まとめ

過去ログ819 2019/3/31 18:50

★今週の勝負レース訂正済み 
阪神11レース

大阪杯(3点以内の倍額勝負レース)

3アルアイン
昨秋のオールカマーで2着、天皇賞(秋)は4着、マイルCSは3着と、勝ち切れないまでも強豪相手に常に安定した走りが見せられている(3)アルアイン。ただし、前記のレースは全て良馬場のスローペース。ペースが上がった場合の怖さはあるのですが、今回はそこまでペースが上がらないと見ているので、警戒しないといけません。スタミナが不足する休養明けの前走・金鯱賞は時計の掛かる馬場だったこともあり、この馬、本来の能力を出し切れていませんが、それゆえに今回での上昇が期待できます。

キレないがスピードの持続力なら現役ナンバーワンというタイプの馬で、考察時にも書いたがなかなか現在の日本競馬のGI路線では走りどころが難しいキャラ。昨秋の天皇賞では全く向かないだろう東京コースで上位と接戦を演じているように能力は間違いなく、あの走りを今度は右回りで直線の短いこのコースでできれば、、、と考えてしまうのは私だけではないだろう。

なんせ昨年の大阪杯では1番人気を争っていたような馬。その昨年の大阪杯では上手く立ち回ってはいたがスローに泣かされてキレ負けしたような感じ。その時に使った上がりは34.0でしたが、今年の大阪杯ならばエポカドーロ or キセキが引っ張ってくれるおかげで上がり34.0秒でももう少し着順を上げられそう

6キセキ
G1に昇格して今年で3年目だが、レースラップの傾向はG2時代から大きく変わっていない。
前半の1000mが60秒より遅く、後半の1000mが59秒を切るレベルの高速ロングスパートというのがラップの目安。
G1初年度の一昨年が、ハイペースを作りやすいマルターズアポジーが出走していたものの前半1000m59秒6、後半1000m59秒3で0秒3の後傾ラップ。
昨年は逃げ馬不在で前半が61秒1、後半が57秒1で4秒もの後傾ラップ。
昨年はこの後半ラップをひとまくりで押し切ったスワーヴリチャードが勝ったが、この後半1000mをいかに速く走ることが出来るか?がこのレースのポイント。
キセキは3歳時の後方脚質から一転して昨年秋は逃げ先行で好走を続けたがその内容が秀逸だった。
まず毎日王冠では持続ラップのスペシャリストであるアエロリットの逃げを2番手追走で後半1000m57秒2を粘って3着。
天皇賞秋では自ら逃げて後半1000m57秒4で3着。
そして衝撃的なレコード決着となったジャパンカップでは再び逃げて後半1000m57秒2で2着。
有馬記念は秋4戦目の疲労と、出遅れを挽回すべくオーバーペースでハナを奪いにいったことを考えれば厳しいラップをよく粘っての5着だった。
今回はエポカドーロの出方が気になるところだったが、2つ外の馬番という絶好の形になり、まずこの馬のリズムで先行する形が取りやすい。
昨年秋に好勝負を演じた馬はドバイ遠征などで不在、ここは2つめのG1タイトルを獲るチャンス。

★今週の勝負レース訂正済み 
6キセキ
2000m戦のここは強敵が多く、秋天2着のサングレーザー、昨年の大阪杯上位のペルシアンナイト、アルアインは厄介な存在となってきます。
今回はペースが上がって良い馬はそこまで多くありませんが、スローからのトップスピード持続戦では4歳勢のパフォーマンスの高さ驚異となってきます。
他馬のペース適性の関係からも、どのパターンがこの馬にとってベストかは難しい1戦ですが、この馬が一番強い競馬をしているパターンはスローからの2段階加速で、そのパターンで高速馬場状態ならジャパンカップ、秋天の感じからも阪神内2000mならパフォーマンスを上げてきてもおかしくありません。
適性的にこの条件に不安が多い人気馬も多いため、レースをうまく進められれば争覇圏内の馬と言えます。

★注目馬
日曜日

中山7レース
ポップシンガー久しぶりにダートに使われた2走前は休養明けの1戦で本調子ではなく、3角あたりでトモの感じが悪くなって前とのバランスが良くありませんでした。結果は6着となりましたが、前走は除外続きで中9週での1戦となり、直線ラストm付近で抜け出すも勝ち馬に内をスクわれてしまい、惜しい内容での2着となりました。この馬は上のクラスでも2着の実績があり、本調子に戻ってきた今なら上位の存在と言えます。

中山10レース
ベストマッチョ1nin揉まれ弱いタイプだけに、この枠は最高と言え、展開利も見込めて久々に好走条件が揃った1頭。超ハイペースを逃げて2着に粘った昨年のジャニュアリーステークスの内容が優秀で、まともに走ればオープンでは上位の存在です。近走は休み明けだったり、輸送でイレ込んでしまったり、内枠で揉まれる競馬で勝負に加われていませんが、今回は叩き2戦目+揉まれない外枠+先行馬が少ない条件となり、一気に条件が好転する1頭です。

11netクイーンズテソーロダートに転向してから6戦して、2,3,1,1,1,1着で現在4連勝中の1頭。好位差しの形で常に安定しており、一戦毎に馬体が増えて時計も詰めるなど、4連勝の中で着実に成長を遂げています。2走前までは時計は平凡でしたが、前走のタイムが翌日のカペラS(GV)と同じで、鞍上の木幡騎手は「4連勝全て同じ競馬しかしていませんが、今日も自分は何もしていません。馬が強いです。」と絶賛しており、今回のオープン特別も通過点の可能性が高く、中間も坂路で順調な調整が行われているだけに引き続き有力な1頭と言えます。

中京1レースペイシャジュエル土曜日は時計がかかるダート想定となりますが、この馬は前走の新馬で見せた決め手にインパクトがあり、時計がかかる中で最後まで渋太く脚を使っての2着。「能力が高い馬です。ゲートが遅くてあの位置になりましたが、うまくタメて良い脚を使ってくれました。ただ、一頭になるとフワフワしてたように難しい面はありますが、スムーズに競馬が出来ればチャンスはあります。」と山田騎手。前走は12.8 - 13.7 - 12.9 - 12.3 - 12.2と中だるみでペースが緩くなっており、巻き込まれて前を向いて踏み遅れた中で力を出し切れていない状態での2着だけに、スムーズに競馬ができればここも圏内濃厚の1頭と言えます。ただ、抜け出すとソラを使う面があるため、2〜3着候補で狙いたい1頭です。

阪神10レース
アルメリアブルームblast昇級戦となった3走前は後方からの競馬となり、行きたがるのをなだめながら追走して直線まで内で我慢させていましたが前が混雑して外からも他馬にブロックされてしまい十分なスペースがなくもったいない競馬で6着となりました。早めに抜け出すとフワつく面があるため、勝ち味に遅いタイプとなりますが、4走前の小倉での1000万下勝ちは後方からの競馬となり、向正面で捲って行って馬群にとりついたまま大外に出し、後半1000mが57.5秒という競馬で外を回して捉える強い競馬をしており、力は1600万下でも十分通用するものを見せています。2走前の比叡Sではアクートと対戦してコンマ1秒差の3着となりましたが、直線では一瞬進路を探すのに手間取ってしまうロスがあり、ラスト1ハロンで左手前に替えてゴール寸前に3着に浮上してきました。スムーズなら2着争いがもっと際どかった内容で、前走はこれまで実績が無かった阪神戦でもハナ差の2着に好走しておりクラスに目途を立てています。昇級後は6,3,2着とクラス慣れしてきていますが、6着時は直線で前が混雑し、外から4着馬にブロックされて十分なスペースが確保できずに追う事ができず、消化不良の1戦戦で度外視可能なだけに、このクラスでは安定して上位に走れている1頭と言えます。