まとめ

過去ログ489 2015/7/16 22:08

★土曜日情報
函館4レース
ヒロノドラム
チークピーシーズをつけてからは取り口が安定して走れるようになった1頭。
前走は緩まない持久戦となり2着。
外目の枠でも他馬の後ろで折り合いもついて我慢できていました。
向正面で前との差を詰めて3~4コーナーでも仕掛けを我慢して動きだしをワンテンポ遅らせた事で直線でひと伸びして2着となりました。

2走前はハイペースのバテ合い戦で2着。
上がりが掛かる展開で展開が嵌まった感が強いレースでしたが、馬群に突っ込んでも苦にしておらず、チークピーシーズで集中力が高まった事がわかります。
ここはメンバーにも恵まれた1戦となります。


メイショウテンロウ
前走はヒロノドラムから2馬身半離されての3着。
勝負どころでも我慢していたヒロドラムとは対象的に、こちらは勝負どころで勝ちに動いて一度は2番手に上がっていましたがその分だけラストに甘くなってしまい展開のアヤでの3着でした。


2走前は内枠3頭が叩いて先手争いをし、1コーナーを奪ったのは勝ち馬で2番手に3着馬が並んで2コーナーで息を入れ、一旦は隊列が固まる展開。
向正面からスパートが始まり、直線は前2頭の一騎打ちかと言った所に内を進んだワールドレジェンドとメイショウテンロウが急接近して最後に3着馬を交わしての2着。
このレースは走破タイムは標準で上位4頭は高い評価が出来ます。
今回は展開1つでヒロノドラムを逆転できる1頭です。


ガンクラブチェック
前走はこれまでとは違い、いつもより前で競馬をしていた1頭。
前走は脚抜き良い稍重馬場で、先手争い4頭も内枠のインフェルノが制し、ペースを緩めず行く気に任す展開。
番手以下の馬が先に一杯になり、追い上げる差し馬も追走に苦労していたほど。ガンクラブチェックは好位からの競馬となりましたが、外目を立ち回って勝負どころから進出するも反応がひと息で3着馬に交わされてズルズル下がっての6着となりました。
嵌れば良い脚を使ってくれる感じはありますが、集中力に課題が残り、シャドーロールの効果は見られますが、それでもまだ要所での反応がイマイチだけに狙いづらい1頭です。

★日曜日
函館3レース

ゼトス
データ
前走は1200mから一気に距離を延長しての1700m戦。この馬はトモに甘さがあるため、急かすと良くないだけに前回の距離延長はプラスと出て2着確保。折り合いもついており、向正面で置かれかけていましたが、ムチが入るとしっかりと反応して進出していました。勝ち馬には9馬身離されましたが、後続は振り切っており距離の不安は解消されました。

パサパサに乾き時計掛かるダート。出鞭入れてディープブルーが先手を奪ったのと押してミスズミラクルが前に行った2頭だけが積極的な先行行動で、他は抑えての追走でほぼスンナリ。向正面でセイセイセイが捲り、3角で大外をノーブルクリスタルとゼトスがまた捲る。しかしどちらも勢いが中途半端で先行争いに影響少なく、最後の叩き合いで前1列目3頭はそのまま踏ん張っている。ノーブルクリスタルが地力で勝り外から差し勝ったが、展開はほぼ前の組有利の流れ。

クロイツェル
データ
前走は不良馬場での時計勝負で2着。勝ったバイタルフォースは終始楽な手応えで完勝し、未勝利戦にしてはかなり時計も速く、上のクラスでも十分通用する構内用でした。2着のクロイツェルも砂を被ると頭を振って嫌がる素振りを見せていましたが、直線で外に出してからの伸びは際立っており、力がある所を見せました。ただ、展開が嵌った感もあり、馬がやめてしまうために前走のように極端な競馬しかできない弱みがあります。

パサパサに乾き時計掛かるダート。最内枠減量騎手のウソハッピャクが押して逃げ、外枠各馬が付かず離れず接近。道中目立った動きは特になかったが案外ペースも締まり、常に1列目が4頭以上雁行で進んで直線はバテ合い。上がりはかなり掛かったが、先行3頭もそれなりに耐えていて、差してきたクロイツェルと拮抗した争いに。最後はコースロスなく運べた利が活きて、サトノコスミックがクビ差凌いだ。枠順・隊列が別なら結果は変わったはず。

エルブダムール
データ
前走は乾いてパサパサの力要るダートで時計は標準。序盤のテン争いが少々厳しくなり、エルブダムールがいち早く抜け出して先導。向正面からペースは落ち着き、しばらく仕掛けもなく淡々と進む展開となり、直線に向くまで後続の動きはありませんでしたが、バテ合いというよりは力を溜めての瞬発力勝負と言う様相で、上位はみな上がりが確りしていた馬となりました。ここでは脚を溜める事ができず、直線でアッサリと掴まってしまい9着。2走前は乾いた馬場でハイペースのバテ合い戦で2着。決着時計も未勝利としては速めで、これに付いて行けない馬が続出する展開。ペース的にも追走だけでバテてしまった馬も多く、逃げて2着に残った同馬も最後は一杯一杯。1800mではハミを噛みっぱなしになってしまいますが、1700mでは少しリラックスして走れるため、今回は上位可能な1頭です。

ハイペースバテ合い。上がりが掛かる展開のなか、勝ったメイショウは好位から自分で動いて行って押し切る快勝。2,3着馬は展開が嵌まった感が強い。人気のラッシュアタックはダート替わりが良くなかったか。

ヒロノカマオレ
パサパサに乾いた良馬場で時計標準。外枠の減量騎手が先導する流れであまりペースは速くないが、途中から有力馬の捲りが来てなかなか楽に行けず。直線で抜け出したヤマチョウタンゴが押し切ろうとするところに、好位で宥めていたサウンドジャンゴが捉えきる。ラスト1F13秒9も掛かっており、大半の馬がバテ切った流れでの戦いだった。デルマサンダユウは最内枠で出遅れ、全く流れに乗れてない内容ながらも終いは良い脚色。

マイネルヴォーダン
脚抜き良い馬場が残っている。Hペースで縦長になり、時計勝負の行った行った。逃げ馬のペースに中盤から追走苦労になる馬多数。徐々にバラけて4角では既に2頭の争いに絞られた。3着以下は時計的にも低レベル。

★日曜日
福島6レース

サノタイクーン
データ
前走は乾いてパサパサの時計掛かるダート。直前はかなりの直線向かい風がありました。大外枠で好スタートを決めた同馬が、オーバーペースと言える速さで逃げ、それに数頭がかなり序盤から積極的に追いかけてしまう展開。直線は馬群がバラけてオーバーウェルムがいいタイミングで先団を交わした所で、さらに最後大外からデストリーライズが伸びて差し切り勝ちとなりましたが、勝ち時計1分40秒4は正直掛かりすぎで、2着以下も時計は平凡。後半4Fは全て13秒台のラップで展開が壊れるほどの超ハイペースだったと言えます。この展開で3着といっても大きな評価はできません。

軽めの馬場。テン争いありHペース消耗戦に。序盤3頭が出て緩みのない流れに。この流れで残したのは2着馬だけ。勝ち馬は楽に付いて行って時計も良く、ここでは力違った。4着以下はペースにも時計にも対応できず。


エンカウンター
データ
前走はジョッセルフェルトと対戦して5着。切れる脚が無いため、早目早目の競馬でスローの単騎逃げとなりましたが、速い上がりでまとめられず、直線に向くまでは手応えも楽に見えましたが最後に失速してしまいました。まだ体に余裕が合った分、叩いて粘り強化は可能な1頭です。

水撒きで黒く湿って少し速い馬場。隊列が決まってから2角でもそれほどペースが緩まず先団は固まったまま、結構速いラップを刻んで直線まで向く。ラスト2Fは余力ある人気馬が再度加速し、デッドヒートの併せ馬。僅かに先に仕掛けて窮屈にならなかった分、ジョッセルフェルトに分があった。走破タイムも良くラストも中身良し、上位2頭は素直に優秀な内容と見たい。

ミスエリカ
データ
前走はアメリカンゴールドと対戦して1番人気に推されるも5着。この馬は切れるタイプではないため、積極的なレースで挑みましたが、好位組のマークが厳しく、最後は二枚腰を発揮するも決め手のある馬にやられてしまいました。この馬は内枠で揉まれると良くないタイプだけに、理想は外目の枠から先手を奪う形となります。

道中一貫ペースでスタミナ必要なバテ合い。この流れで脚が続いているのは実質上位3頭だけだが、それぞれに着差が開いた。時計も速めで、スタミナ面だけでなく、時計性能の面でも力量さが大きかったか。

アクティブボス
乾いて時計掛かる馬場。真ん中枠のプラチナムスタング、大外枠のルミナスが雁行で先導し序盤はかなりペースが緩んだ。向正面でパイロキネシストが押せ押せで捲って先頭に並び、3角手前からレースが動く。プラチナムスタングが3角過ぎで脱落、4角4頭並んでいざ叩き合い。しかし4角2列目内から進出してたトミケンシェルフが、外から確りした脚取りで鋭く伸びて完勝。捲ったパイロキネシストが最後もうひと伸びして2着。ペースが遅かった時にサッと動けたパイロキネシストのスピードについて回れた馬が上位に並んでいて、後方集団の馬は追い上げですら精一杯。

脚抜き良い馬場。2角で一旦ペースが緩んだが、3、4番手の馬が並びかけて再びペースアップ。さらに向正面では動いてくる馬も。道中は全体的に落ち着かない流れで、消耗戦に近い内容。だが、時計的には重馬場なのに良馬場並みに遅い。ペースもある程度流れでこれは上がりがかなり掛かったということだが、1Rの方が道中ペースが速いのに上がりは同程度。勝ち馬も含めてほとんど評価しにくい。