まとめ

過去ログ496 2015/7/23 11:28

★日曜日 ウイナーズネット
函館11レース
函館2歳ステークス

新馬戦組の成績が良く、(8-2-9-59)と好成績。
05年空11年はラベンダー賞組が毎年馬券に絡んでいましたが、ラベンダー賞が12年に廃止になったため、より新馬組の活躍が目立つようになりました。(12,13,14年で馬券になった9頭中、7頭が新馬組)
なかでも函館芝1200m組の成績が良く、2着以下に0.3差以上つけて勝利した馬に限定すれば(5-1-3-6)と好成を残しています。
今年の該当馬
メジャータイフーン

過去10年で6回牝馬が優勝しており、 1番人気の牝馬に限定すれば(2-2-0-0)で連対率100%。

上がり3ハロンに注目すると、1位の馬が(5-4-2-4),2位の馬が(3-1-2-5)と好成績。
今年の該当馬
ブランボヌール
メジャータイフーン

★日曜日 研究
函館11レース

メジェルダ
新馬戦は雨が降っていましたが、まだ馬場が良く内側優勢な馬場状態。出遅れ多数で内からササメユキが先導するも、大外枠2頭とメジェルダがすぐ並びかけて少し先団が固まる展開。それほどペースを落とせず集団が固まったまま直線に向き、2番手のメジェルダが抜け出したところに内を通して接近してたブランボヌールが並ぶと、最後は2頭の叩き合いで後続を引き離し、首の上げ下げでブランボヌールが勝ち切りました。
メジェルダは馬場入りしてからテンションが高めでしたが、レースでは二の脚の速さを活かして2番手を確保。
最後は勝ち馬に内をスクわれてしまいましたが、差し返し気味によく伸びており、後続には3馬身以上の差をつけました。
血統的にも早い時期から期待でき、2戦目でしっかりと楽に勝ち上がってきました。

父はディープインパクト、母父はフレンチデピュティという血統で、スプリント色の強い競馬で結果を残してきたのは大きく評価でき、この函館2歳Sという舞台にマッチした実力馬と言えます。

前走の未勝利戦は函館芝1200m戦の良馬場で、内ラチ沿いは見た目に荒れ始めていましたが、まだフラットでやや内が有利な状態。
内枠のメジェルダが先頭にアッサリ立ち、その他の馬は折り合い専念の追走でペースも大して速くならない展開。
付いて回る2番手以下の方がコーナーで追っ付け始めましたが、メジェルダは楽なまま直線二枚腰で完封。
ラップで見ると11.6 - 11.9 - 11.7 - 11.8と中盤で少しコントロールしながら4コーナー出口でしっかりと再加速してL1まで落とさないという内容です。
少し出負けしましたが、二の脚の速さで楽にハナを取り切るとそのまま後続をひきつけながら直線まで追い出しを我慢できるレベルで直線でしっかりとつき離すという内容。
ペ新馬戦より楽なペースで、そこでコントロールしてしっかりと引き離す競馬だったのはラップ的にも加速を伴っていて単調な競馬ではなかったという点は非常に大きなプラス材料です。
1:10.2という走破時計は同日の3歳未勝利と同タイムで、500万下特別でも1:09.7ということを考えても評価できます。

★日曜日 共通
中京11レース

カオスモス
ひとまず1600mよりは1400mの方が安定している1頭。
特にトップスピードが問われるケースでは1400mでパフォーマンスを上げています。
ポテンシャル戦だった昨年のダービー卿は色々と難しい面はありましたがこなしています。
厳しい流れになりやすく、時計が掛かりやすい中京マイルの方が府中や淀よりはチャンスはありそうです。
それでも中京マイルはスピードが要求されにくいコースで、1800mがベストの馬が強いコースとなるため、この馬にとってはベストの舞台とは言えません。
この馬はある程度のペースから一脚を使いたいタイプで、マイル戦では余計にある程度ペースを引き上げて行かないと厳しいタイプです。
1400m巧者のこの馬としては脚の使いどころが難しいレースになる可能性が高く信頼度は下がります。
ただ、ロスなく無理なく進める福永騎手とのコンビは合いそうで、カレンブラックヒルの後ろでペースをある程度にコントロールできればチャンスはあります。
ただ、ハンデ面を考えても強く狙うだけの材料は揃っていません。

スマートオリオン
距離延長がどこまでプラスに働くかがカギとなる1頭。
平均ラップ向きのスプリンターは1400mまでは問題なく、1600mでも超高速馬場ならこなす馬が多くいます。
今回の中京1600m戦は全競馬場のマイル戦の中でもかなりタフな部類となるため、この条件が合うとは思えません。
特に、この馬の場合は序盤に楽をして後半のトップスピード面で勝負するタイプで、前走でもL1でTS持続力を発揮して良さが出ていました。
マイル戦への不安点ではカオスモスも同じで、中京マイル戦向きとは思えません。
同じマイル戦でも京都1600mで高速馬場なら立ち回り次第で対応可能ですが、中京コースでは最初からペースが上がって厳しくなる可能性が高く、スロー気味になっても3〜4コーナーで動いてくる1800m寄りのトップスピード持続タイプが強くなります。