まとめ

過去ログ772 2018/4/13 14:39

★注目馬
エポカドーロ
この馬は入りが速くてもペースダウンさえできれば後半も脚を使えるのが強みで、今回レースを作る可能性があるのは同馬かケイティクレバー、アイトーンの3頭のどれかですが、この3頭の中でスピード的に一番高いのはこの馬です。
2走前のあすなろ賞は着差以上に強い競馬をしており、ギアの上げ下げが上手いタイプなので仮に前が飛ばした場合でも前走のように無理せず離れた2,3列目というのも可能です。
ただ、前走は叩き台のステルヴィオに差し切られているため、着差は広げ荒れる可能性はあります。

エポカドーロ
2走前のあすなろ賞は雨で稍重馬場の中、前半3Fが速く34.7秒で、そこから中盤でかなり緩めて中弛みからの3F戦でポテンシャル勝負となりましたがラップ的に落としていませんでした。
ここでポイントになるのは脚の使い方で、入りの1000mで見れば60.5でまずまずのペースでしたが、3Fで見れば34.7とかなり速い脚を使いながら2角でしっかりと息を入れることができていました。
そこから再加速してポテンシャルを引き出していることからもギアの上げ下げのうまさ、速い脚でポジションをとってそこから息を入れてペースを支配できる強みがあります。
また、息を入れて後半要素も高いレベルなのはここ2走で見せており、距離に関してはかなり融通が利くタイプと言えます。

エポカドーロ
前走のスプリングSから振り返りたいはコスモイグナーツの単騎逃げで平均ペースで流れましたが、番手のこの馬の位置で測っての実質ペースで見れば大体49秒前半ぐらいの入りとなっており、自身はややスローで走っていました。
そこから3〜4角で詰めてスローからのロングスパートに近い形で2着。
3〜4角である程度動いて捕まえに行っていることを考えても後半のポテンシャル面を高いレベルで問われており、その流れでしっかりと長く脚を使って最後まで渋太く、要所での鋭さというよりはL1まで渋太くしっかりと脚を維持してステルヴィオ以外は突き放しました。
これは評価できるパフォーマンスで、ステルヴィオが一枚上で下が、初めての関東輸送+中山の坂を克服できた点は好材料です。
中山1800m戦は坂スタートで前半のスピード面を活かしにくい面があるため、後半勝負の割合が強い中でここまでやれたのは良い材料と言えます。

グレイル
最終的にはステイヤーになりそうな1頭で、現段階ではスピードが問われた中でどうなのかというのは全く見せられていません。
ハーツの仔で母系を見て前半からスピードを活かしてというタイプではなく、これまでのパフォーマンスを見ても力の要る馬場での後半勝負でL1まで渋太く伸び、トップスピード持続面で良さが出ており、11秒前半まででトップスピードの質的にそこまで高いレベルを要求されていない舞台でのものだけに、皐月賞ではスピード不足で後方からなら後半バテ差しでそれなりに食い込んできそうですが、届かない可能性が高いように思えます。

グレイル
ダービーだとスローではキレ負けしそうなイメージがある1頭。
2走前の京都2歳Sを見ても力の要る馬場なら強敵相手に互角以上に戦えており、素材自体は世代では高いレベルにある1頭です。
ただ、前走の切れ負けを見えも、適性的には菊花賞や有馬記念向きの馬と言えます。

グレイル
岩田騎手だけに、内で立ち回ってレース全体が早めの仕掛けになった時に嵌ればチャンスがありそうな1頭。
皐月賞は速いラップを問われる可能性が低いという点で歓迎でき、理想はスローからのロングスパート戦ですが、皐月賞では狙えても岩田騎手のイン突きと展開が嵌っての2〜3着争いとなります。

グレイル
共同通信杯の敗因はやキレ負けしての7着。
このレースは字面ではややスローで流れているように見えますが、これは離れた前が刻んだもので、3番手以降は結構離れて前で粘ったエイムアンドエンドを除けば上位は全て33秒台前半〜半ばでした。
後ろから勝負するなら32秒台の脚を要求される内容でとなっており、その中でこの馬は切れませんでした。
この馬としては高速馬場が初めての一戦で、その中で瞬間的なトップスピードの質が問われて対応できていませんでした。
本来なら長くトップスピードを維持できるのが強みですが、ここまで上がり勝負に特化すると対応できていませんでした。適性的には菊花賞向きのタイプと言えますが、菊花賞とリンクする皐月賞でも上位が狙えそうな1頭です。


グレイル
新馬戦、京都2歳ステークスと連勝でクラシック候補と期待された同馬ですが、前走の共同通信杯では1番人気ながら7着に完敗。
前走の共同通信杯の負け方はある程度仕方ない面もありますが、それでもトップスピードの質的に足りないことを示しました。
また、京都2歳ステークスのレベルもタイムフライヤーがトップスピード戦でどこまで強いのかは未知数で、流れてやれるかどうかも微妙なタイプだけに本質的に2000mは短いように思えます。

★注目馬
エポカドーロ
未勝利、あすなろ賞と逃げて連勝し、スプリングステークスでは番手で進めて2着と賞金を積んでこれた1頭。
前走スプリングステークスでは2番手で進めてしっかりと抜け出したところに外からステルヴィオの強襲を受けていまいましたが、ペースを引き上げても結果を出してきました。
登り坂スタートの中山1800mよりは2000mの方が良いのは間違いなく、今回はさらにパフォーマンスを上げて来そうな1頭です。


エポカドーロ
前走のスプリングSは坂スタートでもすっと先行策を取り、内のコスモイグナーツを行かせて番手で進めていく格好。
2角からコスモが単騎逃げの形に持ち込んだため、番手で離れた位置で実質的に逃げの形となり、向正面ではまだ離れた位置で進めて実質スローで3角辺りからじわっと差を詰めて4角で仕掛けて2馬身半ほどまでに差を詰めて直線。
最後は前のにコスモを捕えて先頭に立つも、L1でステルヴィオも並びかけて、ハナ差差されての2着となりました。
この馬は後半のポテンシャルを総合的に高いレベルで持っており、2000m戦の今回は後半のポテンシャルを最大限に生かせそうな1頭と言えます。


オウケンムーン
前走の共同通信杯が同馬のベストパフォーマンスで、実質スローからのトップスピード持続戦で前目から渋太く脚を使っての勝利となりました。
この一戦は初音Sとの比較でみても互角の評価が必要で、初音Sは牝馬限定でしたが準OPレベルと互角ならダノンプレミアム不在のここなら十分勝負に加わることが出来る能力を備えていると言えます。

オウケンムーン
高いパフォーマンスだった前走の共同通信杯はトップスピード持続に特化した戦いでしたが、実質的にはスローで流れていたため、皐月賞に向けてとなると前半のペースが上がってどうなのかは1つのポイントとなります。
また、要所で緩んでからの再加速が新馬戦では遅く、ギアチェンジの性能はイマイチだったため、展開的には早めの仕掛けの方がこの馬に合っているように思えます。

オウケンムーン
世代のレベルで見ると共同通信杯で脚を使ってきたカフジバンガードやゴーフォザサミットがスプリングSで通用していないため、共同通信杯組は評価しすぎると危険な感じもあります。
オウケンブルースリ×エリシオだけに、最終的にはトップスピード戦になりやすいダービー向きのような感じがあり、頭の高いフォームだけにこのレベル相手での中山戦では積極的には狙い辛い1頭です。

オウケンムーン
前走の共同通信杯は東京の1800m戦でペースは0.8秒でそこそこ流れていましたが、これは離れた前のもので、実質的には48秒後半程度で流れていました。
自身はかなりのスローで走っており、そこから4角では前を捕えに動いていたため、トップスピード持続戦となっていました。
前走は前半の位置取りとそこからのトップスピードの質、持続力で一枚上だった内容で、3〜4角で前2頭を少し詰めていったのでここでロスなく立ち回れたのが良く、直線入りで進路確保してから切れてL1まで渋太くトップスピードを維持してきました。
前走は抜きん出ていたというよりも総合的に高いレベルで良かった内容で、同日準OPの初音Sとほぼ互角の内容だったため、ここでも上位可能の1頭と言えます。

オウケンムーン
共同通信杯は行策で2列目の辺りで進め、道中も前から少し離れて3〜4角でも離れた4列目の内で我慢しながら前との差を詰めて直線でうまく進路を確保すると、直線序盤で4番手から追い出されてL2で伸びて先頭列に並びかけるとそのまま外からくるサトノソルタスを退けての完勝となりました。
前走はうまく位置取りを取れたのも大きかった1戦で、それでもトップスピードの質、持続力の高さを見せてきたのは収穫と言えます。
ポテンシャル面での底も見せていない馬ですが、上位がサトノソルタスはともかく、カフジバンガードやゴーフォザサミット辺りが上位ではあるのでレベル的には少し疑問はあります。

★注目馬
タイムフライヤー
ホープフルSに関してはかなり嵌った内容で、3〜4角でのゆるみで取り付いたのもあり、前後半で2秒以上のハイの流れで無理をしなかったというのが大きい1戦でした。
ホープフルSの結果はあまりあてにはしづらい1戦で、それを除いたときに少なくとも純粋なトップスピードの質は見せられていない点、力の要る馬場でのトップスピード持続戦でグレイルに見劣っている点は割引が必要です。

タイムフライヤー
5走前の未勝利戦でアドマイヤアルバ相手に苦戦しているため、そこまで高いレベルとは言えません。
スピードに関しては何とも言い難い馬ですが、2走前のホープフルSでは後方で我慢したこともあってクリアしてきました。
重馬場の萩Sでは流れた中で後方から突き抜けており、全体の流れが厳しくなって後半速いラップを踏まない中での強さというのは見せています。
高いパフォーマンスはホープフルS、萩S、京都2歳Sでいずれも程度の差はあれ高速馬場ではなく、高速馬場だった未勝利勝ち、前走の若葉Sは物足りない内容となっています。
先週の馬場を考えるとかなり軽く、ペースがある程度速くなった時に前半スピードの質的についていけるかどうかがポイントとなりますが、雨で馬場が重くなれば浮上してくる1頭です。

タイムフライヤー
2走前のホープフルSは馬場も展開もペースも位置も噛み合っており、高速となる皐月賞とは繋がりにくいレースです。
良い位置を取れれば問題ありませんが、今回もメンツではなかなか難しい可能性が高く、現時点では手を出しづらい1頭です。
前走の若葉Sがそこそこの流れて後半のポテンシャルで戦えなかった以上、展開面で相当嵌らないと厳しそうです。

タイムフライヤー
3走前の京都2歳Sでは勝つ競馬をしたという感じでしたが、後ろからマークされてグレイルにラストで捕えられてしまっての2着。
ペースはかなりのスローで流れて3F勝負となり、力の要る馬場で最速11.3とそこまでトップスピードの質は問われませんでした。
このレースはスローの段階でしっかりと3番手を取れており、メンツ的に恵まれた面はありますが、3〜4角でも前にスペースがある状況で最短距離に近い通し方ができており、4角出口で仕掛けてL2最速なので仕掛けとしても理想的でした。
これで差し切られたとなるとグレイルにトップスピード持続で見劣ったということになりますが、この時の淀の馬場で現実的に流れた中でこれだけの脚を引き出せたのは評価でき、3着のケイティクレバー、4着のアイトーンは楽に突き放している事からも、後半勝負なら優位に立てそうな1頭と言えます。

タイムフライヤー
前走の若葉ステークスは外々から正攻法で進めましたが5着までと人気を裏切る結果となり、ペースはややスローで流れて中盤も特に大きく淀みなく進んで4角のL3最速ポテンシャル戦となっていました。
前半のスピードもそれなりに問われての後半勝負で、当時の阪神の馬場であそこまで後ろから外々を回して差し切るのは現実的に難しいように思えます。
また、ロスがあったといってもトップスピード面を引き出すことができておらず、L3−2の11秒台の地点でそこまで脚を使えていなかった点、L1はそこそこ差し込んできたといってもイマイチだった点、速いラップを踏めず、ロスの差はあってもダブルシャープと上がりが同じという点は悲観的な材料と言えます。

タイムフライヤー
前走の若葉ステークスは大外枠から無理せず後方から入っていく競馬となり、道中も後方馬群の後ろで進めてテイエムリボーの後ろから3角に入っていく格好。
3〜4角でも後方外から押し上げながら正攻法で直線に入って直線序盤でそこから追い出されましたが、伸びが地味で前との差が詰まらず、決定的には伸びずに5着まで。
前走の若葉Sはそこそこの流れて後半のポテンシャルで戦えなかった以上、同じような流れになりそうな皐月賞では苦戦しそうな1頭です。

タイムフライヤー
2走前のホープフルSはかなりのハイペースで流れ、3〜4角で前がペースダウンする形でL3で緩んでL2最速11.9と遅いなりに結構加速していました。
淀みのあった展開でここで取り付けた後方外からの馬が展開的に噛み合った1戦となりました。
3〜4角で外から勢いをつけて押し上げていったのが中弛みの展開と噛み合った形で、前半がかなり速い流れで、前の馬はその流れで3〜4角でどうしても仕掛けを待つ意識が働いてしまいました。
このペースで後ろからとはいえ最後まで渋太く伸びてきたように流、れた中でポテンシャルを引き出せた点は評価できます。
ホープフルSそのものはかなり嵌った印象がありますが、それでもさすがに若葉Sであそこまで伸びない、というのは意外で、前目内目が有利な馬場状態というのを差し引いても評価が下がる内容でした。