とほとんど落としておらず、非常に高いレベルでスピード勝負に持ち込んで後続の脚を削ぎ切った結果の圧勝となりました。
上位勢も1000万下では好走できており、メンバー的にもハイレベルな1戦で、走破時計のバランスで見てもJBCクラシックと比較しても高いパフォーマンスだったと言えます。
前走は2番手からの競馬で逃げ馬を行くだけ行かせてガッチリと抑えながらの追走となり、コーナーでは随分早くに左手前に替わっていましたが、4角で先頭に立ってからはノーステッキで後続を突き離して余力十分な内容での5馬身差圧勝となりました。
今回は初めての重賞挑戦でも圧倒的な1番人気になりそうですが、ここもどんなレースを勝ち方を見せてくれるのか楽しみな1頭と言えます。

3チュウワウィザード
ゲートが上手くないタイプの馬で、そこまで出遅れることもありませんが一歩目で見劣ることが多く、二の足も速くはないので良い位置を取るというのが1800mでは簡単ではありません。
外目の枠ならチャンスがありますが、坂スタートの中京1900m戦の5走前のインディアTはゲートもイマイチでしたが二の脚もイマイチで、ポジション取りで中京1800m戦では後ろからになる可能性が高いように思えます。
そのうえで避けたい展開は、前半はペースが上がらなくても向正面でペースが上がって押し上げるタイミングが無いパターンで、全体でペースが上がってしまってもスピード不足で追走に苦労しそうですが、そのパターンならインティが突き放して2番低下が失速してバテ差してくるチャンスは生じます。
ロングスパート戦でも上がるタイミングが早ければ問題ありませんが、向正面ですっとペースが上がって直線でもう一段加速というような競馬は一番合わないタイプで、中京1800m戦でトップレベルが揃うとそういうレースになることも多いだけに強気にはなれません。

7アンジュデジール
前目を取れれば面白い存在ですがエルムSでは高速ダートの中でそれなりに先行するも終いが甘くなっており、スピードの質的に1700mの高速馬場では足りなかったという感じがあります。
レディスプレリュードの内容からもハイペースそのものは問題なさそうで、良馬場の1800m戦ならそこまで不安はありません。
仮にインティが飛ばす形になったとしてもレディスクラシックとの比較でみれば前目でついていってもそこそこやれる可能性が高く、チャンピオンズCの内容からも少し息が入る展開が理想です。
スピードが問われた中でもスローの決め手勝負にも一定の対応ができており、前目で流れに乗って進められればこのメンバーが相手でも圏内可能の1頭です。

5スマハマ
新馬戦ではテーオーエナジーに完敗していますが、出負けから外外押し上げていくという競馬では物足りなかったので後半長く脚を使って良いタイプという感覚ではありません。
この馬は分散されたときには不安があり、要所の反応はトップレベルにあるだけに
それを引き出せる状況なら怖い馬ですが、そうでなければ状態面もいまいちで馬券圏外も大いにあり得ます。
ダートスタートなら前を取れる可能性は高く、素材的にはかなり面白い馬だけに軽視はできません。
インティもいい馬ですが、中京では後半のギアチェンジ面が問われやすく、府中の坂の上りでの加速で結果を出せているのは大きな材料です。

★ターゲット win
土曜日
中山7レース
1ヒシヴィクトリー
新馬戦はソエの影響でビッシリと攻め込むことができず、スタートで煽って最後方からの競馬となり、直線で最内を突いて伸びてきましたが、周りを気にして全くレースをわかっていなかった感じで「どれだけの脚を使えるか」を測ったような完全に度外視できる内容の7着。
2戦目はゲートこそ若干遅れましたが、その後の行きっぷりは見違えるほどでし、スローペースを4コーナーからスーっと捲って行き、2着馬に早めに来られて内にモタれながらも突き放した内容は圧巻でした。
2戦目の走破時計やレースラップは同週に行われたメサルティムの500万に酷似しており、あちらのレースはスローから完全な立ち回り勝負になっていましたが、ヒシヴィクトリーは同じよう流れで大外を回って最後は加速ラップで突き放しており、メサルティムよりはこの馬の方が強い競馬をしていました。
3戦目は明らかな調整ミスで追切では前半に引っかかっており、終いの時計が15.3というチグハグな内容となってレースでも道中からモタれ気味で力を出し切れないまま7着に敗れましたが、その後に立て直されて休養前の高いパフォーマンスで2着に好走し、馬群を抜け出す時の反応が速く、普通なら勝っているケースの内容でしたが相手が一枚上で3着以下には2馬身の差をつけました。
その次走も行く馬を行かせて良いポジションで競馬が出来ましたが、勝ち馬に目標にされた分の2着となり、レース後に反動が見られたために予定を1週延ばして挑んだ2走前は直線で張り付くぐらい右にモタれてしまい、ジョッキーが左に引っ張って力が分散してしまい、ジワジワと伸びるも4着までとなりました。
左回りを連続で使ったことで右回り戦の中山では内にモタれる面を見せましたが、「右回りというよりも、使い詰めで疲れがあったのでモタれたようです」との事で、前走の中山戦ではモタれる面は見せずに直線で馬群の間を割って伸びての2着となりました。
久々の前走でも高いパフォーマンスを見せており、まだフレッシュな状態の今回は叩き2戦目で勝ち負け必死の1頭と言えます。
16日には「抑えるのに苦労しました。物凄い行きっぷりで直線も迫力十分のフットワークでした。」との事。

4レッドヴァール
前走を勝って同条件となる1頭で、1年3カ月振りの1戦となった前走は足元の不安も解消されてしっかりと仕上げられ、強気の騎乗で楽に先行しても落ち着いて走れており、3角で一旦ハナを譲りましたが3〜4角で先頭を奪い返すと直線では粘りに粘っての勝利となりました。
初戦は2着となりましたが、勝ち馬はメイショウテッコンでラジオNIKKEI賞(G3)勝ち馬で神戸新聞杯(G2)3着馬。
そんな素質馬からクビ差の接戦をしていただけに、ここは能力上位の1頭と言えます。

日曜日
中山12レース
アヴィオール
前走時は体が戻らずに下降状態での1戦となり6着。
2走前にはコーナー4つの小回りコースでも問題無く立ち回れており、初めての牡馬相手に4着に健闘。
今回は立て直されての1戦となり、牝馬限定戦のここは能力最上位の1頭と言えます。
今回はルメール騎手が騎乗となり、荻原厩舎の勝負レースとなります。
昨年の荻原厩舎+ルメール騎手の成績は(8-5-2-1-7)で勝率35%、連対率56%となっており、荻原厩舎で10鞍以上騎乗したジョッキーの中でも圧倒的な信頼度となっています。
戸崎騎手(6-7-2-2-8)
丸山騎手(2-1-1-1-12)
三浦騎手(1-3-4-2-15)
北村騎手(1-2-3-3-17)

6レッドベルローズ
2走前に京都に出発する前に外傷となり、取り消し後の1戦となった前走は前半に行きたがる面を見せながらも3着に好走。
左回り戦では外に張ってしまうだけに、右回りでこそのタイプと言えます。
また、体質面が強くなってきた事で追い切りの本数も増やす事ができており、レース前のイレ込みさえなければここは上位の1頭と言えます。