まとめ

過去ログ648 2016/7/21 17:16

★土曜日
函館4レース

シェヴェルニー
前走はBコース替わりで内が有利な馬場状態となりましたが、外枠を引いてしまい結果は3着。
レース前の落ち着きも見られ、状態面も良かっただけに、枠順に泣いた1戦となりましたが、レースではなるべく外を通らなようにグッと抑えて乗られていました。
最後は外からよく差を詰めていましたが、内の先行馬が止まらずにコンマ1秒差の3着まで。

2走前にはハナ差の2着となっていますが、この時は力んで走ってしまい、最後はその分だけ伸び切れませんでした。
しかし、最後の直線で前が壁になる不利があった事を考えるとスムーズなら勝っていてもおかしくない内容でした。
細身ながらも洋芝・道悪もこなしており、3走前は直線競馬での内枠、前走はBコース替わりの外枠と、不利な枠に入っていますが、スムーズなら能力上位の1頭です。

ドンボラーレ
この馬の前走もBコース替わりで内有利な状況でのものでハナ・クビ差の3着。
比較的序盤もペースは速くなり、隊列はやや縦に長めで、直線でファインキャプテンが2馬身ほど引き離しましたが、内の混雑を捌いてカムホームラッシー、ドンボラーレ、ベリースコールが伸びてくる形となり、最後は4頭の首の上げ下げで、僅かにベリースコールが差し切った格好です。
タイム差無しのドンボラーレも水準の時計で走れており、最後の詰めだけが課題となります。
2走前は重馬場の時計が掛かる馬場でしたが、しっかりと対応してタイム差無しの3着となっており、馬場不問でこの馬も能力上位の1頭と言えます。

★土曜日の見解
7月11日のトレード結果
・ナイトは2枚成行売り→翌日に持ち越し分は朝9時に成行決済
15355→15450でマイナス19000円

・日中は2枚成行買い→日中終了時に引成決済
15450→15710でプラス52000円

7月12日のトレード
・前日ナイト2枚成行売り→翌日に持ち越し分はナイト終了時に引成決済
・ナイト終了時に2枚引成買い→翌日に持越


累計収支マイナス14万7000円(50万円スタート、追加10万円で現在45万3000円

★日曜日
阪神11レース
宝塚記念

宝塚記念ラップ傾向
宝塚記念の大きな特徴はトップスピードがほとんど要求されない点で、過去10年間で後半の最速ラップは昨年のL3で11.0秒。
昨年はレッドデイヴィスが逃げるも、戸惑ってしまい、フワフワとしたスローペースとなり、ゴールドシップも2秒の大出遅れとなったことで、異例とも言えるスローの展開で参考が位の1戦です。
昨年を除けば良馬場で時計が出やすい馬場状態でも11.5秒が最速ラップとなります。
2年前は過去10年の良馬場で昨年に次ぐ2番目に遅い走破タイムとなりましたが、かなりスローに流れていたためで、良馬場で1000m通過が62.4秒という遅さ。
ただ、この年は良馬場表記でも馬場は渋ってタフな馬場状態となっていました。
近2年を除けば基本的には平均〜かなりのハイペースで流れており、基本的にはスローにはなりにくいレースです。

宝塚記念のポイントは道中緩みにくいレースで、基本的には3コーナーでは各馬が仕掛けているという状況が多くなっています。
後半4Fのラップで見てもL3最速戦が多く昨年を除く過去9年でL3最速戦が5回、L4最速戦が3回。L2最速戦はたった一度だけです。07年は大逃げ馬がいて早めに動いたカワカミプリンセスを目標にしたメイショウサムソンがいて、それを差し切ったアドマイヤムーンという展開で、ラップ的にも最速12.2でL3との速度差は誤差の範囲内です。
ほとんどがL3ではレース中で速いラップを刻んでおり、3〜4コーナーが最速地点になる可能性が極めて高いレースと言えます。

ペースが流れた上でのL3最速戦となる傾向が強いため、ポテンシャルとスピードが無いと、このレースでは上位に来れません。
ペースをコントロールして要所で出し抜くといったレースをここで展開するのはほぼ不可能と言えます。
このレースで上位に来れるタイプは厳しい流れについて行き、速い仕掛けでトップスピード戦ではなく11秒後半を連続するような4〜5Fの流れで外からねじ伏せきれるポテンシャルを持った実力馬か、スピードを活かして前で展開しながら3〜4コーナーで仕掛けて後続に脚を使わせることができる程のポテンシャルを持った実力馬。
高速馬場でトップスピードにはっきりと乗せたいタイプの馬やギアチェンジ面で出し抜いてくるような馬、高速馬場でスピードだけで押し切るというような競馬で好走している馬は危険なタイプと言えます。

このレースの大きな特徴は追込みが利きにくく、後ろにいても追走に脚を使わされることになり、前の馬もポテンシャル戦で12秒前後のラップならどこまでも踏んでいけるということもあり、結局前にいるポテンシャルタイプが圧倒的に強い傾向が出ています。

また、雨が降りやすい時期だけに、タフな馬場状況での施行となる事が多く、このレースは道悪になっても絶対的なラップがそう変わらないという傾向があるため、アドマイヤムーンの時は異常としても、良でも渋っても59〜60秒で基本的には推移していく想定です。
良馬場ならラップ的に落ち着くケースもありますが、道悪で渋ると淀みはなく12秒前半を要求される競馬になっています。