まとめ

過去ログ479 2015/7/10 7:23

★日曜日
函館3レース
ラッキーダン
前走は脚抜き良い稍重馬場。
少頭数ながらも最初のテン争いは6頭ほどが雁行し、熾烈な争いから先手を奪ったのは外枠のクリノリーソクツモ。
行き切った後は手応えずっと楽で、直線向いても独走状態となり、好タイムで突き離す完勝。
付いて回った組は最初に厳しく脚使わせたこともあってどんどん脱落し、ワンテンポ遅れて差しに回ったゼクトが直線で2番手に浮上。
行き切らないと味がない淡白なタイプが多く、その争いで明暗が分かれ大差が付いた格好となりました。
ラッキーダンは出遅れてしまい、外を回るロスが響いての4着。
この馬の課題はスタートで、スタートさえ決まればアッサリ勝てる1頭です。


プリンセスケイ
前走は緩まず消耗戦で3着。
久々の右回りだった事もあり、全体的外に張る面も見られただけに、左回りの方が良さそうな1頭です。


セイウンアワード
2走前は不良馬場での先行決着で5着。
前に行った馬が止まらず、勝ったラスパジャサーダスは減量効果もあって快勝。
4着以下は単純にスピード負けと言え、このレースは先行馬が多く、良いポジションを取れずに中団馬群で頭を上げて気の悪さを見せていました。
3走前は2着に好走していますが、勝ち馬からは3馬身離されており、時計も平凡な1戦です。
レース序盤の向かい風の影響かテンにかなり遅いペースで進み、内枠の勝ち馬ががあまり苦もなく先手を奪い、2番手以下の集団も序盤は併走していましたが、コーナーを過ぎると徐々に劣勢となり、直線入口では逃げ馬の単騎状態。
そのまま一杯の脚色ながらもリードを守り、差し込みにくい状況で凌ぎ切ったという内容で、ここ最近の未勝利戦の中ではずば抜けて決着時計が遅いレースで低レベルな1戦と言えます。

前走はラッキーダンと対戦して1馬身半離されての3着。
調教での動きがひと息でしたが、相手なりに走れていました。
3コーナーでモタついた分が最後に響きましたが、この中間は前走以上の動きを見せており、巻き返せそうな1頭です。

★日曜日
函館7レース
セクシーボーイ
降級馬。1000万下クラスでは6,6着ですが、2走前はコンマ2秒差に健闘しています。
この時はパサパサに乾いた馬場でやや時計が遅めの決着。
前走1000m勝ちのタサジャラがペースを引っ張るも、あまり速いラップにはせず4頭雁行状態で進む展開。
ほとんど上下動のないラップで直線に向き、最後は先団の馬同士の3頭叩き合いとなり、早めに外を押し上げたフミノファルコンが押し通すかに見えましたが、最後もう一伸びしたのはコアレスキング。
ゴール前は僅差の中にかなりの頭数が紛れ込む大接戦で、セクシーボーイは道中に余裕が見られませんでしたが、最後は差を詰めてきていました。

3走前に現級を勝った時は、パサパサに乾いた良馬場で、雨は降っていたしたがまだ少量で影響は少なめでした。
内枠マダムアグライアの先導で進み、若干速めのペースで2番手が固まる形。
直線は逃げ馬が意外や粘っていて、2・3番手の有力馬が最後接近するも、唯一大外から鋭い脚で伸びたのが再ブリンカー装着のセクシーボーイ。
ブリンカーでコントロールが効いて、本来の力を出せた格好です。理想は良馬場で流れる展開です。


カシノキングダム
左回りでは手前を替えませんが、右回りではスムーズに手前を替える1頭。
2走前はブリンカー着用+右回り+距離短縮で得意とは言えない不良馬場で4着に健闘しました。
この馬は小回り1000m向きのタイプで、良馬場なら前走以上のパフォーマンスが期待できます。

連闘で挑んだ前走はハイペースの差し決着。
1頭が大逃げの展開になり、差し馬の競馬。
勝ったリッシンロケットはテンに行けませんでしたが、2着のカシノキングダムと同じ位置から併せながら脚を伸ばしていました。
カシノキングダムは外を回る形でも最後まで脚色が衰えておらず、立ち回りひとつで勝ち負け出来る1頭となります。


キョウエイハピネス
陣営が『1000万クラスでも勝ち負けできる馬』を評価している1頭。今回は降級戦となりますが、2走前は1000万クラスでクビ差の2着。

この時は前日+当日雨で表面が湿ったダート。
キョウエイハピネスとヴェアリアスサマーが併走で逃げるも、前半34秒6とかなり遅いペース。
道中も捲る馬はおらず、直線でキョウエイハピネスが押しきりそうな構えでしたが、そこに大外枠のチュウワベイビーがジリジリ迫り、最後に差し届いた格好。
ペースが遅めで馬群がほとんどバラけず、外を回して惰性が効いた馬でないと上位に食い込めなかった1戦です。
後方追走の馬も遅いペースに気を使わず控えすぎで、恵まれた2着でしたが、500万下クラスなら力上位の1頭です。

★日曜日
函館4レース

サワヤカムスメ
3走前は時計の速いパンパンの良馬場でやや内有利な馬場状態。積極的にサワヤカムスメとアグネスエピソードが追っ付けて2頭で抜け出し、すぐ息が入る流れで進む展開。
坂の下りで前に唯一接近してきたのがエイシンパライソで、直線向く頃には先団はバラけて後続の方がアップアップになっていました。
最後は先行馬と内を回って接近した馬4頭での争いとなり、最後はポップオーヴァーが1馬身抜け出しての勝利。
このレースは最後まで速いラップが刻まれていて、スピードが全く落ちていないレースとなり、最短距離を回らないと上位には食い込めなかった1戦です。
ここでサワヤカムスメはアグネスエピソードのピッタリマークされる形となりましたが、直線で交わされてもバタッとは止まらずにコンマ3秒差の4着。
2走前は1番人気に支持されましたが、枠並びで先手を奪えず、押して先して3番手からの競馬。流れに乗って手応え良く追走していましたが、4コーナー手前からゆっくりと進んで並びかけて伸びずバテずで流れ込んでの7着となりました。
このレースの敗因はハナを切れなかった事で、前走は好発を決めてハナを奪い切り居、追っ付けてドーテが並びかけるも、3〜4コーナーは常にサワヤカムスメが優勢。
直線で単独で振り切りかけた所に、道中1番枠から全くロスなく回ってきたサウンドドゥイットが、近走からは見違える末脚で伸びて差し勝った格好となり、サワヤカムスメは2着。
3着も2番枠からロスなくいい隊列で回れたフロリアードとなりました。


ハコダテローズ
休み明けの2走前は渋って時計が掛かる馬場状態。
小柄で仕上がり早いタイプで、細いくらいの仕上がりでした。馬場入りではうるささを見せていましたが、レースでは好位グループの少し後ろにポジションを取り、3~4コーナーでは馬群の切れめで単独の4列目。
そこから差を詰めてきましたが、直線では外にどんどん流れてしまい、結果は3着。
間隔が開いていたため、イレ込みが激しい中での3着は評価でき、叩き2戦目の前回は注目の1頭となりましたが結果はサワヤカムスメから4馬身離されての5着。
敗因は雨馬場と外枠だったために、終始外々を回らされた事です。
パンパンの良馬場で内枠なら巻き返せる1頭となります。


クラウンシトラス
前走は不良馬場での消耗戦。
周囲を気にする面があるため、前走はブリンカーを装着していましたが、効果が見られて楽な感じで好位からの競馬ができていました。
終いも良く伸びており、叩き2戦目の今回は上積みが見込めます。