まとめ

過去ログ494 2015/7/22 10:42

★日曜日 共通
函館11レース

オデュッセウス
ファルブラヴの仔なので血統的には洋芝で時計が掛かってパフォーマンスを上げてくる可能性が高い1頭。
ペースを引き上げて前後半差2秒程度のハイペースでパフォーマンスを上げてくる血統なので、ハイペースとはいえ1秒程度だった新馬戦からの上積みも可能性としては考えられます。
ただ、前走の走破時計や内容から評価するなら時計的には9秒台で走って欲しかったところです。
出脚は速いものの、ゲートはそこまで上手くない印象があり、ここに入ってハナを取り切れないように思えます。
ブランボヌールやメジェルダの2頭が時計・ラップ的にも優秀で、ドナルチアは後半型としては優秀なラップを刻んでいます。
ブランボヌール、メジェルダは高いタフな馬場適性、ハイペース適性を見せた上で再加速を見せてきました。
これら2頭を相手に新馬の内容で互角に戦えるかは疑問で、まずハナを切れるかどうか、仮にハナを切ったとしてもスピード勝負に持ち込んでしっかりとパフォーマンスを上げられるかがカギとなります。
人気すれば妙味が無く、人気が無ければ押さえておきたい1頭です。

ブランボヌール
ハイペースを問題なくこなしてきた1頭で、ここでは大きなアドバンテージとなります。
また、そのハイペースを前を向けない位置で進めながら要所で動けていました。
この2点はこのレースの中で唯一信頼がおける一頭と言えます。
ハイペースから最後まで底を見せておらず、外枠で多少ロスがあったとしてもL1での食い込みはある程度期待でき、内で新馬同様ある程度ハイペースでとどまってL2で再加速という競馬になっても高いレベルでの対応は可能です。
内枠でも外枠でも対応できそうなタイプで、インでうまく捌けていた前走の反応を見れば内枠で好位ぐらいから無理に脚を使わずにというのが理想です。
函館1200mは結構詰まる印象があり、その辺りは函館1200mの詰まり常連である岩田騎手ということもあって鞍上に不安があります。
馬はメジャルダがハナを切る展開になった時にはメジャルダが強敵になり、緩めで平均ペースぐらいで落ち着いてしまうとドナルチアやメジャータイフーンといった後半型も強敵になります。
ある程度内目の枠なら信頼度は増しますが、外枠を引いても大きく評価を下げる事はできません。

ドナルチア
この馬の前走は35.6-35.3とペースが上がり切っておらず走破時計が平凡な中での競馬になりました。
緩みがあって明らかな2F戦になっているので、時計が出にくいレースでした。
しれでもメジャータイフーンほど極端に緩いということもなく、スピード的にはメジャータイフーンよりも1200mに適応する可能性は高いように思えます。
動き出してからも反応よりはL1の方が良かったので、内枠に入った時にしっかりと対応できるかがポイントとなります。
函館2歳Sはペースが上がり切ることがほとんどなので、極端な外枠でなければ楽しみは大いにある1頭です。
ただ、血統的には洋芝よりは高速馬場の方がパフォーマンスを上げてくるイメージがあり、どちらかと言うと高速の平坦コースで見てみたい一頭です。

★日曜日 見解
函館11レース
第47回函館2歳S(G3)
過去10年のデータより・・・
1番人気 (2-2-1-5
2番人気 (3-1-3-3)
3番人気 (2-0-1-7)
4番人気 (1-0-1-8)
5番人気 (0-4-1-5)
6番人気 (1-0-1-8)
7〜9人 (1-1-2-26)
10人以下(0-2-0-49)

関東馬に関西所属騎手騎乗で当日6番人気以下の場合は(0-0-0-14)で全滅。

枠データ
1枠(1-2-0-10)
2枠(0-0-4-10)
3枠(0-2-0-12)
4枠(0-1-0-15)
5枠(1-0-0-14)
6枠(3-2-1-11)
7枠(3-1-0-14)
8枠(1-1-4-12)

前走データ
OP特別(2-4-1-18)
未勝利(0-4-0-27)
新馬 (8-2-9-59)

前走距離データ
1000m  (1-0-1-27) 3.4% 3.4% 6.9%
1200m  (9-10-8-78) 8.6% 18.1% 25.7%
1400m  (0-0-1-2)  0.0% 0.0% 33.3%
1600m以上(0-0-0-4)  0.0% 0.0% 0.0%

1000mだった馬で4番人気以下は(0-0-0-24)で全滅。

★日曜日 共通
中京11レース

ダローネガ
この馬のタイプはトップスピード戦では苦しいバテ差しタイプとなるため、中京マイルでよくあるポテンシャル勝負になれば好勝負可能です。
ただ、今年の中京の馬場は読みにくく、ペースが上がり切らないまま直線で加速するというような競馬になってしまうと出し抜かれてL1だけでは突っ込み切れなくなります。
近3走はりうまく乗られて安定しています。
マイルとはいえ1800m色が強いこのレースなら、この馬としては競馬はしやすいと思いますが、ペースが緩くなってしまった時にしっかりと対応できるかどうかが課題となります。
展開次第ですが、中京マイルならこの馬が望む展開になる可能性は高いように思えます。
ポテンシャル勝負になれば一線級相手にも食い込めているだけに、相手関係を考えてもここで見劣るとは思いません。
問題はこの馬が苦手としている緩い流れから、動き出しを問われる競馬になった時。
オープン特別勝ちの実績がありながらも昇級初戦でハンデ55kgは上位2頭に比べて恵まれており、このメンバー相手に力を出し切ってどこまでやれるかという点では一番注目したい一頭です。

アルバタックス
トップスピード戦ではトップスピードの持続力、トップスピードの質勝負でどちらでも重賞クラスには及びませんでした。
ただ、ハイペースでのポテンシャル勝負で普通に強い競馬ができているというのは底を見せていないという点で魅力です。
1800m戦への対応もできる馬なので、単調なマイラーではないという点や、この舞台で完勝しているところからも中京マイル適性そのものは十分持っています。
後は純粋に相手関係で、ハンデ戦で54kg、相手は強敵ですがこのハンデは手頃。
ポテンシャルタイプの強敵が多いため、完全に流れた中で上手く内を突いて捌ききれればこの相手でもチャンスはあります。