まとめ

過去ログ774 2018/5/1 10:05

★注目馬 
日曜日 東京9レース
ハナレイムーン
前走の初音Sは超スローペースで直線は馬群が密集してしまい、最後まで十分な進路がなく、追えたのはラスト1ハロンを切ってからで参考外のレースです。
帰厩後は順調に乗り込まれており、1週前は抜群の手応えで併走馬を圧倒し、フットワークも軽快で仕上がりの良さが目を引く1頭です。
前々走の勝ちっぷりが上々で、かなり緩いペースで流れても掛かる事無く進めて持ったまま坂を上がるとステッキに反応して1ハロン過ぎにアッサリと2馬身突き抜けました。
素質は準オープンでも通用するものがあるだけに、能力を出し切りやすい東京コースでスムーズに運べれば、巻き返し濃厚の1頭です。

日曜日 新潟12レース
ペイシャバラード
この馬の近走成績は1,3,9,16,13,2着ですが、ハナか番手で進めたレースでは1,3,2着となっており、揉まれる競馬では9,16,13着に崩れています。
2走前は隣の馬につられて立ち遅れてしまいましたが、前走は自分のリズムで走り、厳しい流れになりましたが最後まで渋太く粘っての2着となりました。

新潟は(15)(5)(3)(1)(1)(3)着の最適舞台で、15,5着時はハナを切れなかったレースでのものです。
今回は同型で揉まれ弱いブランメジュールがハナを切りそうですが、ペイシャバラードは番手からでも問題無いタイプだけに、ここは中心の1頭となります。。


日曜日
東京12レース
ブロードアリュール
体質が弱いため、詰めて使えない馬ですが、ここまで4戦して(3)(1)(1)(3)着で、負けた2戦も着差は0秒3と堅実なレースぶりを見せています。
今回も約3カ月ぶりの実戦になりますが、中間は推進力のある動きが目立ち、1週前は6ハロンから時計を出して4角では馬場の大外を回りながらも残り1ハロンは12秒5と鋭い伸びを見せていました。
昇級戦の前走は大外枠からの競馬で外を回らされるロスがあり、上位2頭の瞬発力に屈しての3着。
今回はボウマン騎手が騎乗と言う事もあり、仕上げに抜かりはなく自己べストを更新する動きを見せています。
ここは確勝級の1頭と言えます。

土曜日 京都9レース
サンシロウ
2走前は最低人気で粘って3着となり、ポテンシャル面が問われて良さが出ました。
このレースは中京2000m戦でややスローから12.4 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 12.1のポテンシャル勝負で2〜3番手から直線坂の上りで渋太く食らいついて一旦先頭に立ち、ラストは少し甘くなりましたが、追い出しをもう少し遅らせていればもっと際どくなっていた内容でした。
3走前の富里特別は12.8 - 12.3 - 12.3 - 11.6 - 11.1 - 11.7と2F戦で内で置かれて8着。
前走は渋った馬場で11秒台前半の速い脚を問われず、要所の反応が問われない内容で3着に健闘し、今回も速い脚を問われなければ浮上してもいい1頭です。
ただ、今回は時計の出る京都戦となり、要所で11秒台前半が出やすいコースだけに今回は危険な1頭と言えます。
ここはオールドクラシックとハギノアレスをデムーロ騎手が選べる立場にあり、どちらを選択するかに注目した1戦です。


土曜日
京都10レース
サンティール
近5走が(3)(1)(1)(2)(4)着となっていますが、5走前の3着は新潟外回りで他は東京戦となっています。
安定して力を出せているところを見ると、広いコース向きであることは間違いなく、2走前の初音Sハイレベルメンバー相手に休み明けの昇級戦でクビ差の2着。
勝ち馬とは通った馬場の内外の差があったことを踏まえれば、勝ちに等しい内容だったと言えます。前走は東京2000m戦での外枠となり、中団やや後ろからの競馬も仕方ありません。
上がり3Fはメンバー最速でしたが、位置取りの分だけ負けての4着。
今回は京都コース替わりとなりますが、叩き2戦目で上積みが見込める1頭と言えます。

★注目馬 
日曜日京都9
ミキノトランペット(上賀茂S)
前走は休み明けで昇級、それにもうひと追い欲しい調整過程で余裕のある馬体でしたが、ハナを切って2着に粘り込んだ1頭。
「道中で絡まれてしまったからねえ。ペース次第ではもっと際どかったよ」と武豊騎手。
この馬は戦績を見ても(3.2.4.1.3)と2〜3着が多く、この理由は抜け出すとソラを遣ってしまうためです。
前走は休み明けの1戦で2着となり、叩き2走目の今回は更にパフォーマンスが上がってきそうな1頭ですが、この馬は休み明けが(2.1.1.0)で鉄砲巧者と言う事もあり、前走がこの馬の買うタイミングだったと言えます。
今回は頭からは狙い辛く、人気必死の1頭ですが2〜3着固定で妙味を狙いたい1頭となります。

土曜日 京都10レース
カリビアンゴールド
休み明け+転厩初戦の前走は雨上がりの渋った馬場で切れ味を削がれてしまい4着。
半年ぶりとしては悪くない内容で走っており、京都で良馬場なら巻き返しが期待できる1頭です。
2走前の秋華賞では重馬場での大外枠でかなり厳しい条件で18着となりましたが、3走前の紫苑Sでは後の秋華賞馬のディアドラ相手にハナ差の2着。
これまで戦ってきた相手を見ると、今回はかなり軽くなるため、条件好転で勝ち負け濃厚の1頭と言えます。

ファミーユボヌール
デビューしてから3戦目では芝の1400〜1600m戦に使われて3,3,2着とあと一歩の競馬をしていましたが、その後はダートの1200〜1400m戦に使われて3,2,2,7着。
使い詰めで7着に崩れた後はリフレッシュさせて芝の1200mで未勝利を勝ち上がり、2走前の中京1400m戦で5000万下を勝ち上がって昇級戦の前走は阪神1400m戦で4着。
この馬が未勝利戦をクリアしてからの7戦は、7,13,2,10,5,1,4着とムラ駆けの成績ですが、7,13着時はレース前のイレ込みが酷く、13着時は
返し馬ができないほどイレ込んでおり、レースでは落鉄もしていて参考外の1戦です。
10着時はスタートのタイミングが合わずに出負けしてしまい、4角まで後方に位置して4角で外を回すも周りと同じ脚色で見せ場無しの1戦となりました。
5着時はダート戦で道中に右前を落鉄しており参考外の1戦で、前走の4着時は右回りの阪神戦で最後にいつもの伸びが見られませんでした。
この馬は左回りコースで出遅れなければ3,2,2,1着と崩れておらず、今回は左回りの東京戦に照準を定めてきました。
左回りに替わる今回はスムーズにレースが出来れば前走以上は確実に走れる馬で、今回は勝ち負け濃厚の1頭です。

日曜日 新潟10レース
テイケイレーヴ
2年近い休養期間があっただけに復帰後はダートに使われていましたが、ダートで3戦して8,15,16着。
そのご、リフレッシュ放牧に出されてプラス26キロで挑んだ2走前は逃げて6着となり、叩き2戦目の前走は2着となりました。
「リズミカルにダクを踏めるようになっていますし、前回(2着)よりも間違いなくいい状態です。大型馬ですから使っての上積みは大きいですし、トビの大きな馬ですから、福島から新潟へのコース替わりも歓迎でしょう」と西山助手。
今回は叩き3戦目での新潟コース替わりで更にパフォーマンスを高めてきそうな1頭です。

ハクサンペリー(3歳500万)
新馬戦は行き脚がつかずに砂を被って嫌がる面を見せ、道中は他馬を気にして既走馬相手に6着。
前走は6馬身差の圧勝となり、時計も同日の3歳500万より1秒3も速いもので不良馬場で渋った馬場が合っていた可能性もありますが、1戦目と比べて1角までの出脚がまるで別馬のように走れており、2戦目で馬がガラリと変わっていました。
使い出しが太く、前走でもまだ太く映っていたため3走目でもまだ上積み見込める1頭と言え、前走の内容なら良馬場でも昇級即通用の1頭と言えます。

★注目馬
皐月
キタノコマンドー
すみれSでパフォーマンスを上げてきた1頭。
この馬は出し切って良さが出ており、トップスピードの持続力が一番の武器と言えます。
今回のメンバー構成でトップスピード持続を高いレベルで持っている馬はワグネリアンぐらいしか見当たらず、ダノンプレミアムが回避したメンバー構成なら十分食い込める余地はあります。
ただ、中山2000はそこまで速いラップを要求されにくい舞台で、ペース全体が上がりやすい傾向もあり、前半のスピード面が問われる可能性が高いコースとなります。
血統的にみても高速馬場でペースが上がった場合は、追走面で苦労する可能性もあります。

キタノコマンドー
この舞台でのミルコ・デムーロ騎手というだけで不気味な存在ですが、この馬自身素材的に高いレベルにあり、展開の淀みを敏感に察知できる鞍上は強力な味方となります。
馬自体に弱点はありますが、それを補ってくる可能性が高く、展開的にまぎれのない平均ペースなら苦戦必至ですが、ハイペースで流れて道中でのラップの緩急が激しいレースになったときにはうまくデムーロ騎手が前半脚を温存しつつ淀みで押し上げて行く競馬が可能になり、チャンスが広がります。

キタノコマンドー
前走のすみれSでは高いパフォーマンスで2勝目を挙げてきた1頭。
ケイティクレバーを楽に捉えてきた点は評価が必要です。
ペースはかなりのスローで流れて仕掛けが遅く2F戦に近い1戦となり、L2で2馬身半ぐらいはあった差を半馬身差ぐらいに詰めているので10秒台の脚を使ってきた計算となります。
L1で少し落としたのはありますが、それでも3〜4角で動いてのものなのである程度仕方ありません。
この時はかなりの高速状態ではあったのでペースはこれでも遅い方で、このパフォーマンスをどこまで評価していいかがポイントですが、前半はこのレベルまでくるとゲート面での不安は少し出てきました。
皐月賞は後ろからでも展開的に届きやすいレースだけにそこまで気になりませんが、ペースはこれでも遅いのでデニムの弟なら余計に前半のペースが上がった時の不安は大きくなります。

キタノコマンドー
新馬戦は8番枠からまずまずのスタートを切って無理せずゆったり入って好位の外。
道中は緩い流れでも折り合い自体は苦労することなく3〜4角でも好位の外からじわっと2列目に並びかけていく格好。
4角で促しながらだがそこまで反応は良くなく2列目で直線に入ると、直線序盤で渋太く伸びて先頭列。
L1で内のサトノグロワールとの戦いを何とか制しての勝利となりました。
前走のすみれSは7番枠からやや出負けして、そこから控えて無理せず後方で進めていく形。
道中も最後方で進めて仕掛けを待ちながら3〜4角でも外からじわっと押し上げながら勢いをつけていくと、4角でもまだペースが上がってこない中で一気にスピードに乗って2列目で直線。
直線序盤で出し抜くケイティクレバーに対してじりじりと伸びてL1でしっかりと伸びきっての勝利となりました。
この2戦は内にモタれる面を見せており、左回りでパフォーマンスを上げて来そうな印象があります。
ただ、右回りでもすみれSで強敵ケイティクレバーを撃破した点は大きく評価できます。

キタノコマンドー
新馬戦は阪神の2000mでの2F特化戦となり、トップスピードの質と加速していくギアチェンジの性能が問われた一戦となりました。
L1まで11.0で落ちない流れだった事もありますが、少なくとも瞬間的な切れ味という点ではそこまでのインパクトは残せていませんでした。
メンバーを見ても3着のジャックローズが勝ち上がったぐらいで、それも力の要る馬場でのポテンシャル戦と異なる競馬で平凡だっただけに、この段階ではまだ何とも言えません。
前走のすみれSは道中は折り合ってジックリ後方に構え、ラストはひと伸びして粘るケイティクレバーキッチリとらえての勝利。
良い決め手があり、この時期の3歳戦とては時計も優秀なものでした。
ただ、この馬は右回り2戦でどちらも右にモタれていたたえめ、ベストは左回りの舞台と言えます。

キタノコマンドー
新馬戦は首差を制する接戦も、前走のすみれステークスでは強敵ケイティクレバーの逃げ切りを許さずキッチリと外から差し切り2勝目を挙げた同馬。
不気味な存在で、すみれS3着だったビッグスモーキーが次走のスプリングSで10着に敗れていますが、ビッグスモーキーは輸送競馬が合っておらず(地方戦でもテンションが上がり過ぎていました)、初めての中山コースでテンションが上がり過ぎて競馬になっておらず参考外です。
馬場も軽かったのであまりあてにしすぎるのは危険ですが、前走でケイティクレバー(京都2歳Sで中1週つづきのローテで3着)を撃破した点は大きな評価が必要です。

キタノコマンドー
この馬は新馬戦の直線でゴール前に内にササって2〜4着馬に不利を与えて勝利しており、前走のすみれSでも内にモタれて走っていました。
稽古ではモタれる面を見せる馬ですが、実践では物覚めるような末脚を見せており、左回りでは更にパフォーマンスを高めて来そうな1頭です。
デビュー前は体質が弱く、硬くて思うような調教を積めなかった馬ですが、放牧を挟んだ前走は歩様もマシになっていました。今回は右回りの中山コースだけに、モタれす不安はありますが体質面の上積みは大きな1頭と言えます。