まとめ

過去ログ624 2015/10/15 17:37

★土曜日
新潟9レース

ゴールドリーガル
前日雨が残り脚抜き良い超高速ダート。スピード必須でバテにくく断然前残り傾向。押してキングノヨアケが先手を奪い、ダイワエクシードと争って後続を大きく引き離す大逃げの形に。1000m通過が60秒1ととんでもなく速いラップを刻んだが、キングノヨアケは全くペースを落とさず飛ばし脚色が衰えない。直線でも大きなリードを築いたまま、上がりまでキチンとまとめて完勝。1分50秒4は500万下のタイムではない。超高速馬場だったとは言え、ラップ構成は優秀。差してくる馬も、この決着では内枠からロスなく回ってこないととても足りなかった。石川裕紀人騎手はこれが中山ダート1800m初勝利。

比較的脚抜き良い高速ダート。比較的上がり速く、走破力必須で先行有利馬場。外からサムソンズライトがかなり押して逃げ、8枠2頭が離れず追走。2角で一瞬ペース緩む場面もあったが、向正面辺りから2番手のロードシャリオが強気にスパートし、3角から先頭に出る。2列目の組みも追っ付けて追走するが、ロードシャリオの勢いが全く落ちず、直線全馬脚色一緒のまま。1分52秒台に乗る速い決着で、走破力で劣り外を回った馬のロスが響く展開。ゴールドリーガルはコーナーを回る時に外へ膨れすぎた分、2着馬に及ばなかった。

重馬場だが表面は乾きかけ、前有利馬場。大外枠からトラキアンコードが行きっぷり良く先手を奪うが、1コーナー手前でパイロキネシストが早くも駆け上がり、しかも向正面ではハイフロンティア、パラティーノ、サヴァティアーノが早々に動いて1列目が5頭で雁行。先団は固まってたような形だが、かなり序盤に動きのあるレース展開。3コーナーの進入から先団がバラけて、直線先頭は追っ付け通しのトラキアンコードと惰性が付いて持ったままパイロキネシストの2頭。直線先頭に立つパイロキネシストに、外を回る分一旦後退劣勢だったサヴァティアーノが再度追いつき、最後の叩き合いで凌ぎ切った。全馬がラストの上がり掛かったように、追走の苦労があった早捲り展開。


アースコネクター
い、それに外枠各馬が好位を固める。向正面動きがないままペースも緩んで団子の隊列、コーナーでも外の馬の動きが慎重。直線に向いてから一気に加速する流れで、ゴドリーが楽に抜け出す圧勝劇。離れた2着争いは上位人気4頭が叩き合いとなるが、最後間を割る形でマイネルボルソーが浮上した。アサクサスターズは3列目の外から押し上げが遅すぎ、鞍上が馬の加速力を信じすぎたか。

★土曜日
新潟5レース

コリーナ
全面的に蹄跡目立ち、直線内ラチ沿いが緩んで伸びにくい馬場。外枠で好発を決めた各馬がみな控えて、内枠からニケトップランとショウナンライズが2頭併走で逃げる。前半3F33秒9とかなり速いペースで進むがコーナーで後続も早めに接近。直線に向くと馬群が横にブワッと広がる。馬場の内を狙った馬が伸びあぐねて、ショウナンライズ以下の大外へ向かった馬がジリジリ伸びる。逃げたショウナンライズはこの流れでも後半踏ん張る脚を見せ、タンサンドール以下の追撃を振り切った。上位3頭までは優秀で、上がりは掛かっているが内容は良い。


サンニードルス
雨上がり馬場で乾きかけ。出遅れ多数。内からサンニードルスがヨレながらも持ち直して逃げ、他に誰も先行せず大外枠で出遅れた2頭が2番手に取り付く流れ。2コーナー過ぎでかなりペースが落ちる。向正面ではどの馬も引っ張りきり。特に捲りもなく淡々と進み、4コーナーで逃げ馬がスパートするが、一度開いたリードを坂でアッサリ詰められる。外3番手にいたスマートアリシアが楽に抜け出し、2列目で構えていたイチゴアミーラが急接近して2頭の叩き合い。着差は縮まったが、最後はスマートアリシアが余裕で押さえ切った。逃げたサンニードルスはかなり脚色悪く、離れた3番手には内で構えていたマオノココロが入線。断然人気のアウェイクはスタート直後に不利を受けて道中全く動かず、直線だけの競馬をして離れた5着。全体の時計もかなり遅く、溜め殺した馬が多すぎ。


シルクリバー
雨上がり馬場で乾きかけ。逃げ馬候補が多数いたメンバーで、内から人気のロードインスパイアがテン争いに参戦。ファインキャプテン、フレンドソングがそれに並びかけて緩みのないペースになる。直線に向くと先団がほぼ一杯で、外を回る差し馬の脚色が良い。まず最初に伸びたのがナンヨーアイドル、続いて後方2番手にいたフリームーヴメントも坂上で鋭く伸びてくる。2列目ハコ内からリバティークイーンも上手く立ち回ったが、外の勢いに屈して3着まで。馬場の変わり目でもあり、先を争った先行勢が割りを食った形か。


時計は掛かるが馬場はフラット、やや先行有利。内ヨレ・接触多めで、スタートで行き脚付いたのが内枠のヨシオとヨレたドナルチア、不利がなかったアーマンディ。隊列決まった後は緩めて進み、4角は先団ひと塊。事実上直線2Fのみの上がり勝負の格好になり、切れる脚を使えた馬が勝ち負けに。ドナルチアは弱点もありそうだが今回はスンナリ運べた。最初後手を踏んだが2着に食い込んだコウセイカルメンは、次走も注意したい。

テンプルツリー
スロー上がり3F勝負。差し追い込みが上位を占める結果となったが、差し展開などではなく、単純に先行した馬の上がり性能不足。ここでは勝ち馬の力が一枚上だった。

レーヌドコロール
時計標準で若干上がり掛かるがフラットな馬場。良いスタートを決めた馬は数頭いたが、最初の雁行から先手を奪ったのは内枠から促さず楽に行ったスミレ。2コーナーで外枠の馬が下がり、ジュアンマリエと雁行になり2頭−2頭の隊列に。道中は外から動く馬おらずペースも緩み、直線は前の2頭の手応えが楽。最後まで先頭2頭の叩き合いになり、上がりをまとめられてしまって後続は全く差を詰められなかった。全馬ほぼ脚色一緒。逃げた騎手の意のままになった展開。勝ち馬は展開が良すぎた。能力的には評価しにくい。

★土曜日
京都6レース

テイエムテツジン
データ
2走前はソエが長引いて久々の競馬で3着。脚抜きが良く、時計の速い馬場状態でハイペースとなり、中盤も速くなる消耗戦。展開が速くなり、後ろの馬の決着となりましたが、先行勢で最先着の3着で、2番手を追走していた5着ベラルディには4馬身の差をつけています。3走前の休養前の1戦は阪神コースで2着に好走。この時は少し時計掛かる馬場状態で、中盤で2度緩む展開となり先行2頭が後続を6馬身突き放すマッチレース。最後は勝ち馬の目標にされてしまいましたが、前回は叩き2戦目で2番人気になりましたが結果は5着。前走は脚抜き良い馬場で2コーナー以降は緩まず中盤が速い流れとなり、先行した勝ち馬が中団から馬群を割った2着馬と並んで抜けだし叩き合いとなりました。テイエムテツジンはゲートがひと息でスタート後に促されていましたが、位置を取れずに中位からの競馬。半マイル標から外を回って進出するも、ラスト300m付近から追い比べで見劣ってしまいました。スムーズに前、前で運べれば巻き返せる1頭です。

稍重だが時計掛かる馬場。2角を回ってペースUPし中盤速い流れ。上がりの掛かる消耗戦。後方追走の3頭が直線脚伸ばして上位に浮上。勝ち馬だけは最内を突いた。