まとめ

過去ログ732 2018/1/12 10:11

★日曜日
京都11レース

日経新春杯

ベルーフ
1800〜2000で後半のポテンシャルで良さがある馬で、前半要素が問われた方が良いタイプの馬となります。
今回の2400mへの距離延長では難しい印象があり、福島記念の場合は完全なスローのロングスパート戦の流れで良さが出ず、後半勝負という競馬は合っていないように思えます。

モンドインテロ
先週の馬場ではバランス的に見てペースが上がる可能性が高く、昨年のような感じになる可能性も高いように思えます。
ただ、昨年のミッキーロケットとの差は大きく、今回はハンデが逆転するとはいえ平均まで上がると勝つのは難しくなります。
しかし、スローのロングスパート戦となった時にはこの馬が最上位の存在となります。
ソールインパクトもミッキーロケットも前半のペースがそこそこ上がってスピードが問われた中でのポテンシャル勝負のタイプの馬で、ミッキーはスローのロングスパート戦でも強い馬ですが、この2頭に対してはスローのロングスパート戦の方がチャンスはあります。

パフォーマプロミス
この馬の不安点はスピード面の問題で、これまでのレースを見ても2秒以上のスローで結果を出しており、ペースが上がってどうかという面があります。
スローのロングスパート戦で良さが出ていることや、前半のポジショニングという観点もペースが遅い中でのものなので、ロードヴァンドールが逃げるのは好材料ですが、ソールやミッキーロケットが引き上げて行った時や、ガンコが思い切って逃げの手を打ってペースを引き上げた時に不安が生じます。
今の京都は時計が掛かっており、先週の雨中の開催で悪化している可能性も高いため、60秒で入って61秒以上掛かってくる馬場になると後半のポテンシャルを削がれるリスクがあります。
スローでの後半ポテンシャルタイプだけに、全体が流れる競馬では分が悪くなり、展開次第で変わってくる1頭となります。

★日曜日
中山11レース

京成杯

コズミックフォース
この馬はエンジンの掛かりがイマイチなタイプで、緩い流れからスッと加速できる感じはありません。
近2走のL1はそこそこ伸びてきていたのでトップスピードの持続はまずまずのレベルにあります。
血統的にはミスプロ色が強く、ミスタープロスペクターの3×5とやや強めの配合となっており、この血統なら力の要る馬場は合っている可能性が高く、距離の融通が利きそうな感じもあります。
ただ、現時点で前半のスピード面に関しては未知数で、これまでのレースで見せたパフォーマンスは高くないため、連下までの評価となります。
誰かが動いて展開が噛み合えば面白い馬ですが、レース全体の仕掛けが遅れると末脚発揮は難しそうです。

コスモイグナーツ
2000mという距離は良さそうで、エイシンフラッシュの仔はイメージ的にトップスピード持続力が低めですがポテンシャルを持っているタイプが多い印象があります。
2000mで60.5-60.5のペースならスピード面で苦労することはありません。
ゲートも上手いタイプだけに、主導権を握りやすいのはプラス材料で、中盤で息を入れて後半に繋げられるのは好材料です。
中山2000mで向正面から3〜4角でじわっと上げて切れ味勝負にならないようにラップを分散出来れば渋太さを発揮できる可能性が高い1頭ですが、レースレベルを考えた時にアイビーSは微妙なレベルと言え、現時点ではやや低い可能性があります。
ポテンシャル面ではダブルシャープの方が評価できるため、それ以上の評価はできませんが、距離延長がプラスになりそうな点と、タフな馬場で早仕掛けでも前目で粘り込めるというのは面白い武器と言えます。

★注目馬
日曜日
中京12レース

バリオラージュ
2走前の長良川特別3着馬で、休み明けでスプマンテとはクビ差の決着で3着となりました。
この時は稽古の動きがひと息で、久々の割に速い時計が少なく脚捌きも硬かった中での3着で、「集中力を欠くところがあるので、道中は敢えて馬込みに入れる競馬をしました。最後まで集中してくれましたし、あれなら折り合いもつくはずですから距離延長は問題無さそうです」との事でした。
久々の分だけエンジンが掛かるのに時間がかかりましたが、坂を上がってから急追しての3着は評価でき、叩き2戦目の前走はレコード決着の2着。
スタート直後に内から寄られる不利があり、後方からの競馬で折り合うと3角手前でスッとポジションを上げて半マイル標手前ではスプマンテの外につけ、直線も渋太く伸びてひと押しを欠きましたが以前ほどの硬さも無くもう本物と言えます。
今回も崩れる可能性は低く、勝ち負け濃厚の1頭と言えます。