まとめ

過去ログ712 2017/11/6 14:38

★注目馬
ルネイション(東京・古1000万)
非凡な瞬発力を持っており、近走も4戦連続で上がり32秒台をマークしています。
2走前は内枠だったため、内から捌いて勝ち上がりましたが、前走は外枠だったために誤魔化しが利かず、開幕の馬場での力勝負で4着となりました。
レースの流れも遅く、位置取りの差が響いてしまいましたが、以前にもこの馬は外々を回すと甘くなる面を見せており、理想は内目の枠からの競馬となります。
この馬は直線の長いマイルがベストで、舞台は引き続き申し分なく、今回は鞍上にM.デムーロ騎手を乗せて確勝を期してきました。

ファームフェイス(花背特別)前走はゴール前で嵌まった勝ち馬にやられたが、2番手から一旦は完全に抜け出す勝ちパターンの競馬で2着と内容は良かったし、前で運べて脚質に幅が出たのも収穫だった。ダートでは底を見せておらず、今度は決める。

ミレフォリウム(東京・2歳未勝利)3戦連続で2着だが、新潟のデビュー戦は単騎で遅い流れに持ち込み、粘り込みを図ったが差されて、続く中山戦では出遅れながらも向正面で一気に動いて、2番手まで押し上げたが届かず。3戦目の東京戦では、不良馬場をモノともせず逃げを打ったものの、差された。それでも鞍上の意のままに動けるのは強み。

クライムメジャー(東京・奥多摩S)前走は休み明けで昇級戦。上がりの速い流れになって最後は伸び負けしたが、内容的には十分にメドが立った。大型馬で叩いた上積みが大きそうな今回は差し切り可能

モズアスコット(東京・三鷹特別)ペースが速くなってバッチリ折り合いがついたとはいえ、前走は抜け出す時の脚が抜群で、一気に抜け出して3馬身半差の圧勝。素質馬が軌道に乗ってきた。3連勝を期待

タマモバレッタ(福島・2歳未勝利)初戦は6着に終わったが、道中は折り合いを欠きながらも、直線で追われてからはしっかりと反応していた。残り1ハロンで止まったのはタメが利かなかった分で、本質的に1300メートルで問題ないはずだが、距離が詰まった方がレースはしやすくなるだろう。中間は気合乗り良く、軽快な脚捌き。叩き2走目、小回り福島で先行力を生かし切る。

★注目馬
スワーヴリチャード
皐月賞時点から「大目標はダービー」というのを陣営が最初から公言しており、皐月賞は最初から勝負を捨てているような大外分回しの競馬。
この馬はいかにも大跳びで大箱向きの馬で、中山コースから東京コースに替わるダービーでは注目の1頭と言えました。。
また、右回りでは逆手前で走っていた事からも、左回りに替わる点は大きなプラス材料で、若干加速態勢に入るところで手間取る感じがあり、この馬は明らかに直線が長いコース向きの馬です。
皐月賞は直線の伸びを見てもコース適性の差がかなり出ていたような感じがあり、皐月賞はノーカウントの1戦と言えます。
東スポ杯と共同通信杯を見ても左回りコースでは明らかに伸びが違っており、共同通信杯はサイバーエレキングがヨレてくれたおかげで追い出しスムーズに抜け出せた部分はありましたが、先頭に並びかけるまでは馬なりで四位騎手も後ろを振り返ってその時点で勝利を確信していたような内容でした。
最後に鞭一発を入れたのは教育的意味という感じが強く、共同通信杯はほとんど力を出さずの勝利となりました。
そして、ダービーでは最後に右→左→ラスト1ハロンで再度右手前に替えて追いすがっていましたが、レイデオロが最後にひと伸びしてのコンマ1秒差の2着となりました。
左回りの東京コースなら信頼度が高い1頭と言えます。

スワーヴリチャード
今年の日本ダービーは主要前哨戦である皐月賞と青葉賞のどちらもがハイペースで非常に負担の大きい高速決着となったという点がポイントで、皐月賞を戦ったアウトライアーズ、プラチナヴォイスといった馬はNHKマイルで全く伸びておらず、これらの高速決着をまともに走ってしまった馬は余力があるかどうかが大きなポイントでした。
同馬は皐月賞を最初から叩き台と考えていた可能性が高く、日本ダービーでは2着に巻き返しました。
この馬は右回りの阪神では内にモタれる面を見せており、左回りで力を発揮するタイプで、皐月賞の内容を見ても最初から勝負を捨てているような大外ブン回しの競馬をしており、道中は右手前でばかり走っていました。
恐らくこの馬は手前の関係やエンジンのかかりが遅いところを見ても左回り専用の可能性が高く、未勝利戦では右回りコースで平凡な内容だったのを東京コースの重賞で一変したあたりを見ても、この馬は皐月賞で負けて日本ダービーで巻き返す例年のパターンに合致していました。
ダービーでの競馬を見ても右回りの時とは別馬のように走れており、レイデオロのその後の強さ(休み明けの神戸新聞杯で2馬身差でちぎり捨てたキセキが菊花賞で2馬身差の圧勝)を見ても、レイデオロとコンマ1秒差の競馬をした同馬の評価も高まります。

スワーヴリチャード
皐月賞の展開でL1で食い込んでくるにはトップスピード持続は足りませんでしたが、この馬はサウスポーで右回りでは手前の関係でうまく走れていません。
左回りに替わるダービーではパフォーマンスを上げており、世代最強馬のレイデオロにコンマ1秒差まで迫りました。
しかも、これはダービーと言う各馬がメイチに仕上げた究極の仕上げ同士の1戦でのもので、休み明けで緩い造りの神戸新聞杯で2馬身の差をつけられたキセキが菊花賞を優勝したことを考えても、能力的には(左回りのコースなら)世代最強クラスのレベルにある事は間違いありません。
ペースは流れなくてもトップスピードの質は高いレベルにあるので、幅自体は広く、スピード面を高めてきているので、理想は内から緩い地点からスッと動き、途中で息が入って、要所でスッと一脚を一気に引き出せるという展開です。
上手く立ち回って要所のギアチェンジの性能の高さを活かして好位〜中団内で潜んで仕掛けを待つ事ができれば勝ち負けの可能性が大きい1頭と言えます。

スワーヴリチャード
逆手前で走る右回りからのコース替わり、距離延長、内目の枠順と、ダービーでは全てが好転したスワーヴリチャード。
この馬の共同通信杯の内容が非常に優秀で、ほぼ馬なりで逃げ馬に並びかけるとムチ一発だけで抜け出して後ろを突き放す快勝。
このレースは能力をほとんど使わないで差し切っており、あそこからいくらでも伸びていきそうな勢いでした。
皐月賞は条件も枠順も全て向かなかった感じで、陣営のコメントを見ても最初から皐月賞はどうでも良さそうな感じでした。
それでも皐月賞は超高速馬場で59.0-58.8と平均で流れて12.2 - 12.4 - 11.9 - 11.4 - 11.4 - 11.7と中盤緩んで凝縮、3〜4角で内外広がった中で外々を回す羽目になった中で直線最後まで伸びてきたのは立派です。
この馬は明らかにダービー1本を目標としていたような気配があり、東京コース替わり、距離延長は確実にプラスとなりダービー制覇まであと一歩のコンマ1秒差の2着となりました。
東京コースならこの馬の能力をフルに発揮できる舞台だけに、ここは最有力な1頭と言えます。

★注目馬
日曜日
東京10レース
クロフネビームス(東京・晩秋S)
芝で直線では不利があった2走前の長岡Sは参考外で、距離を延ばした前走の赤富士Sで3着まで末を伸ばしてきました。
直線でハミをかけ直すと馬が突っ張って辞めており、「前走は距離延長で抑え込むような形でレースをしましたが、あの形が合っているようですね」との事。
この馬は1600〜1800メートルで良績を残してきましたが、今は長い距離が合っている様子で、昨秋、現級で(3)(2)(2)着の安定した成績を残したようにもともと高い能力の持ち主だけに、復調を示した前走と同じ舞台なら期待できる1頭です。
再度、吉田騎手騎乗でさらに前進可能の1頭と言えます。

クイーンズテソーロ(福島・2歳未勝利)
福島の初戦は、出遅れて道中脚を使ってしまい5着となりましたが、続く新潟ではコーナーで外に張る若さを見せながらも2着して、能力の高さは示した1頭。
3走目の中山では抜群のスタートから前に行こうとしましたが、内から3頭きて横一線になり、一旦引いて直線勝負に賭ける競馬となりましたが最後は前を捉え切れずの2着。
いつになくスムーズなレースに成長が見られ、再び福島なら正攻法の競馬で勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

土曜日
東京10レース
ラヴィエベール
前走は外枠から終始外を回り、前に壁を置けずに多少力みながら走っていましたが、4角では馬群の大外に出して最後は力強く伸びてクビ差の2着。
勝ち馬が最内枠から経済コースを通ったことを踏まえれば相当強い内容だったと言え、ここまで8戦して未だ連対を外していない安定感は魅力です。
近走は発馬も安定しており、2走前には後のオークス馬ディアドラとクビ差の競馬(3着以下には3馬身半差)をしており、しかも当時はこちらが5キロ重い斤量を背負っての重い馬場での競馬でした。
馬場不問のタイプで、ここも勝ち負け濃厚の1頭と言えます。
  
ルネイション(東京・古1000万)
非凡な瞬発力を持っており、近走も4戦連続で上がり32秒台をマークしています。
2走前は内枠だったため、内から捌いて勝ち上がりましたが、前走は外枠だったために誤魔化しが利かず、開幕の馬場での力勝負で4着となりました。
レースの流れも遅く、位置取りの差が響いてしまいましたが、以前にもこの馬は外々を回すと甘くなる面を見せており、理想は内目の枠からの競馬となります。
この馬は直線の長いマイルがベストで、舞台は引き続き申し分なく、今回は鞍上にM.デムーロ騎手を乗せて確勝を期してきました。